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公開番号
2024076173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-05
出願番号
2022187603
出願日
2022-11-24
発明の名称
配管構造
出願人
丸一株式会社
代理人
主分類
F16L
19/025 20060101AFI20240529BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】
フィルター部材や自閉式弁部材等、可撓性を有する周縁を備えた配管部材を配管内に取り付ける配管構造において、接続に螺合など回転を利用した接続方法を利用する場合に、周縁に捩れが生じないよう作業者は注意する必要があり容易な接続を行うことが困難であった。
【解決手段】
配管構造を、略筒状の第一部材と、前記第一部材の端面に近接するものであって、開口を有する第二部材と、前記第一部材と前記第二部材の間に配置され両者と水密的に当接する環状の止水部材と、前記第一部材の端面又は前記第二部材の端面又は前記止水部材の端面の少なくともいずれか一つに備えられる窪み部と、可撓性を有する周縁が前記窪み部に収納されると共に、少なくとも前記窪み部に収納された前記周縁が前記止水部材と水密的に当接する配管部材と、回転により前記第一部材と前記第二部材とを接続する接続構造と、を備えて構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
略筒状の第一部材と、
前記第一部材の端面に近接するものであって、開口を有する第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材の間に配置され両者と水密的に当接する環状の止水部材と、
前記第一部材の端面又は前記第二部材の端面又は前記止水部材の端面の少なくともいずれか一つに備えられる窪み部と、
可撓性を有する周縁が前記窪み部に収納されると共に、少なくとも前記窪み部に収納された前記周縁が前記止水部材と水密的に当接する配管部材と、
回転により前記第一部材と前記第二部材とを接続する接続構造と、
を備えてなることを特徴とする配管構造。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
略筒状の第一部材と、
前記第一部材の端面に近接するものであって、開口を有する第二部材と、
前記第一部材の端面又は前記第二部材の端面の少なくともいずれか一つに備えられる窪み部と、
可撓性を有する周縁が前記窪み部に収納されると共に、少なくとも前記窪み部に収納された前記周縁が前記第一部材及び前記第二部材に挟持される配管部材と、
前記第一部材と前記第二部材とを前記第一部材及び前記第二部材の側面位置で水密的に当接させる止水部材と、
回転により前記第一部材と前記第二部材とを接続する接続構造と、
を備えてなることを特徴とする配管構造。
【請求項3】
前記周縁の軸方向の長さは、前記窪み部の軸方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
【請求項4】
前記配管部材が、前記配管構造の流路上の不要物の通過を防止するフィルター部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
【請求項5】
前記配管部材が、弾性を備えた自閉式弁部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
【請求項6】
前記第二部材が、前記第一部材の端面に近接するものであって、端面を備えた略筒状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
【請求項7】
前記第二部材が、前記第一部材の端面を覆うと共に、前記第二部材の開口が前記第一部材の内部に連通する状態で接続される端部用カバーであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
【請求項8】
前記配管部材の前記周縁が、前記窪み部に貼着されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管の構造に関するものであって、更に詳しくは配管内の流体の通過を管理する弁部材やフィルター部材の取り付けを好適に行える配管構造に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
気体や液体など、流体を通過させる配管には、配管内に備えられる配管部材として、流体の逆流を防止するための弁部材や、流体中の塵芥等を取り除くためのフィルター部材が配置される場合がある。
特許文献1の第四実施例に記載の配管構造では、配管部材として流体の逆流を防止するための弁部材を配管内に配置するための配管構造が記載されている。
特許文献1の第四実施例に記載の配管構造は、以下に記載する、弁部材(逆流防止弁本体)、第一部材(上流側筒部材)、第二部材(下流側筒部材)から構成される。
弁部材は所謂メンブレン弁と呼ばれる、ゴムなどの弾性素材からなる弁部材であって、弾性を備えた筒体の一方の端部の内面同士が当接して通常時は閉口し流体の通過時のみ開口する開閉部を備えて構成され、筒体の他方の端部は側面方向に周縁となる部分(鍔部)を設けてなる。
第一部材、第二部材はそれぞれ筒状体であって、第一部材は雄ネジ部を、第二部材は雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を、それぞれ備えてなる。
【0003】
上記従来の配管構造は以下のようにして接続される。
弁部材を第二部材の内部に配置し、第一部材の端面と第二部材の端面の間に弁部材の周縁を挟持した状態で、第一部材の雄ネジ部に第二部材の雌ネジ部を螺合させる。螺合が進むと第一部材と第二部材の間に弁部材の周縁が挟持されて、従来の配管構造の接続が完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-180656号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した配管構造の接続の際に、螺合のため第一部材を回転させると、弁部材の周縁の内、第二部材に当接している弁部材の周縁の下面は静止状態であるが、第一部材に接している弁部材の周縁の上面は第一部材に当接して摩擦により第一部材と共に回転し、周縁に捩れや捩れによる皺が生じる恐れがあるため、作業者は接続時に捩れが生じないように注意をする必要があり、接続作業の効率が悪いという問題があった。
【0006】
第二部材自体から雌ネジ部を無くし、代わりに雌ネジ部を備えた袋ナットを第二部材に回動可能に係止させることで、雌ネジ部を第二部材とは別部材とし、接続の際に第一部材及び第二部材が静止状態となるようにする方法も考えられるが、実際には螺合の最終段階で、袋ナットを係止している第二部材が袋ナットと供回りを起こし回転を生じるため、やはり作業者は接続時に捩れが生じないように注意をする必要があり、上記問題の解決には至らなかった。
【0007】
上記特許文献1に記載の発明では配管部材として弁部材が採用されているが、上記問題点は、例えばフィルター部材等、周縁の部分が可撓性を有する配管部材全般において生じる問題である。
本発明は上記事情に鑑み発明されたものであって、可撓性を有する周縁を備えた配管部材を配管内に取り付ける配管構造において、螺合など回転を利用した接続方法を利用した場合でも、配管部材の周縁に捩れや皺の生じない接続を容易に行うことのできる配管構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の発明は、略筒状の第一部材と、
前記第一部材の端面に近接するものであって、開口を有する第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材の間に配置され両者と水密的に当接する環状の止水部材と、
前記第一部材の端面又は前記第二部材の端面又は前記止水部材の端面の少なくともいずれか一つに備えられる窪み部と、
可撓性を有する周縁が前記窪み部に収納されると共に、少なくとも前記窪み部に収納された前記周縁が前記止水部材と水密的に当接する配管部材と、
回転により前記第一部材と前記第二部材とを接続する接続構造と、
を備えてなることを特徴とする配管構造を特徴とする。
【0009】
第二の発明は、略筒状の第一部材と、
前記第一部材の端面に近接するものであって、開口を有する第二部材と、
前記第一部材の端面又は前記第二部材の端面の少なくともいずれか一つに備えられる窪み部と、
可撓性を有する周縁が前記窪み部に収納されると共に、少なくとも前記窪み部に収納された前記周縁が前記第一部材及び前記第二部材に挟持される配管部材と、
前記第一部材と前記第二部材とを前記第一部材及び前記第二部材の側面位置で水密的に当接させる止水部材と、
回転により前記第一部材と前記第二部材とを接続する接続構造と、
を備えてなることを特徴とする配管構造を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、可撓性を有する周縁を備えた配管部材を配管内に取り付ける配管構造において、止水部材を用いて第一部材と第二部材とを水密に接続させると共に、窪み部に配管部材の周縁を配置し、配管部材と止水部材の当接を行うことで、螺合など回転を利用した接続方法を利用する場合でも、止水部材と配管部材の周縁との当接の強さを調整し、容易に配管部材の周縁に捩れや皺の生じない接続を行うことができる。
また、本発明によれば、可撓性を有する周縁を備えた配管部材を配管内に取り付ける配管構造において、第一部材と第二部材の側面位置に止水部材を用いて水密に当接させると共に、窪み部に配管部材の周縁を配置し、第一部材と第二部材とで配管部材の周縁を挟持することで、螺合など回転を利用した接続方法を利用する場合でも、第一部材及び第二部材と配管部材の周縁との当接の強さを調整し、容易に配管部材の周縁に捩れや皺の生じない挟持を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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