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公開番号
2024176957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095864
出願日
2023-06-09
発明の名称
ハブユニット軸受
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人貴和特許事務所
主分類
F16C
33/78 20060101AFI20241212BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】外径側筒部とシールリップとの間のシール内部空間に侵入した水分の排出性を確保できるとともに、シール内部空間に水分が侵入することを抑制できる、ハブユニット軸受を提供する。
【解決手段】シールリング21とともにシール装置5を構成するスリンガ20を、嵌合筒部30と円輪板部31と外径側筒部32とを有するスリンガ本体28を備えるものとし、外径側筒部32には、軸方向に関してシールリング21に近づくほど外径が大きくなるテーパ部33を設ける。また、スリンガ20には、外周面のうちで、シールリング21と軸方向に対向した外径側筒部32の軸方向端面よりも軸方向に関してシールリング21から遠い部分に、稜部34a、34bを設ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に複列の内輪軌道を有するハブと、
前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体と、
スリンガ及びシールリングを有し、前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する転動体設置空間の軸方向開口部を塞ぐ、シール装置と、を備え、
前記スリンガは、前記ハブに外嵌される嵌合筒部と、前記嵌合筒部の軸方向端部から径方向外側に向けて伸長した円輪板部と、前記嵌合筒部と径方向に重畳するように前記嵌合筒部の径方向外側に配置されており、軸方向に関して前記シールリングに近づくほど外径が大きくなるテーパ部を含む外径側筒部とを有する、金属材料製のスリンガ本体を備え、かつ、外周面のうちで、前記シールリングと軸方向に対向した前記外径側筒部の軸方向端面よりも軸方向に関して前記シールリングから遠い部分に、稜部を有しており、
前記シールリングは、前記外輪の軸方向端部に固定されており、前記スリンガの表面にその先端部を摺接させた少なくとも1本のシールリップを有する、
ハブユニット軸受。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記稜部は、前記外径側筒部の外周面に備えられている、請求項1に記載したハブユニット軸受。
【請求項3】
前記スリンガは、前記スリンガ本体に支持された弾性材製のスリンガシール材を有し、
前記稜部は、前記スリンガシール材の外周面に備えられている、
請求項1に記載したハブユニット軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハブユニット軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の車輪は、ハブユニット軸受により、懸架装置に対して回転自在に支持される。ハブユニット軸受は、内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、外周面に複列の内輪軌道を有するハブと、複列の外輪軌道と複列の内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備える。
【0003】
なお、ハブユニット軸受に関して、軸方向外側とは、ハブユニット軸受を車両に組み付けた状態での車両の幅方向外側をいい、軸方向内側とは、ハブユニット軸受を車両に組み付けた状態での車両の幅方向中央側をいう。
【0004】
ハブユニット軸受は、外部からの泥水などの侵入を防止するため、外輪の内周面とハブの外周面との間に存在する転動体設置空間の軸方向開口部を塞ぐシール装置をさらに備える。
【0005】
転動体設置空間の軸方向開口部を塞ぐシール装置として、ハブに外嵌固定されるスリンガと、それぞれの先端部をスリンガの表面に摺接させた複数本のシールリップを有するシールリングとを備えた、シール装置を使用することが知られている。
【0006】
特開2021-191669号公報(特許文献1)には、転動体設置空間の軸方向外側の開口部を、スリンガとシールリングとを備えたシール装置により塞ぐ構造が開示されている。一方、特開2023-29119号公報(特許文献2)には、転動体設置空間の軸方向内側の開口部を、スリンガとシールリングとを備えたシール装置により塞ぐ構造が開示されている。
【0007】
特開2021-191669号公報及び特開2023-29119号公報に記載されたいずれのシール装置も、スリンガは、略コ字形(横U字形)の断面形状を有しており、ハブに外嵌固定された嵌合筒部と、嵌合筒部の軸方向端部から径方向外側に向けて伸長した円輪板部と、円輪板部の径方向外側の端部から軸方向に伸長し、嵌合筒部と径方向に重畳して配置された円筒形状の外径側筒部とを有している。また、シールリングに備えられた複数本のシールリップは、それぞれの先端部を円輪板部の軸方向側面及び嵌合筒部の外周面に摺接させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-191669号公報
特開2023-29119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
略コ字形の断面形状を有するスリンガは、一般的に、防錆性能を有する鋼帯に打ち抜き加工を施して円輪板状のブランクを成形した後、該ブランクにバーリング加工を施し、該ブランクの径方向外側部分及び径方向内側部分からそれぞれが円筒形状の外径側筒部及び嵌合筒部を成形する、といった製造方法により製造されている。
【0010】
上述のような製造方法により製造されたスリンガは、図9に示すように、外径側筒部100の軸方向端面(先端面)に、径方向内側から順に、ダレ面101、剪断面102、破断面103、及び、バリ104を備える。このため、ダレ面101を利用して、シール装置のうちで、外径側筒部100とシールリップとの間に存在するシール内部空間(リップ手前側空間)に侵入した水分の排出を促すことができる。また、バリ104を利用して、外径側筒部100の外周面に付着した水分を効率良く飛散させる(振り切る)ことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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