特許ウォッチ

公開番号2025103663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221209
出願日2023-12-27
発明の名称皮膚接着外用剤
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/81 20060101AFI20250702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肌への密着性に優れ、乾燥が早い皮膚接着外用剤を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ノルボルナン構造含有シリコーン変性ポリマー、シリコーン変性プルランから選ばれる1種又は2種以上 1～20質量%、
(B)揮発性油、
(C)不揮発性シリコーン油
を含有する皮膚接着外用剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）：
（Ａ）ノルボルナン構造含有シリコーン変性ポリマー、シリコーン変性プルランから選ばれる１種又は２種以上１～２０質量％、
（Ｂ）揮発性油、
（Ｃ）不揮発性シリコーン油
を含有する皮膚接着外用剤。
続きを表示（約 490 文字）【請求項２】
成分（Ｃ）が、フェニル変性シリコーンを含む請求項１記載の皮膚接着外用剤。
【請求項３】
成分（Ｂ）の含有量が４０～９８質量％、成分（Ｃ）の含有量が０．５～１０質量％である請求項１又は２記載の皮膚接着外用剤。
【請求項４】
成分（Ｃ）に対する成分（Ａ）の質量割合（Ａ）／（Ｃ）が、０．４～１０である請求項１～３のいずれか１項記載の皮膚接着外用剤。
【請求項５】
さらに、（Ｄ）有機変性粘土鉱物を含有する請求項１～４のいずれか１項記載の皮膚接着外用剤。
【請求項６】
成分（Ｃ）に対する成分（Ａ）及び（Ｄ）の合計量の質量割合［（Ａ）＋（Ｄ）］／（Ｃ）が、０．４～１０である請求項１～５のいずれか１項記載の皮膚接着外用剤。
【請求項７】
二重瞼を作るための目元用皮膚接着外用剤である、請求項１～６のいずれか１項記載の皮膚接着外用剤。
【請求項８】
請求項１～６のいずれか１項記載の皮膚接着外用剤を皮膚に適用した後、立体物を当該皮膚表面に設置する立体物の装着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、皮膚接着外用剤に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、二重瞼を形成するために、テープタイプやファイバータイプのテープを貼り付ける二重瞼形成用テープや、瞼に塗布するリキッドタイプの二重瞼形成用化粧料が用いられている。
例えば、特許文献１には、アクリル系高分子樹脂及び変性コーンスターチを含有する二重瞼形成化粧料が、使用性が良好で、アレルギー症状の発症がないことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－２４７６２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のリキッドタイプの化粧料は、乾燥に時間がかかり、二重瞼作りや、立体物の設置や装着がしづらく、思ったように仕上げるのが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者らは、ノルボルナン構造含有シリコーン変性ポリマー、シリコーン変性プルランから選ばれる１種又は２種以上と、揮発性油及び不揮発性シリコーン油を組み合わせて用いることにより、肌への密着性に優れ、乾燥が早いので、二重瞼を作りやすく、つけ睫毛等の立体物を素早く、均一に設置でき、装着しやすい、皮膚接着外用剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
【０００６】
本発明は、次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）：
（Ａ）ノルボルナン構造含有シリコーン変性ポリマー、シリコーン変性プルランから選ばれる１種又は２種以上１～２０質量％、
（Ｂ）揮発性油、
（Ｃ）不揮発性シリコーン油
を含有する皮膚接着外用剤に関する。
【０００７】
また、本発明は、当該皮膚接着外用剤を皮膚に適用した後、立体物を当該皮膚表面に設置する立体物の装着方法に関する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の皮膚接着外用剤は、瞼等の肌への密着性に優れ、乾燥が早いので、二重瞼を作りやすく、均一に仕上げることができる。また、つけ睫毛等の立体物を素早く、正確に設置でき、装着しやすいものである。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の皮膚接着外用剤を用いて、二重瞼を作る際の適用方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明で用いる成分（Ａ）は、ノルボルナン構造含有シリコーン変性ポリマー、シリコーン変性プルランから選ばれるものである。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許