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公開番号
2025066558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176247
出願日
2023-10-11
発明の名称
陳列用包装箱
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
B65D
5/52 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】段積みが可能でありつつ、包装箱の取り扱い性と、商品の視認性とを両立できる、陳列用包装箱を提供すること。
【解決手段】本発明の包装箱10は、上部が開口した底箱2と、下部が開口した被せ箱3とを具備している。底箱2は、接着剤を用いずに組み立てられており、その底面部29の内面が平坦になっている。底箱2の上から被せ箱3を被せた状態において、被せ箱3と底箱2とが帯状部材15によって拘束されることにより一体化されている。包装箱10は、帯状部材15による拘束の解除により、被せ箱3と底箱2との一体化状態を解除可能である。底箱2の底面部29は底面側係合部を有し、被せ箱の天面部37は天面側係合部を有している。被せ箱3を取り外した状態において、底箱2で被包装物4を保持しつつ、該被包装物4を陳列可能になされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
奥行方向、及び該奥行方向と直交する幅方向を有し、被包装物を収容可能な陳列用包装箱であって、
前記被包装物を載置する底箱と、該底箱を被覆可能な被せ箱とを具備しており、
前記底箱及び前記被せ箱それぞれは、前記奥行方向において相対向する正面部及び背面部と、前記幅方向において相対向する一対の側面部とを含む周壁部を有しており、
前記底箱は、前記周壁部の上部が開口し、該周壁部の下部の開口が底面部によって閉塞されており、
前記被せ箱は、前記周壁部の下部が開口し、該周壁部の上部の開口が天面部によって閉塞されており、
前記底箱は、接着剤を用いずに組み立てられており、
前記底面部は、複数の板部により形成され、内面が平坦になっており、
前記底箱の上から前記被せ箱を被せた状態で、前記底箱と前記被せ箱とが、これらの周囲に配された別体の帯状部材によって拘束されることにより一体化されており、
前記底面部は底面側係合部を有し、且つ前記天面部は天面側係合部を有しており、
前記底箱を前記被せ箱の上に載置した状態において、前記底面側係合部と前記天面側係合部とが互いに係合可能であり、
前記帯状部材による拘束の解除により、前記被せ箱と前記底箱との一体化状態を解除し、前記被せ箱を取り外した状態において、前記底箱で前記被包装物を保持しつつ、該被包装物を陳列可能になされている、陳列用包装箱。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記被せ箱を取り外す前の前記陳列用包装箱の全体高さが、前記底箱の高さの3倍以上である、請求項1に記載の陳列用包装箱。
【請求項3】
前記底面側係合部が、前記底面部に形成された凹部であり、
前記天面側係合部が、前記天面部に形成された凸部である、請求項1又は2に記載の陳列用包装箱。
【請求項4】
前記天面部は、前記被せ箱の前記幅方向全体に連続する板状部材を含んで構成されている、請求項1~3の何れか1項に記載の陳列用包装箱。
【請求項5】
前記底面部の内面は、前記正面部及び前記背面部と連接する一対のフラップ部を内側に折り畳むことにより形成されており、該一対のフラップ部を突き合せた状態で平面方向に連続した該内面が形成されている、請求項1~4の何れか1項に記載の陳列用包装箱。
【請求項6】
前記底箱において、前記被包装物は自立状態で収容される、請求項5に記載の陳列用包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、陳列用包装箱に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液体洗剤等の商品は、段ボール製の包装箱に収容されて流通されることが一般的である。商品を収容した包装箱は、該包装箱を複数個積み重ねた段積みの状態で輸送されることがある。この段積みを安定して維持する観点から、特許文献1~5に開示の包装箱のように、積みずれを防止する構成を具備した包装箱が提案されている。特許文献1~5に開示の包装箱は、天面部に重ねられたフラップからなる凸部と、底面部に設けられた切り欠けからなる凹部とを係合して、段積みされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-143966号公報
特開2011-255958号公報
特開2012-140174号公報
特開2016-030639号公報
実登第3202167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
包装箱は、店頭で段積みの状態で陳列されることがある。この場合、上の段の包装箱は、商品を露出させた状態にされる。特許文献2~5に開示の包装箱は、該包装箱に設けられた易破断線に沿って破断し、開口を形成することで、該開口から包装箱内に収容された商品を露出させて展示することができる。しかしながら、液体洗剤等の重量が大きい商品を収容する場合、強度を確保する観点から、厚みの大きい包装箱を使用することになる。斯かる包装箱は、易破断線に沿った破断、及び廃棄時の展開が困難であり、取り扱い性に劣る虞がある。また、包装箱の一部を破断させて開口をする場合、天面部及び側面部が部分的に残ることで、商品の視認性に劣る虞がある。特許文献1~5の技術は、段積みが可能ではあるが、包装箱の取り扱い性と、商品の視認性との両立について改善の余地があった。
【0005】
本発明は、段積みが可能でありつつ、包装箱の取り扱い性と、商品の視認性とを両立できる、陳列用包装箱を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、奥行方向、及び該奥行方向と直交する幅方向を有し、被包装物を収容可能な陳列用包装箱に関する。
一実施形態において、前記被包装物を載置する底箱と、該底箱を被覆可能な被せ箱とを具備しており、
前記底箱及び前記被せ箱それぞれは、前記奥行方向において相対向する正面部及び背面部と、前記幅方向において相対向する一対の側面部とを含む周壁部を有していることが好ましい。
一実施形態において、前記底箱は、前記周壁部の上部が開口し、該周壁部の下部の開口が底面部によって閉塞されていることが好ましい。
一実施形態において、前記被せ箱は、前記周壁部の下部が開口し、該周壁部の上部の開口が天面部によって閉塞されていることが好ましい。
一実施形態において、前記底箱は、接着剤を用いずに組み立てられていることが好ましい。
一実施形態において、前記底面部は、複数の板部により形成され、内面が平坦になっていることが好ましい。
一実施形態において、前記底箱の上から前記被せ箱を被せた状態で、前記底箱と前記被せ箱とが、これらの周囲に配された別体の帯状部材によって拘束されることにより一体化されていることが好ましい。
一実施形態において、前記底面部は底面側係合部を有し、且つ前記天面部は天面側係合部を有しており、
前記底箱を前記被せ箱の上に載置した状態において、前記底面側係合部と前記天面側係合部とが互いに係合可能であることが好ましい。
一実施形態において、前記帯状部材による拘束の解除により、前記被せ箱と前記底箱との一体化状態を解除し、前記被せ箱を取り外した状態において、前記底箱で前記被包装物を保持しつつ、該被包装物を陳列可能になされていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の陳列用包装箱によれば、段積みが可能でありつつ、包装箱の取り扱い性と、商品の視認性とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の陳列用包装箱の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示す陳列用包装箱の分解斜視図である。
図3は、図1に示す包装箱を底面部側から視た斜視図である。
図4は、図1に示す包装箱を天面部側から視た斜視図である。
図5は、図1に示す陳列用包装箱の段積み状態を示す斜視図である。
図6は、一体化状態を解除した後の図2に示す底箱の使用状態を示す斜視図である。
図7は、図6に示す底箱を上から視た斜視図である。
図8は、図1に示す被せ箱を形成するためのブランクを示す平面図である。
図9は、図1に示す底箱を形成するためのブランクを示す平面図である。
図10(a)~(c)は、図8に示す被せ箱を組み立てる方法を示す斜視図である。
図11は、図9に示す底箱を組み立てる方法を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1~図5には、本発明に係る陳列用包装箱10(以下、単に「包装箱10」ともいう。)と、被包装物4とを具備する梱包体1の一実施形態が示されている。梱包体1は、包装箱10と、該包装箱10に収容された被包装物4とを具備している。
本実施形態の被包装物4は、可撓性のシートにより形成されたパウチ容器である。このパウチ容器は、内部に液体洗剤等の内容物を収容している。内容物は、例えば液体や粉体であってもよい。包装箱10に収容される被包装物4は特に制限されず、例えば、食器用洗剤、洗濯用洗剤、柔軟剤、加工食品、紙おむつ、生理用品、シャンプー等のヘアケア製品、化粧品、加工食品、飲料等を商品とすることができる。
【0010】
包装箱10は、被包装物4を載置する底箱2と、該底箱2を被覆可能な被せ箱3とを具備している。これら底箱2及び被せ箱3それぞれは、段ボール又は厚紙等の紙製の容器である。これに代えて、底箱2及び被せ箱3は、プラスチック製の段ボールであってもよい。底箱2及び被せ箱の形成材料には、撥水加工が施されてもよい。底箱2は、被包装物4の底部を収容可能な収容空間を内部に有し、被せ箱3は、底箱2を収容可能な収容空間を内部に有している。
被せ箱3と底箱2とは、被せ箱3によって底箱2が被覆された状態で、これら被せ箱3及び底箱2の周囲に配された別体の帯状部材15によって一体化されている(図1参照)。斯かる状態を以下、「一体化状態」ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
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