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公開番号
2025066443
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176060
出願日
2023-10-11
発明の名称
液体収容容器
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
B65D
83/00 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シンプルな構造でありながら、内部に収容した液体を吐出する際の操作が簡便であり、吐出性に優れる、液体収容容器を提供すること。
【解決手段】本発明の液体収容容器1は、内部に液体fの収容空間を有する収容部24と、該収容部24の開口21を閉塞する排出部Eとを具備している。排出部Eは、小孔エラストマーシート3から形成されており、該小孔エラストマーシート3は、複数の小孔Pを有し、該小孔エラストマーシート3の伸縮により該小孔Pが開閉可能になされている。液体収容容器1は、収容部24を押圧し、収容部24の内圧を上昇させることによって、小孔Pを介して液体fを排出させることが可能である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に液体の収容空間を有する収容部と、該収容部の開口を閉塞する排出部とを具備した、液体収容容器であって、
前記収容部は、押圧によって前記収容空間を縮小可能であり、
前記排出部は、小孔エラストマーシートから形成されており、該小孔エラストマーシートは、複数の小孔を有し、該小孔エラストマーシートの伸縮により該小孔が開閉可能になされており、
前記収容部を押圧し、前記収容部の内圧を上昇させることによって、前記小孔を介して前記液体を排出させることが可能である、液体収容容器。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記排出部が前記液体の液面に接触するまで前記収容部を押圧した後、該押圧を解除したとき、前記収容部の高さが復元可能である、請求項1に記載の液体収容容器。
【請求項3】
前記収容部は、押圧方向のばね定数が0.22N/mm以上である、請求項2に記載の液体収容容器。
【請求項4】
前記液体は発泡性を有している、請求項2又は3に記載の液体収容容器。
【請求項5】
前記排出部が前記液体の液面に接触するまで前記収容部を押圧した後、該押圧を解除しても、該排出部と前記液面との接触状態が維持される、請求項1に記載の液体収容容器。
【請求項6】
前記収容部は、押圧方向のばね定数が0.22N/mm未満である、請求項5に記載の液体収容容器。
【請求項7】
前記収容部は、前記液体収容容器の高さ方向に伸縮する蛇腹構造を有している、請求項1~6の何れか1項に記載の液体収容容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容した液体を排出可能な液体収容容器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体を内部に収容する蛇腹形状の容器であって、収容部の内圧を上昇させることによって、液体内容物を外部に排出又は吐出させるものが知られている。
例えば、特許文献1には、筒状シームレス織布をベローズ状に賦形したベローズ体からなる胴部と、該ベローズ体の双方の開口端が蓋で封止され、該蓋の少なくとも一方に導入出口が設けられた液体容器が開示されている。
また特許文献2には、液体内容物吐出装置を有し且つノズルを備えたキャップと、内部に該吐出装置が取り付けられた蛇腹形状の容器とを具備する、ディスペンサー容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-194288号公報
特開2012-126434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の液体容器は、液体を収容することを目的としており、簡便な操作によって、容器本体の内部に収容した液体を容器外に排出させる点に改善の余地があった。
また特許文献2に記載のディスペンサー容器は、水平に設置した前記容器を下向きに押圧することで容器内圧力が上昇し、液体内容物が前記ノズルから上向きに吐出することができる。しかしながら特許文献2に開示のディスペンサー容器は、構造が複雑であり、このような押圧操作によって物品の外部に排出された液体の取り扱い性に改善の余地があった。
【0005】
本発明は、シンプルな構造でありながら、内部に収容した液体を吐出する際の操作が簡便であり、吐出性に優れる、液体収容容器を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、内部に液体の収容空間を有する収容部と、該収容部の開口を閉塞する排出部とを具備した、液体収容容器に関する。
一実施形態として、前記収容部は、押圧によって前記収容空間を縮小可能であることが好ましい。
一実施形態として、前記排出部は、小孔エラストマーシートから形成されており、該小孔エラストマーシートは、複数の小孔を有し、該小孔エラストマーシートの伸縮により該小孔が開閉可能になされていることが好ましい。
一実施形態として、前記収容部を押圧し、前記収容部の内圧を上昇させることによって、前記小孔を介して前記液体を排出させることが可能であることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の液体収容容器によれば、シンプルな構造でありながら、内部に収容した液体を吐出する際の操作が簡便であり、吐出性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明に係る液体収容容器の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1のA-A線断面斜視図(a)と、小孔エラストマーシートの固定位置を示す拡大断面図(b)である。
図3は、図1に示す小孔エラストマーシートを示す平面図(a)と、該シートにおける小孔の閉鎖状態を模式的に示す拡大斜視図及び拡大断面図(b)である。
図4は、小孔が開口状態となった小孔エラストマーシートを示す平面図(a)と、該シートにおける小孔の開口状態を模式的に示す拡大斜視図及び拡大断面図(b)である。
図5は、図1に示す液体収容容器の天面部を押圧した状態を示すA-A線断面斜視図(a)、及び小孔エラストマーシートの拡大断面図(b)である。
図6は、図5に示す液体収容容器の天面部の押圧を解除した状態を示すA-A線断面斜視図である。
図7は、図6に示す液体収容容器の天面部を再度押圧した状態を示すA-A線断面斜視図(a)、及び小孔エラストマーシートの拡大断面図(b)である。
図8は、図7に示す液体収容容器の天面部の押圧を再度解除した状態を示す拡大断面図である。
図9は、本発明に係る液体収容容器のさらに別の実施形態の天面部の押圧を解除した状態を示す断面斜視図である。
図10は、図9に示す液体収容容器の天面部の押圧を解除した状態を示す拡大断面図である。
図11は、本発明に係る液体収容容器のさらに別の実施形態の断面斜視図である。
図12は、図11に示す液体収容容器を底面部側から視たときの斜視図である。
図13は、本発明に係る液体収容容器の別の実施形態を示す断面図である。
図14は、図13に示す液体収容容器の使用方法を示す断面図である。
図15は、本発明に係る小孔エラストマーシートの製造方法の一実施形態を示す断面図である。
図16は、図15に示す一対のロール間に導入した後の原反シートの平面図である。
図17は、本発明に係る小孔エラストマーシートの製造方法の別の実施形態を示す断面図である。
図18は、実施例1の吐出量を示すグラフである。
図19は、比較例1の吐出量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の液体収容容器の一実施形態が示されている。説明の便宜上、図1及び図2では、後述する小孔Pの図示を省略している。
本実施形態の液体収容容器1(以下、単に「容器1」ともいう。)は、底面部23と該底面部23に対向する開口21とを有する略円筒形状の容器本体20を具備している。
【0010】
本明細書において、「上」、「上方」又は「上側」は、容器本体20の底面部23を水平面に接地させた状態における鉛直方向の上方(上側)に向かう方向であり、「下」、「下方」又は「下側」は、底面部23を水平面に接地させた状態における鉛直方向の下方(下側)に向かう方向である。斯かる状態において、容器1の高さ方向Zは、鉛直方向と一致する(図1参照)。
本明細書における容器1の説明は、特に断らない限り、前記の状態の説明である。
(【0011】以降は省略されています)
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