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公開番号
2025077650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190003
出願日
2023-11-07
発明の名称
飲料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A23L
2/52 20060101AFI20250512BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】ビタミンB12に起因するぬめりが抑制された飲料を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)及び(B);
(A)ビタミンB12、及び
(B)フラボノイド配糖体
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が1~4000であり、pHが5~7である、飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)及び(B);
(A)ビタミンB12、及び
(B)フラボノイド配糖体
を含有し、
成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が1~4000であり、
pHが5~7である、
飲料。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
成分(A)の含有量が0.002~0.8質量ppmである、請求項1記載の飲料。
【請求項3】
成分(C)としてカフェインを含有する、請求項1又は2記載の飲料。
【請求項4】
成分(C)の含有量が1~1000質量ppmである、請求項3記載の飲料。
【請求項5】
飲料が茶飲料である、請求項1~4のいずれか1項に記載の飲料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ビタミンB12は、ビタミンB群の一種であり、赤いビタミンとも呼ばれ、造血作用を有することが知られている。また、末梢神経を構成する核酸やリン脂質を増加させ、神経を修復する作用を有することが報告されており、眼精疲労や肩こり、神経痛の改善が期待されている。
【0003】
近年、飲料に関する嗜好の多様化や健康志向の高まりから、単に嗜好を満たすのみならず、健康の維持に対して一定の効果が期待される機能を持ったビタミン含有飲料が提案されている。例えば、ビタミンB12と、0.1重量%未満のエタノールを含有する飲料(特許文献1)、ビタミンB12、ビタミンK、葉酸及びビオチンを含有する発酵飲料(特許文献2)が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-110827号公報
特表2015-532122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、弱酸性の飲料、とりわけ茶飲料にビタミンB12を含有させたところ、飲料を口に含んだ後半にぬめりを感じ、茶本来の風味や清涼感が損なわれるという課題を見出した。
本発明は、ビタミンB12に起因するぬめりが抑制された飲料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記した課題に鑑み研究を重ねた結果、ビタミンB12に対して、渋味物質として知られるフラボノイド配糖体を一定の量比で含有させることで、ぬめりが抑制され、後味のすっきりした飲料となることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の〔1〕~〔5〕を提供する。
〔1〕 次の成分(A)及び(B);
(A)ビタミンB12、及び
(B)フラボノイド配糖体
を含有し、
成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が1~4000であり、
pHが5~7である、
飲料。
〔2〕 成分(A)の含有量が0.002~0.8質量ppmである、前記〔1〕記載の飲料。
〔3〕 成分(C)としてカフェインを含有する、前記〔1〕又は〔2〕記載の飲料。
〔4〕 成分(C)の含有量が1~1000質量ppmである、前記〔3〕記載の飲料。
〔5〕 飲料が茶飲料である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか一に記載の飲料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の飲料は、ビタミンB12に起因するぬめりが抑制された飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の飲料は、成分(A)としてビタミンB12を含有する。ここで、本明細書において「ビタミンB12」とは、コバラミンを意味し、「コバラミン」とは、5,6-ジメチルベンズイミダゾールを塩基として含むコバミド補酵素の総称である。
ビタミンB12としては、例えば、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、ヒドロキソコバラミン、アクアコバラミン、シアノコバラミンを挙げることができる。ビタミンB12は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ビタミンB12は、例えば、コバラミンを含む動植物から単離精製する方法、化学合成、発酵生産により得ることができるが、市販品を用いても構わない。また、ビタミンB12を含む動植物、食物等の形態でもよい。
【0010】
本発明の飲料中の成分(A)の含有量は、ビタミンB12強化の観点から、好ましくは0.002質量ppm以上であり、より好ましくは0.005質量ppm以上であり、更に好ましくは0.007質量ppm以上であり、また、ぬめりの抑制の観点から、好ましくは0.8質量ppm以下であり、より好ましくは0.3質量ppm以下であり、更に好ましくは0.15質量ppm以下である。即ち、成分(A)の含有量は、本発明の飲料中に、好ましくは0.002~0.8質量ppmであり、より好ましくは0.005~0.3質量ppmであり、更に好ましくは0.007~0.15質量ppmである。なお、本明細書において成分(A)の含有量は、コバラミンの総量に基づいて定義される。また、成分(A)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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