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公開番号2024172129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089658
出願日2023-05-31
発明の名称歯車伝達機構および直動アクチュエータ
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人
主分類F16H 25/24 20060101AFI20241205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】歯車伝達機構の使用者の意図に関わらず、自動的に歯車伝達機構にグリースを供給する技術を提供する。
【解決手段】歯車伝達機構は、それぞれシャフトに支持されて限定された角度範囲内を回転する複数の歯車と、歯車の1つである対象歯車が固定されたシャフトに形成された第1の送りねじと、第1の送りねじに取り付けられ、第1の送りねじの回転に伴って、第1の送りねじの軸線方向に沿って直線上を往復運動させられ、対象歯車に接近した時、対象歯車の歯面にグリースを塗布するグリース塗布部材とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれシャフトに支持されて限定された角度範囲内を回転する複数の歯車と、
前記歯車の1つである対象歯車が固定されたシャフトに形成された第1の送りねじと、
前記第1の送りねじに取り付けられ、前記第1の送りねじの回転に伴って、前記第1の送りねじの軸線方向に沿って直線上を往復運動させられ、前記対象歯車に接近した時、前記対象歯車の歯面にグリースを塗布するグリース塗布部材とを備える
ことを特徴とする歯車伝達機構。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第1の送りねじの前記軸線方向は、前記対象歯車の端面に対して垂直であり、前記グリース塗布部材は、前記対象歯車の前記端面側から前記対象歯車の歯面にグリースを塗布する
ことを特徴とする請求項1に記載の歯車伝達機構。
【請求項3】
前記グリース塗布部材は、
前記第1の送りねじに移動可能に取り付けられる取付部と、
前記取付部の径方向外側に配置されて前記グリースを貯留し、前記グリース塗布部材が前記対象歯車に接近した時、前記対象歯車を少なくとも部分的に囲んで前記グリースを前記対象歯車の歯面に塗布する塗布壁とを有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の歯車伝達機構。
【請求項4】
請求項1または2に記載の歯車伝達機構と、
前記歯車伝達機構で回転させられる第2の送りねじと、
前記第2の送りねじの回転に伴って直進させられる直進部とを備える
ことを特徴とする直動アクチュエータ。
【請求項5】
請求項3に記載の歯車伝達機構と、
前記歯車伝達機構で回転させられる第2の送りねじと、
前記第2の送りねじの回転に伴って直進させられる直進部とを備える
ことを特徴とする直動アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車伝達機構および直動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、歯車伝達機構には潤滑のためにグリースが使用されている。グリースは流動性を有するので、歯車と歯車の間から逃げ出す。そのため多量のグリースを歯車伝達機構に供給しても、歯車の潤滑に役立つグリースの量はその一部に過ぎない。
【0003】
特許文献1は、歯車の回転時にその歯車の歯にグリースを塗布する塗布具を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭53-82201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された塗布具は、人為的にグリースを供給する時に、歯車の歯にグリースを塗布する。したがって、使用者がグリースを供給しようとしない場合には、この塗布具は使用されない。
【0006】
そこで、本発明は、歯車伝達機構の使用者の意図に関わらず、自動的に歯車伝達機構にグリースを供給する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様は歯車伝達機構を提供する。この歯車伝達機構は、それぞれシャフトに支持されて限定された角度範囲内を回転する複数の歯車と、前記歯車の1つである対象歯車が固定されたシャフトに形成された第1の送りねじと、前記第1の送りねじに取り付けられ、前記第1の送りねじの回転に伴って、前記第1の送りねじの軸線方向に沿って直線上を往復運動させられ、前記対象歯車に接近した時、前記対象歯車の歯面にグリースを塗布するグリース塗布部材とを備える。
【0008】
本発明の他の態様は直動アクチュエータを提供する。この直動アクチュエータは、前記歯車伝達機構と、前記歯車伝達機構で回転させられる第2の送りねじと、前記第2の送りねじの回転に伴って直進させられる直進部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の態様においては、グリース塗布部材は、限定された角度範囲内を回転する対象歯車とともに回転する第1の送りねじの回転に伴って、第1の送りねじの軸線方向に沿って直線上を往復運動させられる。すなわち、グリース塗布部材は、自動的に対象歯車に接近したり、離れたりする。グリース塗布部材は、対象歯車に接近した時、対象歯車の歯面にグリースを塗布する。したがって、グリース塗布部材は、歯車伝達機構の使用者の意図に関わらず、自動的に歯車伝達機構にグリースを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る歯車伝達機構を有する直動アクチュエータを示す断面図である。
図2は、退縮状態にある図1の直動アクチュエータを示す断面図である。
図3は、伸長状態にある図1の直動アクチュエータを示す断面図である。
図4は、歯車伝達機構のグリース塗布部材の正面図である。
図5は、本発明の実施形態の変形例に係るグリース塗布部材の正面図である。
図6は、本発明の実施形態の変形例に係るグリース塗布部材の正面図である。
図7は、本発明の実施形態の変形例に係るグリース塗布部材の正面図である。
図8は、本発明の実施形態の変形例に係る歯車伝達機構を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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