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公開番号2025016861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119619
出願日2023-07-24
発明の名称乗物用テーブル装置
出願人株式会社ニフコ
代理人個人
主分類B60N 3/00 20060101AFI20250129BHJP(車両一般)
要約【課題】テーブル本体部ないしはテーブル本体部及び開閉機構部を着脱容易にして必要に応じ取付相手から離脱することで車室内を広くしたり使い易くし、また、車室外でテーブルとして使用できるようにする。
【解決手段】テーブル本体部1と、車室内の取付相手4に対しテーブル本体部1を略水平となる使用状態と折り畳んだ収納状態とに切り換える開閉機構部2とで構成された乗物用テーブル装置であって、開閉機構部2が、テーブル本体部1又は/及び取付相手4に設けられた被係合部15(又は45)に係合して連結態様となり、係合解除して分離態様となるロック部3(又は53,54)を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
テーブル本体部と、車室内の取付相手に対しテーブル本体部を使用状態と折り畳んだ収納状態とに切り換える開閉機構部とで構成される乗物用テーブル装置であって、
前記開閉機構部が、前記テーブル本体部又は/及び前記取付相手に設けられた被係合部に係合して連結態様となり、係合解除して分離態様となるロック部を有していることを特徴とする乗物用テーブル。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記開閉機構部は、前記取付相手に固定されるブラケットを有し、前記テーブル本体部を載置可能な支持板を前記ブラケットに回動可能に取り付けていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項3】
前記ロック部が、前記支持板に摺動可能に組み付けられた係合板であり、前記被係合部と係合する突出状態からレバーの付勢力に抗した操作により係合解除する没方向へ切り換えられることを特徴とする請求項2に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項4】
前記開閉機構部は、前記取付相手に微動可能に配置されるブラケットを有し、前記テーブル本体部を載置可能な支持板を前記ブラケットに回動可能に取り付けていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項5】
前記ロック部が、前記ブラケットに設けられた係合孔であり、前記係合孔に前記取付相手に突設された前記被係合部を挿入した状態で前記ブラケットを動かすことにより前記被係合部と係脱されることを特徴とする請求項4に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項6】
前記開閉機構部は、カム部及び前記カム部に回動可能に支持されたシャフトを有し、前記テーブル本体部が前記支持板に設けられたガイド溝に沿って摺動する前記シャフトを介して収納状態と使用状態に切り換えられることを特徴とする請求項2又は4に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項7】
前記テーブル本体部は、裏面側に倒れた転倒状態及び裏面側に突出される起立状態に切換可能な脚部材と、前記脚部材を転倒状態に保持したり転倒状態の保持を付勢力に抗して解除して起立状態に切り換え可能にする操作ノブとを有していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項8】
前記脚部材は、外周に沿って配される短縮態様と突出寸法を延長する延長態様とに切換可能であると共に、短縮態様で前記転倒状態にしたときに前記テーブル本体部と脚部材との間に少なくとも一部が挟まれる補助脚を有していることを特徴とする請求項7に記載の乗物用テーブル装置。
【請求項9】
前記取付相手は座席であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用テーブル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等に装備されるテーブル装置に関し、特にテーブル本体部を取付相手ないしは開閉機構部から簡単な操作で外して車室外でもテーブルとして利用できるようにした乗物用テーブル装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
乗物用テーブル装置は、座席のシートバック背面(特開2001-246976号公報)、シートクッション側面(特開2020-66343号公報)、コンソールボックス側面(特開2000-185584号公報)などの取付相手に設置されている。一般的な構造は、テーブル本体部と、取付相手に対しテーブル本体部を使用状態と折り畳んだ収納状態とに切り換える開閉機構部とで構成されて、テーブル本体が開閉機構部や取付相手から分離不能となっている。従って、テーブル装置は、乗員の利便性向上に寄与する反面、車室空間を狭めたり邪魔になることもある。
【0003】
以上のような対策例として、図14は特許文献1に開示のテーブル装置を示している。このテーブル装置は、L字形ハンガー2,3を取り付けた取付基台4と引き止め用具であるファスナー8と、背もたれ下部の締め付け金具であるU字形金具6と、テーブル13を載置している棚受11と、テーブル13を使用状態と収納状態に切り換える蝶番7、取付基台4と棚受11の間に設けられた自在ステー10とを有している。そして、以上の取付基台4は、U字形金具6が背もたれ下部を包み込むようにして引き上げられ、ファスナー8のフック9をU字形金具6の穴に連結し、ファスナーを締めるとシートバック背面に装着される。取付基台4の左右には、棚受11及びテーブル13が蝶番7と自在ステー10により支えられ、また、テーブル13の取付角度が自在ステー10を介して変えることができる。例えば、テーブル13は、自在ステー10を最短にすると、(b)の仮想線で示すごとくシートバック背面に沿った収納状態となり、マグネット14が取付基台4に吸着してその状態を保つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3053928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の構造では、長期不使用の時はヘッドレストのシャフトを引き抜くことで簡単に撤去でき、車に何等の損傷も与えないと記載されている。しかしながら、このテーブル装置では、座席に対しワンタッチ操作により着脱できず、加えて、取付基台と棚受及びテーブル以外にも取付基台に取り付けられるL字形のハンガーやフック付きのファスナー、更にU字形金具も必須としているため、座席から離脱したとしても車外で使用することまでは想定されていない。換言すると、従来の乗物用テーブル装置は、車室内で専ら使用し車外に運んで使用する設計となっていない。ところが、SUV(Sport Utility Vehicle)やキャンピングカーなどでは、テーブル本体部が樹脂製の大型成型品として作成されているが、車室内でしか使用されておらず汎用性が低かった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、以上のような背景から、テーブル本体部ないしはテーブル本体部及び開閉機構部を着脱容易にして必要に応じ取付相手から離脱することで車室内を広くしたり使い易くし、また、車室外でテーブルとして使用できるようにすることにある。他の目的は以下の内容説明の中で明らかにする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明は、図1~図10に例示される如く、テーブル本体部と、車室内の取付相手に対しテーブル本体部を略水平となる使用状態と折り畳んだ収納状態とに切り換える開閉機構部とで構成された乗物用テーブル装置であって、前記開閉機構部が、前記テーブル本体部又は/及び前記取付相手に設けられた被係合部に係合して連結態様となり、係合解除して分離態様となるロック部を有していることを特徴としているものである。
【0008】
以上の本発明と後述する各形態の関係は以下の通りである。第1に、ロック部(3)が開閉機構部(2)に設けられ、被係合部(15)がテーブル本体部(1)に設けられた構成は図1~図8の第1形態に基づいた特定である。第2に、ロック部(53)が開閉機構部(2)に設けられ、被係合部(45)が取付相手(4A)に設けられた構成は図11~図13の第2形態に基づいた特定である。第3に、被係合部(15と45)がテーブル本体部(1)及び取付相手(4A)に設けられ、ロック部(3と53)がそれぞれ開閉機構部(2)に設けられる構成は、例えば第2形態が第1形態のテーブル本体部の被係合部と開閉機構部のロック部を有している構成での特定である。
【0009】
以上の本発明は次のように具体化されることがより好ましい。
(ア)、前記開閉機構部は、前記取付相手に固定されるブラケットを有し、前記テーブル本体部を載置可能な支持板を前記ブラケットに回動可能に取り付けている構成である(第1形態に基づく請求項2)。
(イ)、前記ロック部が、前記支持板に摺動可能に組み付けられた係合板であり、前記被係合部と係合する突出状態からレバーの付勢力に抗した操作により係合解除する没方向へ切り換えられる構成である(請求項3)。
【0010】
(ウ)、前記開閉機構部は、前記取付相手に微動可能に配置されるブラケットを有し、前記テーブル本体部を載置可能な支持板を前記ブラケットに回動可能に取り付けている構成である(第2形態に基づく請求項4)。
(エ)、前記ロック部が、前記ブラケットに設けられた係合孔であり、前記係合孔に前記取付相手に突設された前記被係合部を挿入した状態で前記ブラケットを動かすことにより前記被係合部と係脱される構成である(請求項5)。
(【0011】以降は省略されています)

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