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公開番号2024172609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090442
出願日2023-05-31
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類F16H 57/04 20100101AFI20241205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】作業車両の前輪のメンテナンス時期を管理可能にすること。
【解決手段】走行車体(1a)の前輪(2,2)が回転している状態であると判定する判定手段(205)と、前輪(2,2)の回転に基づく稼働時間を積算する積算手段(206)と、稼働時間が予め定められた値に達した場合に管理者に報知する報知手段(207)と、を有する制御部(200)と、を備えることで、前輪(2,2)の回転に基づく稼働時間を積算して、稼働時間が予め定められた値に達した場合に管理者に報知でき、作業車両の前輪のメンテナンス時期を管理できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行車体(1a)と、
前記走行車体(1a)の前輪(2,2)が回転している状態であると判定する判定手段(205)と、前記前輪(2,2)の回転に基づく稼働時間を積算する積算手段(206)と、前記稼働時間が予め定められた値に達した場合に管理者に報知する報知手段(207)と、を有する制御部(200)と、
を備えたことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記走行車体(1a)のエンジン(E)が駆動中で、且つ、前記走行車体(1a)の前進と後進と中立とを切り替える前後進レバー(L1)が中立以外に操作されている場合に、前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記走行車体(1a)の後輪(3,3)の回転に基づいて車速を算出する車速算出手段(202)と、
前記車速算出手段(202)が車速を算出している場合に前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記走行車体(1a)の位置を計測する測位手段(203)と、
前記後輪(3,3)のみを駆動する二輪駆動と、前記前輪(2,2)と前記後輪(3,3)とを駆動する四輪駆動とを切り替える駆動切替手段(SW1)と、
前記車速算出手段(202)が前記後輪(3,3)の回転を検知し且つ前記測位手段(203)が前記走行車体(1a)の移動を検知しない場合において、前記駆動切替手段(SW1)が二輪駆動に設定されている場合には前記稼働時間の積算を行わず、前記駆動切替手段(SW1)が四輪駆動に設定されている場合には前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)と、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、トラクタや苗移植機、芝刈り機等の作業車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
トラクタや苗移植機等の作業車両において、作業車両のメンテナンスの時期を判別する技術として、作業機の作動油の油温を検出して、油温の単位時間当たりの上昇量が所定値以上であり、且つ、PTOスイッチが入状態である時間を積算し、積算時間が所定時間に達すると、作業機のメンテナンスを促す技術が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-83422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の従来の技術では、作動油の経時的な劣化度合いに応じてメンテナンス時期(交換)を判断していた。作業車両には、作動油ではなく、潤滑油が使用されている部分がある。例えば、前輪の軸のギアの部分には潤滑油が使用されており、経時的に潤滑油が劣化するが、前輪の軸の潤滑油のオイルの交換時期については、従来検出されておらず、おおざっぱに作業車両の総稼働時間等からオイル交換が行われていた。したがって、オイルの交換時期が早すぎて無駄なオイル交換が発生したり、交換時期が遅すぎてギアの効率が低下した状態で作業が行われたりする問題があった。
なお、トラクタ等の作業車両において、後輪は、トランスミッションケースと一体で作動油が使用されることが一般的であり、エンジンの作動中は常に作動油が循環している構成が多い。したがって、作動油の注油は行われるが、後輪軸の部分についてオイルの劣化によるメンテナンスが行われることはほとんどない。
【0005】
本発明は、作業車両の前輪のメンテナンス時期を管理可能にすることを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、走行車体(1a)と、前記走行車体(1a)の前輪(2,2)が回転している状態であると判定する判定手段(205)と、前記前輪(2,2)の回転に基づく稼働時間を積算する積算手段(206)と、前記稼働時間が予め定められた値に達した場合に管理者に報知する報知手段(207)と、を有する制御部(200)と、を備えたことを特徴とする作業車両である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記走行車体(1a)のエンジン(E)が駆動中で、且つ、前記走行車体(1a)の前進と後進と中立とを切り替える前後進レバー(L1)が中立以外に操作されている場合に、前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記走行車体(1a)の後輪(3,3)の回転に基づいて車速を算出する車速算出手段(202)と、前記車速算出手段(202)が車速を算出している場合に前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記走行車体(1a)の位置を計測する測位手段(203)と、前記後輪(3,3)のみを駆動する二輪駆動と、前記前輪(2,2)と前記後輪(3,3)とを駆動する四輪駆動とを切り替える駆動切替手段(SW1)と、前記車速算出手段(202)が前記後輪(3,3)の回転を検知し且つ前記測位手段(203)が前記走行車体(1a)の移動を検知しない場合において、前記駆動切替手段(SW1)が二輪駆動に設定されている場合には前記稼働時間の積算を行わず、前記駆動切替手段(SW1)が四輪駆動に設定されている場合には前記稼働時間の積算を行う前記積算手段(206)と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の作業車両である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、前輪(2,2)の回転に基づく稼働時間を積算して、稼働時間が予め定められた値に達した場合に管理者に報知されることで、作業車両の前輪のメンテナンス時期を管理できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、エンジン(E)が駆動中で且つ前後進レバー(L1)が中立以外に操作されている場合に、稼働時間を積算することで、前輪(2,2)の稼働状況を精度よく積算でき、メンテナンス時期を適切に管理できる。
(【0011】以降は省略されています)

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