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公開番号
2024174450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092276
出願日
2023-06-05
発明の名称
土壌用洗浄剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B09C
1/08 20060101AFI20241210BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】水系での洗浄でも土壌の洗浄力に優れる土壌用洗浄剤組成物及び土壌の洗浄方法を提供する。
【解決手段】下記(A)成分及び(B)成分〔但し、(A)成分に該当するものを除く〕を含有する、土壌用洗浄剤組成物。
(A)成分:ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル
(B)成分:ポリオキシエチレン部及びポリオキシプロピレン部を有するブロック共重合体
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記(A)成分及び(B)成分〔但し、(A)成分に該当するものを除く〕を含有する、土壌用洗浄剤組成物。
(A)成分:ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル
(B)成分:ポリオキシエチレン部及びポリオキシプロピレン部を有するブロック共重合体
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
(B)成分は、(B1)下記一般式(B1)で表されるブロック共重合体である、請求項1に記載の土壌用洗浄剤組成物。
R
1b
-O-(EO)
a
-(PO)
b
-(EO)
c
-R
2b
(B1)
〔式中、R
1b
、R
2b
は、それぞれ独立に、炭素数1以上12以下の炭化水素基、又は水素原子であり、EOはエチレンオキシドであり、a、cはエチレンオキシドの平均付加モル数であり、aは0以上150以下の数であり、cは0以上150以下の数であり、aとcの合計が1以上300以下の数であり、POはプロピレンオキシドであり、bはプロピレンオキシドの平均付加モル数であり、1以上100以下の数である。〕
【請求項3】
(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比(A)/(B)は、50/50以上99/1以下である、請求項1又は2に記載の土壌用洗浄剤組成物。
【請求項4】
油で汚染された土壌用である、請求項1~3の何れか1項に記載の土壌用洗浄剤組成物。
【請求項5】
更に、(C)アルカリ剤〔以下、(C)成分という〕を含有する、請求項1~4の何れか1項に記載の土壌用洗浄剤組成物。
【請求項6】
(C)成分は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びアルカノールアミンから選ばれる1種以上である、請求項5に記載の土壌用洗浄剤組成物。
【請求項7】
更に、(D)内部オレフィンスルホン酸塩〔以下、(D)成分という〕を含有する、請求項1~6の何れか1項に記載の土壌用洗浄剤組成物。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1項に記載の土壌用洗浄剤組成物を油で汚染された土壌に接触させることを行う、土壌の洗浄方法。
【請求項9】
前記土壌用洗浄剤組成物、水及び(E)過炭酸塩及び過硫酸塩から選ばれる1種以上〔以下、(E)成分という〕を含有する洗浄液を前記土壌と接触させる、請求項8に記載の土壌の洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌用洗浄剤組成物及び土壌の洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、産業廃棄物の不法投棄、工場における廃棄物処理、最終処分場からの有害物質漏出事故による土壌汚染そして石油コンビナート、ガソリンスタンドや化学工場などの敷地・跡地では、種々の油類の漏出事故や長期にわたる漏出により、様々な場面で深刻な土壌汚染にみまわれるケースが多発している。
【0003】
従来、このような汚染土壌の修復方法には、掘削後の焼却処理、固化・固定化、囲い込み処理、バイオレメディエーション、土壌洗浄法等の技術が用いられてきたが、中でも汚染物質を土壌から除去し、浄化する技術が主流となりつつある。
【0004】
土壌洗浄法は、他の方法と比較して、異なる汚染種(油、重金属)でも浄化できるため汎用性が高く、バイオレメディエーション等の前処理工程としても利用でき、汚染土壌の処理量が大きく、総合的に浄化費用の低コスト化を実現できる要素を含んでいる。通常、土壌洗浄法では、界面活性剤などを含有する洗浄剤が用いられる。
【0005】
特許文献1には、液体油脂と、所定量のノニオン系界面活性剤と、所定量の多価アルコールと水とを、水中油型に乳化した乳化物よりなり、油滴の平均粒径が50μm以下である、土壌、地下水用浄化剤が開示されている。
特許文献2には、過酸化水素を付加した水酸化カルシウム、酵素、及び全体重量の30%以内の界面活性剤とを有する土壌又は地下水の浄化組成物が開示されている。
特許文献3には、有機汚染物質による地層内汚染区域に、界面活性剤と溶剤との混合液及び水を注入し地層中に存在する有機汚染物質と混合して、低粘性の乳化液を生成する工程と、発泡剤を注入して地層内での微発泡作用により混合・乳化を促進する工程を備え、低粘性化した乳化液を地上に吸引し回収する汚染土壌の原位置浄化方法が開示されている。
特許文献4には、(A)内部オレフィンスルホン酸塩及び(B)ポリオキシエチレン部及びポリオキシプロピレン部を有するブロック共重合体である土壌湿潤剤を含有する、土壌用洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献5には、撥水性土壌の湿潤速度を増大させる方法であって、(a)所定のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー及び(b)水を含む水性湿潤剤組成物を用意し、撥水性土壌を、該湿潤剤組成物の有効量と充分に接触させる工程を含む方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-83169号公報
特開2006-61790号公報
特開2005-279423号公報
特開2022-97802号公報
特表2005-536572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自然界の土壌は、植物や微生物の分解により土壌粒子表面が疎水化されており、このような土壌に対して油汚染が発生した場合、水系での洗浄では土壌の洗浄が困難となるおそれがある。水を主成分とする水系での土壌の洗浄は、環境及び安全性の点で望ましい。
本発明は、水系での洗浄でも土壌の洗浄力に優れる土壌用洗浄剤組成物及び土壌の洗浄方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記(A)成分及び(B)成分〔但し、(A)成分に該当するものを除く〕を含有する、土壌用洗浄剤組成物に関する。
(A)成分:ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル
(B)成分:ポリオキシエチレン部及びポリオキシプロピレン部を有するブロック共重合体
【0009】
また、本発明は、上記の土壌用洗浄剤組成物を油で汚染された土壌に接触させることを行う、土壌の洗浄方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水系での洗浄でも土壌の洗浄力に優れる土壌用洗浄剤組成物及び土壌の洗浄方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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