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公開番号2025099850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216803
出願日2023-12-22
発明の名称飲料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23L 2/52 20060101AFI20250626BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】非重合体カテキン類及びカフェインを含有しながらも、苦味が抑制された飲料を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)~(C);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上、
(B)カフェイン 1~500質量ppm、及び
(C)ビタミンB12
を含有し、
成分(A)と成分(C)との質量比[(C)/(A)]が0.2×10-5以上20×10-5以下である、飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上、
(B)カフェイン 1~500質量ppm、及び
(C)ビタミンB12
を含有し、
成分(A)と成分(C)との質量比[(C)/(A)]が0.2×10
-5
以上20×10
-5
以下である、飲料。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.1×10
-4
以上100×10
-4
以下である、請求項1記載の飲料。
【請求項3】
成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が0.5×10
-2
以上100×10
-2
以下である、請求項1又は2記載の飲料。
【請求項4】
さらに、成分(D)として2,5-ジメチル4-ヒドロキシ-3-フラノンを含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の飲料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
非重合体カテキン類は、Camellia属の茶葉に含まれるポリフェノール化合物の1種であり、体脂肪低減、高血圧低下、血糖値上昇抑制等の様々な生理効果を有することから、生活習慣として手軽に摂取可能な高濃度非重合体カテキン類含有飲料が多数提案されている(特許文献1~3)。
【0003】
一方、ビタミンB12は、ビタミンB群の一種であり、赤いビタミンとも呼ばれ、造血作用を有することが知られている。また、末梢神経を構成する核酸やリン脂質を増加させ、神経を修復する作用を有することが報告されており、眼精疲労や肩こり、神経痛の改善が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-238519号公報
特開2011-19463号公報
特開2019-80589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カフェインは、脂質エネルギー代謝や運動機能の向上等の生理効果を有することが知られているが、過剰摂取は健康に影響を与えることから注意が必要である。本発明者らは、非重合体カテキン類及びカフェインの生理効果を効果的に発現させるべく、高濃度の非重合体カテキン類と微量のカフェインとを組み合わせた飲料を調製したところ、飲料を口に含んだ後半に非重合体カテキン類由来の苦味が強く感じられるという課題を見出した。
本発明は、非重合体カテキン類及びカフェインを含有しながらも、苦味が抑制された飲料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記した課題に鑑み研究を重ねた結果、高濃度の非重合体カテキン類と微量のカフェインを含有する飲料に、非重合体カテキン類に対して苦味物質として知られるビタミンB12を一定の質量比で含有させることで、飲料を口に含んだ後半に強く感じられる非重合体カテキン類由来の苦味を抑制できることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の〔1〕~〔4〕を提供する。
〔1〕 次の成分(A)~(C);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上、
(B)カフェイン 1~500質量ppm、及び
(C)ビタミンB12
を含有し、
成分(A)と成分(C)との質量比[(C)/(A)]が0.2×10
-5
以上20×10
-5
以下である、飲料。
〔2〕 成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.1×10
-4
以上100×10
-4
以下である、前記〔1〕記載の飲料。
〔3〕 成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が0.5×10
-2
以上100×10
-2
以下である、前記〔1〕又は〔2〕記載の飲料。
〔4〕 さらに、成分(D)として2,5-ジメチル4-ヒドロキシ-3-フラノンを含有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか一に記載の飲料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の飲料は、非重合体カテキン類及びカフェインを含有しながらも、飲料を口に含んだ後半に感じられる非重合体カテキン類由来の強い苦味を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の飲料は、成分(A)として非重合体カテキン類を含有する。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
【0010】
成分(A)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば、その由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、非重合体カテキン類を含有する植物から抽出したものでもよい。
植物としては、例えば、C.sinensis.var.sinensis(やぶきた種を含む)、C.sinensis.var.assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)を挙げることができる。Camellia属の茶葉は、その加工方法により、不発酵茶、半発酵茶、発酵茶に分類することができる。茶葉は、単独で用いても、2種類以上を併用してもよい。なお、茶葉の茶品種及び採取時期は特に限定されず、また茶葉は火入れ加工が施されていてもよい。不発酵茶としては、例えば、煎茶、深蒸し煎茶、焙じ茶、番茶、玉露、かぶせ茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等の緑茶葉を挙げることができる。また、半発酵茶としては、例えば、鉄観音、色種、黄金桂、武夷岩茶等のウーロン茶葉が挙げられる。更に、発酵茶としては、ダージリン、アッサム、スリランカ等の紅茶葉を挙げることができる。なお、抽出方法及び抽出条件は特に限定されず、公知の方法を採用することができる。また、抽出物は、濃縮又は乾燥してもよく、非重合体カテキン類の純度を高めるために精製しても構わない。濃縮、乾燥及び精製の各方法は、公知の方法を採用すればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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