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公開番号2025057038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166650
出願日2023-09-28
発明の名称練歯磨組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】低含水量であってメントールとソルビトールとを特定の質量比にて含有しつつも、容器からの吐出性に優れ、かつ良好な香味立ちをもたらす練歯磨組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(D):
(A)メントール
(B)ソルビトール
(C)両性界面活性剤
(D)水 10質量%以上20質量%以下
を含有し、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が20以上50以下であり、かつ成分(C)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((C)/(D))が0.0015以上0.05以下である練歯磨組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(D):
(A)メントール
(B)ソルビトール
(C)両性界面活性剤
(D)水 10質量%以上20質量%以下
を含有し、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が20以上50以下であり、かつ成分(C)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((C)/(D))が0.0015以上0.05以下である練歯磨組成物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が、0.1質量%以上0.9質量%以下である請求項1に記載の練歯磨組成物。
【請求項3】
さらに、グリセリン(E)を3質量%以上20質量%以下含有する請求項1又は2に記載の練歯磨組成物。
【請求項4】
さらに、粘結剤(F)を0.1質量%以上1質量%以下含有する請求項1~3のいずれか1項に記載の練歯磨組成物。
【請求項5】
カルボキシメチルセルロースの含有量が、成分(F)100質量%中に98質量%以下である請求項4に記載の練歯磨組成物。
【請求項6】
アルギン酸ナトリウムの含有量が、0.1質量%以下である請求項1~5のいずれか1項に記載の練歯磨組成物。
【請求項7】
成分(C)が、アミドベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、酢酸ベタイン型両性界面活性剤、及びアミノ酸型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上である請求項1~6のいずれか1項に記載の練歯磨組成物。
【請求項8】
さらに、エリスリトール(G)を25質量%以上45質量%以下含有する請求項1~7のいずれか1項に記載の練歯磨組成物。
【請求項9】
次の成分(A)~(D):
(A)メントール
(B)ソルビトール
(C)両性界面活性剤
(D)水 10質量%以上20質量%以下
を含有し、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))を20以上50以下とし、かつ、
成分(C)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((C)/(D))が0.0015以上0.05以下とする、練歯磨組成物の粘度上昇抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、練歯磨組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
清涼感や良好な香味をもたらすことで知られるメントールとともに、含有成分の溶解性又は分散性等を高め得る各種界面活性剤や、湿潤剤でもあるソルビトール等の糖アルコールは、口腔内に適用するための組成物に多々用いられており、所望の効果を発揮させている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ノニオン界面活性剤やフェノキシエタノール、エタノール等を含有し、メントールも配合し得る口腔用組成物が開示されており、汚れ除去作用の向上を図っている。また、特許文献2には、特定の重合体やシリカ、水とともに、l-メントールも含有する口腔用組成物が開示されており、分散性の向上による製剤安定性等の維持を試みている。
【0004】
さらに特許文献3には、無水ケイ酸、ベタイン型両性界面活性剤、l-メントール、及び特定のメンチルエステルを特定量で配合した歯磨組成物が開示されており、清掃洗浄実感や良好な使用感をもたらしている。
そして、これらいずれの文献に記載の組成物においても、両性界面活性剤やソルビトールをも含有し得ることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-47157号公報
特開2019-6754号公報
特開2011-105647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、本発明者は、低含水量の練歯磨組成物を実現するにあたり、メントールとソルビトールとが特定の質量比にて共存していると、低温保存後において粘度が過度に上昇してしまい、容器からの吐出性が低下するという新たな問題が生じることに新たに着目した。
すなわち、本発明者は、上記いずれの文献においても、かかる問題が生じることには一切着目しておらず、さらにメントールの良好な香味立ちをも確保するには、さらなる検討を要する状況であることにも新たに着目した。
【0007】
したがって、本発明は、低含水量であってメントールとソルビトールとを特定の質量比にて含有しつつも、容器からの吐出性に優れ、かつ良好な香味立ちをもたらす練歯磨組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで本発明者は、種々検討したところ、低含水量であり、かつメントールとソルビトールとを特定の質量比にて含有する練歯磨組成物において、さらに両性界面活性剤を水との間で特定の質量比にて含有することにより、低温保存後における粘度上昇を抑制して容器からの吐出性の低下を効果的に防止しつつ、メントール由来の良好な香味立ちを発現できることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(D):
(A)メントール
(B)ソルビトール
(C)両性界面活性剤
(D)水 10質量%以上20質量%以下
を含有し、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が20以上50以下であり、かつ成分(C)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((C)/(D))が0.0015以上0.05以下である練歯磨組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、10質量%以上20質量%以下なる低含水量(D)であって、ソルビトール(B)とメントール(A)とを20以上50以下なる質量比((B)/(A))で含有する練歯磨組成物でありながらも、低温保存後における過度な粘度上昇を有効に抑制して、容器からの優れた吐出性を確保するとともに、良好な香味立ちをも発現することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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