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公開番号2025007875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109573
出願日2023-07-03
発明の名称カメラブラケット
出願人株式会社ニフコ
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】 強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケットにおいて、成形時の変形を抑制する。
【解決手段】 強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケット4は、ウインドウパネル1の車内側面に沿って配置される板状のベース部11と、ベース部からウインドウパネルと相反する方向に凹み、ウインドウパネルとの間に視野空間12を形成するレンズフード部13と、ベース部に形成され、視野空間に連通するレンズ孔14とを有する。レンズフード部の視野空間側を向く内面に、複数の第1凸部51が設けられている。レンズフード部の内面と相反する外面に、複数の第2凸部52が設けられている。レンズフード部は、レンズ孔が向く第1方向に向けて、第1方向と直交する第2方向に広がり、複数の第1凸部及び複数の第2凸部は、第2方向に延びてもよい。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケットであって、
ウインドウパネルの車内側面に沿って配置される板状のベース部と、
前記ベース部から前記ウインドウパネルと相反する方向に凹み、前記ウインドウパネルとの間に視野空間を形成するレンズフード部と、
前記ベース部に形成され、前記視野空間に連通するレンズ孔とを有し、
前記レンズフード部の前記視野空間側を向く内面に、複数の第1凸部が設けられ、
前記レンズフード部の前記内面と相反する外面に、複数の第2凸部が設けられているカメラブラケット。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記レンズフード部は、前記レンズ孔が向く第1方向に向けて、前記第1方向と直交する第2方向に広がり、
複数の前記第1凸部及び複数の前記第2凸部は、前記第2方向に延びている請求項1に記載のカメラブラケット。
【請求項3】
前記第2方向から見て、前記第1凸部のそれぞれは、三角形の断面を有し、前記レンズ孔側に設けられた第1傾斜面と、前記レンズ孔と相反する側に設けられた第2傾斜面とを有し、
前記第1方向において、前記第1傾斜面は前記第2傾斜面よりも短い請求項2に記載のカメラブラケット。
【請求項4】
前記第2方向から見て、前記第2凸部のそれぞれは、三角形の断面を有し、前記レンズ孔側に設けられた第3傾斜面と、前記レンズ孔と相反する側に設けられた第4傾斜面とを有し、
前記第1方向において、前記第4傾斜面は前記第3傾斜面よりも短い請求項3に記載のカメラブラケット。
【請求項5】
前記第3傾斜面のそれぞれは、最も近い前記第2傾斜面と平行に形成され、
前記第4傾斜面のそれぞれは、最も近い前記第1傾斜面と平行に形成されている請求項4に記載のカメラブラケット。
【請求項6】
隣り合う2つの前記第1凸部の間のそれぞれに第1凹部がそれぞれ形成され、
隣り合う2つの前記第2凸部の間のそれぞれに第2凹部がそれぞれ形成され、
前記第1凹部のそれぞれの底部を繋ぐ第1仮想線と、前記第2凹部のそれぞれの底部を繋ぐ第2仮想線とは、前記レンズフード部の厚み方向に互いに離れている請求項1に記載のカメラブラケット。
【請求項7】
前記強化繊維は、ガラス繊維である請求項1に記載のカメラブラケット。
【請求項8】
前記ベース部が前記ウインドウパネルに接着される請求項1~7のいずれか1つの項に記載のカメラブラケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載カメラをウインドウパネルに固定するためのカメラブラケットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両のフロントガラスの車内側面に設けられるカメラユニットを開示している。カメラユニットは、カメラ本体と、カメラ本体を支持するカメラブラケット(カメラケース)とを有する。カメラブラケットは、カメラ本体の前方に視野空間を形成するレンズフード部を有する。レンズフード部の内面には、迷光を抑制する反射波低減構造が設けられている。反射波低減構造は、複数の凸部によって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6076460号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
視野空間に対向するフロントガラスの曇りを除去するために、カメラブラケットにヒータを設ける場合がある。このような場合に、樹脂製のブラケットの耐熱性を向上させるために、繊維強化樹脂によってブラケットを形成したいという要望がある。しかし、繊維強化樹脂の射出成形によって凹凸を有するレンズフード部を成形すると、レンズフード部に反りが生じるという問題が発生する。
【0005】
以上の背景に鑑み、本発明は、強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケットにおいて、成形時の変形を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケット(4)であって、ウインドウパネル(1)の車内側面に沿って配置される板状のベース部(11)と、前記ベース部から前記ウインドウパネルと相反する方向に凹み、前記ウインドウパネルとの間に視野空間(12)を形成するレンズフード部(13)と、前記ベース部に形成され、前記視野空間に連通するレンズ孔(14)とを有し、前記レンズフード部の前記視野空間側を向く内面に、複数の第1凸部(51)が設けられ、前記レンズフード部の前記内面と相反する外面に、複数の第2凸部(52)が設けられている。
【0007】
この態様によれば、強化繊維を含む樹脂を材料とするカメラブラケットにおいて、成形時の変形を抑制することができる。強化繊維を含む樹脂によって射出成形を行うとき、成形物の表面に凹凸が存在する場合、凹凸において樹脂が蛇行し強化繊維の向きが不規則になる。一方、成形物の表面が平滑である場合、樹脂が一方向に流れ、強化繊維が一方向に並ぶ。このように成形物の表面及び裏面において構造に差異がある場合、強化繊維の配向に差が生じる。その結果、強化繊維の長手方向に樹脂は収縮し難くなるため、成形物の表面及び裏面において収縮量に差が生じて成形物が変形する。上記の態様では、レンズフード部の内面に複数の第1凸部が形成され、外面に複数の第2凸部が形成されているため、内面及び外面において強化繊維の向きに差が生じ難くなる。これにより、カメラブラケットの成形時の変形が抑制される。
【0008】
上記の態様において、前記レンズフード部は、前記レンズ孔が向く第1方向に向けて、前記第1方向と直交する第2方向に広がり、複数の前記第1凸部及び複数の前記第2凸部は、前記第2方向に延びてもよい。
【0009】
この態様によれば、レンズフードの内面及び外面の形状が似た形状になり、内面及び外面において強化繊維の向きに差が生じ難くなる。これにより、カメラブラケットの成形時の変形が抑制される。
【0010】
上記の態様において、前記第2方向から見て、前記第1凸部のそれぞれは、三角形の断面を有し、前記レンズ孔側に設けられた第1傾斜面(51A)と、前記レンズ孔と相反する側に設けられた第2傾斜面(51B)とを有し、前記第1方向において、前記第1傾斜面は前記第2傾斜面よりも短くてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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