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公開番号
2025011836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114192
出願日
2023-07-12
発明の名称
殺菌方法
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20250117BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】
殺菌の性能が優れ、且つ繊維製品や硬質表面に付着した菌由来の汚れの脱色が両立する、殺菌方法、及び該目的のための処理液を提供する。
【解決手段】
下記(a)~(c)成分を含有し、
(a)成分:アニオン界面活性剤
(b)成分:ノニオン界面活性剤
(c)成分:ヒドロキシカルボン酸
を含有し、ここで、
(i)(a)成分と(b)成分の質量比、(a)/(b)、が0.60以上2.0未満、
(ii)(c)成分の含有量が35ppm以上、
(iii)25℃におけるpHが2以上6以下、
である、処理液を殺菌方法で用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記(a)~(c)成分を含有する処理液
(a)成分:アニオン界面活性剤
(b)成分:ノニオン界面活性剤
(c)成分:ヒドロキシカルボン酸
ここで、
(i)(a)成分と(b)成分の質量比、(a)/(b)、が0.60以上2.0未満、
(ii)(c)成分の含有量が35ppm以上、
(iii)25℃におけるpHが2以上6以下、
である、
を用いる、殺菌方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
(c)成分が、2種以上のヒドロキシカルボン酸である、請求項1に記載の殺菌方法。
【請求項3】
(a)成分が、アルキルベンゼンスルホン酸塩である、請求項1または2に記載の殺菌方法。
【請求項4】
(b)成分が、下記一般式(1)
R
1b
-(CO)
m
O-(AO)
n
-R
2b
(1)
〔式中、R
1b
は炭素数9以上18以下の脂肪族炭化水素基であり、R
2b
は水素原子又はメチル基であり、COはカルボニル基であり、mは0又は1の数であり、AOは、炭素数2のアルキレンオキシ基及び炭素数3のアルキレンオキシ基から選ばれる1種以上のアルキレンオキシ基である。AOがエチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基を含む場合は、エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基は、ブロック型結合でもランダム型結合であってもよい。nは平均付加モル数であって、1以上70以下の数である。〕
で表される、請求項1から3のいずれかに記載の殺菌方法。
【請求項5】
下記(a)~(c)成分を含有し、
(a)成分:アニオン界面活性剤
(b)成分:ノニオン界面活性剤
(c)成分:ヒドロキシカルボン酸
ここで、
(i)(a)成分と(b)成分の質量比、(a)/(b)、が0.60以上2.0未満、
(ii)(c)成分の含有量が35ppm以上、
(iii)25℃におけるpHが2以上6以下、
である、殺菌のための処理液。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、生活者の衛生意識の高まりに伴い、繊維製品や硬質表面の洗浄において、菌やそれに由来する汚れに対する効果が求められている。殺菌効果や除菌効果を評価する際のクライテリア菌の1種として大腸菌が採用されているが、界面活性剤を主とする洗浄剤では、一般に大腸菌の殺菌・除菌は難しいことがわかっている。繊維製品や硬質表面の洗浄において、大腸菌を含む菌を殺菌・除菌できれば、生活者により衛生的な衣食住環境を提供できると考えられる。また、菌が繁殖した繊維製品や硬質表面において、視認性の菌由来の着色汚れが発生することもあり、殺菌・除菌とともに菌由来の着色汚れの除去も併せて行うことで、生活者の衛生実感をさらに向上させることが可能である。
【0003】
特許文献1には、(A)成分:ノニオン界面活性剤、(B)成分:2.5質量%以上のアニオン界面活性剤、及び(C)成分:5質量%以上の有機カルボン酸を含有し、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との合計が、衣料用液体洗浄剤組成物の総質量に対し、12質量%以上であり、(B)成分/(A)成分で表される質量比が0.05~0.5であり、25℃におけるpHが7未満である、衣料用液体洗浄剤組成物により、衣類に付着した尿臭を低減できる(尿臭除去効果が高い)洗剤が提供できることが開示されている。
【0004】
特許文献2には、酸性洗濯洗剤組成物であって、前記洗剤の約2重量%~20重量%のアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びこれらの組み合わせ、及び10重量%超の有機酸を含み、50%超の生物を原料としたものの含有量を有する、酸性洗濯洗剤組成物、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-099682号公報
特表2022-505605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のアニオン界面活性剤を用いるような殺菌技術では殺菌と菌由来の視認性汚れの除去を両立させることは、不十分である。
【0007】
本発明は、殺菌効果に優れ、且つ繊維製品や硬質表面に付着した菌由来の汚れの脱色に優れる、殺菌方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記(a)~(c)成分を含有する処理液
(a)成分:アニオン界面活性剤
(b)成分:ノニオン界面活性剤
(c)成分:ヒドロキシカルボン酸
ここで、
(i)(a)成分と(b)成分の質量比、(a)/(b)、が0.60以上2.0未満、
(ii)(c)成分の含有量が35ppm以上、
(iii)25℃におけるpHが2以上6以下、
である、
を用いる、殺菌方法に関する。
【0009】
また本発明は、 下記(a)~(c)成分を含有し、
(a)成分:アニオン界面活性剤
(b)成分:ノニオン界面活性剤
(c)成分:ヒドロキシカルボン酸
ここで、
(i)(a)成分と(b)成分の質量比、(a)/(b)、が0.60以上2.0未満、
(ii)(c)成分の含有量が35ppm以上、
(iii)25℃におけるpHが2以上6以下、
である、殺菌のための処理液に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、殺菌の性能が優れ、且つ繊維製品や硬質表面に付着した菌由来の汚れの脱色に優れる、殺菌方法、及び該目的のための処理液が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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