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公開番号
2025017239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120251
出願日
2023-07-24
発明の名称
圧力開放弁
出願人
株式会社ニフコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16K
17/04 20060101AFI20250129BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】筐体の内部の温度が上昇したときでも、弁部材が破損しない圧力開放弁を提供する。
【解決手段】圧力開放弁10は、筐体に取り付けられた本体20と、開口部213を閉鎖する閉位置から開口部を開放する開位置へ本体に対して相対的に移動可能な弁部材30と、弁部材を閉位置に向けて付勢する弾性部材40と、を備える。弁部材は、閉位置において開口部を直接的又は間接的に覆うカバー部31を含む。カバー部は、筐体に向いた内面311と、内面の反対側に位置する外面312と、を含む。カバー部は、内面の少なくとも一部に位置する第1部材321と、第1部材よりも外面の側に位置し、樹脂からなる第2部材322と、を含む。第1部材の融点は、第2部材の融点よりも高い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体の内部の流体の内圧が上昇したときに筐体の開口部から流体を逃がす圧力開放弁であって、
前記筐体に取り付けられた本体と、
前記開口部を閉鎖する閉位置から前記開口部を開放する開位置へ前記本体に対して相対的に移動可能な弁部材と、
前記弁部材を前記閉位置に向けて付勢する弾性部材と、を備え、
前記弁部材は、前記閉位置において前記開口部を直接的又は間接的に覆うカバー部を含み、
前記カバー部は、前記筐体に向いた内面と、前記内面の反対側に位置する外面と、を含み、
前記カバー部は、前記内面の少なくとも一部に位置する第1部材と、前記第1部材よりも前記外面の側に位置し、樹脂からなる第2部材と、を含み、
前記第1部材の融点は、前記第2部材の融点よりも高い、圧力開放弁。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記カバー部は、平面視において、前記開口部を直接的又は間接的に覆う中央部分と、前記中央部分の周囲に位置する周囲部分と、に区画され、
前記中央部分の前記内面は、少なくとも部分的に前記第1部材によって構成され、
前記周囲部分の前記内面は、少なくとも部分的に前記第2部材によって構成される、請求項1に記載の圧力開放弁。
【請求項3】
前記第1部材の融点は、400℃以上である、請求項1又は2に記載の圧力開放弁。
【請求項4】
前記第1部材は、金属からなる、請求項3に記載の圧力開放弁。
【請求項5】
前記第1部材は、平面視において、前記筐体の前記開口部の外縁に重なるよう広がっている、又は、
前記第1部材は、平面視において、前記筐体の前記開口部に連通する前記本体の開口部の外縁に重なるよう広がっている、請求項1又は2に記載の圧力開放弁。
【請求項6】
前記第2部材は、前記外面に位置する複数のリブを含む、請求項1又は2に記載の圧力開放弁。
【請求項7】
前記第2部材は、前記内面から前記筐体に向かって突出する突出部を含み、
前記第1部材は、前記突出部に係合する先端を含む、請求項1又は2に記載の圧力開放弁。
【請求項8】
前記弁部材は、前記カバー部の前記内面から前記筐体に向かって延びるシャフトを含み、
前記弾性部材は、前記シャフトの周囲に位置する、請求項1又は2に記載の圧力開放弁。
【請求項9】
前記シャフトは、金属を含む、請求項8に記載の圧力開放弁。
【請求項10】
前記本体は、前記筐体の前記開口部又は前記筐体の前記開口部に連通する前記本体の開口部を横切るように延びる梁部を含み、
前記梁部は、前記シャフトが挿入される貫通孔を含み、
前記梁部は、金属を含む、請求項8に記載の圧力開放弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体の内部の圧力を調整する圧力開放弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
圧力開放弁は、筐体の内部の圧力を調整するための装置である。筐体は、例えば、自動車に搭載されるバッテリーパックである。バッテリーパックの内部には、バッテリーセルなどのデバイスが収容され、密閉されている。圧力開放弁は、バッテリーパックなどの筐体に取り付けられている。例えば、圧力開放弁は、筐体に形成されている開口部を覆うように配置されている。圧力開放弁は、筐体の内部の圧力が閾値を超えると、筐体の内部の流体を外部に放出するよう動作する。圧力開放弁は、圧力の上昇に起因して筐体の内部のデバイスが損傷することを抑制できる。これにより、バッテリーパックの安全性が高められる。
【0003】
特許文献1は、筐体の開口部に取り付けられたベース部材と、開口部を覆う弁部材と、を備える圧力開放弁を開示している。弁部材にはベース部材に向かう付勢力が加えられている。内圧が閾値を超えると、ベース部材から離れる方向へ弁部材が移動する。筐体の内部の流体は、ベース部材と弁部材との間の隙間を介して外部へ放出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開第2023-18341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
弁部材が樹脂によって構成されている場合、筐体の内部の温度が上昇したときに弁部材が破損するおそれがある。例えば、弁部材が溶融するおそれがある。弁部材が破損すると、筐体の開口部が想定よりも過剰に開放される。
【0006】
本発明は、このような課題を解決できる圧力開放弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の[1]~[10]に関する。
[1] 筐体の内部の流体の内圧が上昇したときに筐体の開口部から流体を逃がす圧力開放弁であって、
前記筐体に取り付けられた本体と、
前記開口部を閉鎖する閉位置から前記開口部を開放する開位置へ前記本体に対して相対的に移動可能な弁部材と、
前記弁部材を前記閉位置に向けて付勢する弾性部材と、を備え、
前記弁部材は、前記閉位置において前記開口部を直接的又は間接的に覆うカバー部を含み、
前記カバー部は、前記筐体に向いた内面と、前記内面の反対側に位置する外面と、を含み、
前記カバー部は、前記内面の少なくとも一部に位置する第1部材と、前記第1部材よりも前記外面の側に位置し、樹脂からなる第2部材と、を含み、
前記第1部材の融点は、前記第2部材の融点よりも高い、圧力開放弁。
【0008】
[2] [1]に記載の圧力開放弁において、前記カバー部は、前記開口部を直接的又は間接的に覆う中央部分と、前記中央部分の周囲に位置する周囲部分と、に区画されてもよい。前記中央部分の前記内面は、少なくとも部分的に前記第1部材によって構成されてもよい。前記周囲部分の前記内面は、少なくとも部分的に前記第2部材によって構成されてもよい。
【0009】
[3] [1]又は[2]に記載の圧力開放弁において、前記第1部材の融点は、400℃以上であってもよい。
【0010】
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載の圧力開放弁において、前記第1部材は、金属からなっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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