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公開番号
2025083904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197566
出願日
2023-11-21
発明の名称
多層型化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/89 20060101AFI20250526BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】振盪時に泡立ちが抑制され、静置後には、各層の界面が白濁せず透明であり、肌に塗布したときにみずみずしく、肌へのなじみが良い、多層型化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)~(E):
(A)HLB10以上20以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)HLB2以上10未満の界面活性剤、
(C)25℃で液状の油剤、
(D)電解質、
(E)水
を含有する多層型化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(E):
(A)HLB10以上20以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)HLB2以上10未満の界面活性剤、
(C)25℃で液状の油剤、
(D)電解質、
(E)水
を含有する多層型化粧料。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が0.001~10である請求項1記載の多層型化粧料。
【請求項3】
成分(A)を、全組成中に0.00005~0.04質量%含有する請求項1又は2記載の多層型化粧料。
【請求項4】
成分(B)を、全組成中に0.001~0.5質量%含有する請求項1又は2記載の多層型化粧料。
【請求項5】
成分(D)に対する成分(A)の質量割合(A)/(D)が0.0001~0.2である請求項1記載の多層型化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は多層型化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
静置時には、複数の層に分離しており、使用時に振盪して均一な分散状態にしてから皮膚に適用する多層型化粧料が知られている。
例えば、特許文献1には、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン及び/又はラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンと、アルキル基の炭素数が12~24であるアルキルグリセリルエーテルとを含有する、二層分離タイプの化粧料が、安定な高内相乳化形態を形成でき、みずみずしい感触であることが記載されている。
特許文献2には、数平均分子量が5万~30万のデキストラン、数平均分子量が4000~3万のポリエチレングリコール、電解質、イオン性界面活性剤、水、油性成分を含有する化粧料が、水層二層と油層が安定的に存在し審美性に優れ、使用感にも優れることが記載されている。
特許文献3には、HLB2~9のノニオン性界面活性剤、多価アルコール、25℃で液状の分岐炭化水素及び/又はフェニル変性シリコーン、ジメチルポリシロキサン及び/又はメチルトリメチコン、IOB値が0超0.18以下のエステル油を含有する多層型化粧料が、振盪時に容易に均一な分散状態となり、静置時には各層の界面が明瞭な二層以上に分離し、化粧料外観の審美性に優れ、使用感も良好であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-156755号公報
国際公開第2020/066471
特開2019-119703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の多層型化粧料は、使用時に振盪すると、泡が立ちやすく、また、水が高配合されていると、油水界面に白濁が生じ、審美性に劣るという課題があった。
また、肌に塗布したときのみずみずしさや、肌へのなじみについても、十分満足できるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、特定HLBの2種の界面活性剤とともに、電解質を組合わせて用いることにより、油層と水層を含み、振盪時に泡立ちが抑制され、静置後には、各層の界面が白濁せず透明であり、肌に塗布したときにみずみずしく、肌へのなじみが良い、多層型化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)~(E):
(A)HLB10以上20以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)HLB2以上10未満の界面活性剤、
(C)25℃で液状の油剤、
(D)電解質、
(E)水
を含有する多層型化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の多層型化粧料は、振盪時に泡立ちが抑制され、静置後には、各層の界面に白濁せず透明であり、審美性に優れたものである。また、肌に塗布したときにみずみずしく、肌へのなじみが良く、肌に速やかに浸透する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、HLB10以上20以下のシリコーン系界面活性剤である。
ここで、HLB(親水性-親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、本発明において、非イオン性界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
成分(A)は、振盪時の泡立ちを抑制する観点、振盪した後の静置後に、各層の界面の白濁を抑制し、透明とする観点から、HLB12~16が好ましく、HLB13~15がより好ましい。
【0009】
成分(A)のシリコーン系界面活性剤としては、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、例えば、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-11メチルエーテルジメチコン等のシリコーン鎖が直鎖タイプのポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
【0010】
成分(A)のシリコーン系界面活性剤の市販品として、PEG-12ジメチコンであるDOWSIL SS-2804(ダウ・東レ社製、HLB:13.5)、PEG-10ジメチコンであるシリコーンKF6043(信越化学工業社製、HLB:14.5)、PEG-11メチルエーテルジメチコンであるシリコーンKF6011(信越化学工業社製、HLB:14.5)等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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