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公開番号2025067686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177838
出願日2023-10-13
発明の名称QOL改善剤
出願人花王株式会社,国立大学法人弘前大学
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23L 33/175 20160101AFI20250417BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】皮膚状態により低下した健常者の皮膚疾患特異的QOLの改善に有用なQOL改善剤の提供。
【解決手段】オルニチン又はその塩を有効成分とするQOL(Quality of Life)改善剤であって、皮膚状態により低下した健常者のDLQI及びSkindex-16の1種又は2種に基づくQOLを改善するものである、QOL改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オルニチン又はその塩を有効成分とするQOL(Quality of Life)改善剤であって、皮膚状態により低下した健常者のDLQI及びSkindex-16の1種又は2種に基づくQOLを改善するものである、QOL改善剤。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
オルニチン又はその塩が、オルニチン遊離体換算で成人1人1日あたり400~1500mg経口摂取される、請求項1記載のQOL改善剤。
【請求項3】
前記皮膚状態により低下した健常者のDLQIに基づくQOLの改善が、DLQIの感情・症状項目、日常生活項目、レジャー項目、仕事・学校項目、人間関係項目及び治療項目から選ばれる1種又は2種以上の項目に基づく改善である請求項1又は2に記載のQOL改善剤。
【請求項4】
前記皮膚状態により低下した健常者のSkindex-16に基づくQOLの改善が、Skindex-16の症状項目、感情項目及び機能項目から選ばれる1種又は2種以上の項目に基づく改善である請求項1又は2に記載のQOL改善剤。
【請求項5】
前記皮膚状態が皮膚の痒み、赤み、及び/又は乾燥である請求項1又は2に記載のQOL改善剤。
【請求項6】
前記皮膚の痒み、赤み及び乾燥が、炎症由来である請求項5記載のQOL改善剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、QOL(Quality of Life)改善剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
QOL(Quality of Life)は、生活の質、生命の質等と訳され、ヒトの生活や人生の豊かさを示す指標となる概念である。QOLは、近年、様々な分野で活用されているが、特に健康分野においては重要な指標であり、疾患や身体状態そのものの改善・治癒評価から独立して、QOLを総合的な健康状態の評価指標として用いることが多くなっている。例えば、不快な症状や外見の変化により患者のQOLが大きく障害される皮膚疾患では、DLQI(Dermatology Life Quality Index)やSkindex-16等の皮膚疾患特異的なQOL評価尺度の整備が進み、当該QOLの情報は皮膚疾患診療へ活用されている。
【0003】
一方、オルニチンは、塩基性アミノ酸の一つであり、高等動物では尿素回路の一員として尿素産生に関係し、代謝上重要な役割を果たしている。オルニチンには、肝機能の改善、ストレス・疲労の改善、睡眠と目覚めの改善等の様々な効果があることが報告されている。特許文献1には、オルニチン摂取による肌質改善効果が開示されている。
また、疲れ気味で肌質が悪いと感じている健常者について、オルニチンを連続摂取した時の抗加齢QOL共通問診票の身体症状及び心の症状を評価したところ、いくつかの肌状態と当該抗加齢QOL共通問診票に基づく心理的症状に改善が認められたことが報告されている(非特許文献1)。抗加齢QOL共通問診票は、身体及び心の全般的なQOLを問う質問項目から構成される。
【0004】
しかしながら、オルニチンが皮膚疾患特異的QOLに与える効果については何ら報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-31375号公報
【非特許文献】
【0006】
Therapeutic Research vol. 33 no. 8 2012, 1265-81
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
皮膚の痒み、赤み、及び/又は乾燥による肌荒れを有する健常者においても、その皮膚状態により皮膚疾患特異的QOLの低下が認められた。従って、本発明は、皮膚状態により低下した健常者の皮膚疾患特異的QOLの改善に有用なQOL改善剤を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討したところ、オルニチンを経口摂取すると、皮膚の痒み等の皮膚状態により低下した健常者のDLQI及びSkindex-16に基づくQOLが改善することを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、オルニチン又はその塩を有効成分とするQOL(Quality of Life)改善剤であって、皮膚状態により低下した健常者のDLQI及びSkindex-16の1種又は2種に基づくQOLを改善するものである、QOL改善剤を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、皮膚の痒み等の皮膚状態により低下した健常者のDLQI及びSkindex-16に基づくQOLを改善することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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