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公開番号
2025008784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111274
出願日
2023-07-06
発明の名称
水性組成物
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20250109BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分を含有する水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する水性組成物並びに抑制する方法を提供する。
【解決手段】(a)不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分を0.005質量%以上2質量%以下、(b)メチル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-ヒドロキシフェニル)プロピオネート等の式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上、並びに水を含有する水性組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分[以下、(a)成分という]を0.005質量%以上2質量%以下、(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上[以下、(b)成分という]、並びに水を含有する、水性組成物。
JPEG
2025008784000010.jpg
51
153
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
更に(c)界面活性剤[以下、(c)成分という]を含有する、請求項1に記載の水性組成物。
【請求項3】
(c)成分は、下記一般式(c3-1)で表される化合物から選ばれる1種以上の4級アンモニウム化合物(c3-1)であって、下記要件1及び要件2を満たす、請求項2に記載の水性組成物。
JPEG
2025008784000011.jpg
50
153
[式中、R
1c
は炭素数14以上22以下の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基又はアルケニル基である。Yは-COO-基又は-OCO-基である。R
2c
は炭素数1以上3以下のアルキレン基である。R
3c
、R
4c
は各々独立に炭素数1以上3以下のアルキル基、-R
2c
-OH、又はR
1c
-Y-R
2c
-から選ばれる基である。ここで、R
3c
及び/又はR
4c
が、R
1c
-Y-R
2c
-のとき、R
1c
及び/又はR
2c
は同一又は異なっていてもよい。また、R
3c
及び/又はR
4c
が、-R
2c
-OHのとき、R
2c
は同一又は異なっていてもよい。R
5c
は炭素数1以上3以下のアルキル基である。X
-
は陰イオンである。]
要件1:4級アンモニウム化合物(c3-1)が1種の場合、R
1c
の少なくとも1つが直鎖、分岐鎖又は環状の炭素数14以上22以下のアルケニル基である。また、4級アンモニウム化合物(c3-1)が2種以上の場合、R
1c
の少なくとも1つが直鎖、分岐鎖又は環状の炭素数14以上22以下のアルケニル基である4級アンモニウム化合物を少なくとも1つ含む。
要件2:下記の式(1)により定義される不飽和率が20質量%以上100質量%以下である。
不飽和率(質量%)=[(R
1c
がアルケニル基であるR
1c
COOHの全質量)/(R
1c
COOHの全質量)]×100 (1)
【請求項4】
水性組成物は、(b)成分を0.01質量%以上1質量%以下含有する、請求項1~3の何れか1項に記載の水性組成物。
【請求項5】
(a)成分は、バニリン及びエチルバニリンから選ばれる1種以上を含む、請求項1~4の何れか1項に記載の水性組成物。
【請求項6】
(a)不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分を0.005質量%以上2質量%以下含有する水性組成物に、(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上を混合する、水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する方法。
JPEG
2025008784000012.jpg
51
153
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性組成物、特に香料を賦香した水性組成物、並びにこれら水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から食品、化粧品、トイレタリー製品などには消費者の嗜好性を満足させる目的で香料を用いることが一般に行われており、特に近年では洗浄や柔軟剤処理で繊維製品に対して着香させる技術が盛んに行われている。
【0003】
特許文献1には、(a)アルデヒド系香料成分から選ばれる少なくとも1種、(b)酸化防止剤及び(c)油剤を含有する、着香剤組成物が開示され、アルデヒド系香料成分を含有する組成物にブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)などの酸化防止剤を用いる技術が開示されている。
また、特許文献2には、(a)所定の3級アミン又はその4級化物、(b)シリコーン化合物、(c)酸化防止剤、(d)香料を含む柔軟剤組成物が開示され、香料を含有する組成物にブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)などの酸化防止剤を用いる技術が開示されている。
また、特許文献3には、(a)所定の3級アミン又はその酸塩若しくはその4級化物(a-1)及びシリコーン化合物(a-2)から選ばれる少なくとも1種と、(b)酸化防止剤と、(c)アルデヒド系香料と、を含有する柔軟剤組成物が開示され、香料を含有する組成物にブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)などの酸化防止剤を用いる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-37472号公報
特開2010-37690号公報
特開2010-37691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、組成物中の不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分の含有量が多くなると、組成物が着色したり、組成物の香りの変調を引き起したりする問題が生じるおそれがあり、従来技術ではこれらを抑制することが難しかった。
本発明は、不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分を含有する水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する水性組成物、並びに香料を含有する水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(a)不飽和又は芳香族アルデヒド系香料成分、及び不飽和又は芳香族ケトン系香料成分から選ばれる1種以上の香料成分[以下、(a)成分という]を0.005質量%以上2質量%以下、(b)下記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上[以下、(b)成分という]、並びに水を含有する、水性組成物に関する。
【0007】
JPEG
2025008784000001.jpg
51
153
【0008】
[式中、R
1b
はターシャリーブチル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
、R
5b
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、又は-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基であり、R
2b
、R
3b
、R
4b
及びR
5b
の少なくとも1つは-C
n
H
2n
COOR
6b
で示されるエステル基である。ここでnは1以上5以下の整数であり、R
6b
は炭素数1以上18以下の炭化水素基である。]
【0009】
また、本発明は、上記の(a)成分を0.005質量%以上2質量%以下含有する水性組成物に、上記一般式(b1)で表される化合物から選ばれる1種以上を混合する、水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、香料を含有する水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する水性組成物、並びに香料を含有する水性組成物の香りの変調及び/又は変色を抑制する方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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