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公開番号
2025067652
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177791
出願日
2023-10-13
発明の名称
茶飲料組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A23F
3/16 20060101AFI20250417BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)3-メチルインドール
を含有する茶飲料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)3-メチルインドール
を含有する茶飲料組成物。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
成分(A)の含有量が0.05~~1質量%である請求項1記載の茶飲料組成物。
【請求項3】
成分(B)の含有量が0.05~5質量ppbである請求項1又は2記載の茶飲料組成物。
【請求項4】
成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.2×10
-7
~66×10
-7
である請求項1~3のいずれか1項記載の茶飲料組成物。
【請求項5】
緑茶飲料組成物である請求項1~4のいずれか1項記載の茶飲料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶飲料組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
非重合体カテキン類は、Camellia属の茶葉に含まれるポリフェノールの一種であり、内臓脂肪低減効果等の生理作用を有することが報告されている。非重合体カテキン類を含有する飲料はより多くの非重合体カテキン類を継続して摂取し、その生理的効果を享受するのに好適な形態である。
【0003】
一方、3-メチルインドールは、不快な匂いの原因物質の一つであるが、希薄にすると快香として感じられるようになることから、フレーバー及びフレグランスの調合素材等として利用されている。また、例えば、後味の良さが良好ですっきり飲みやすい麦茶飲料として、焙煎大麦由来の抽出物と3-メチルインドールを含む麦茶飲料(特許文献1)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-158942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に茶飲料は、飲用後も一定時間その香りの余韻が感じられる(後記参考例1を参照)。しかしながら、非重合体カテキン類の生理的効果を期待して非重合体カテキン類を高濃度に茶飲料に含有させると、茶飲料の香り自体に変化は見られないものの、飲用時の香りの持続時間が低下することが判明した。ここで、本明細書において「飲用時の香りの持続時間」とは、飲料を嚥下後、飲料の香りが余韻として感じられる時間である。
よって、本発明の課題は、非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、非重合体カテキン類を高濃度に含有する茶飲料に、3-メチルインドールを含有させることで、飲用時の香りの持続時間が増加することを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)3-メチルインドール
を含有する茶飲料組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の茶飲料組成物は、成分(A)として非重合体カテキン類を含有する。ここで、本明細書において「(A)非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
成分(A)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、非重合体カテキン類を含有する植物から抽出したものでもよい。
【0010】
本発明の茶飲料組成物中の成分(A)の含有量は0.05質量%以上であるが、非重合体カテキン類の強化、生理効果の観点から、0.09質量%以上が好ましく、0.12質量%以上がより好ましく、0.14質量%以上が更に好ましく、また、飲用時の香りの持続時間を増加させる観点から、1質量%以下が好ましく、0.4質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましく、0.18質量%以下がより更に好ましい。そして、本発明の茶飲料組成物中の成分(A)の含有量は、0.05質量%以上であり、好ましくは0.05~1質量%であり、より好ましくは0.05~0.4質量%であり、更に好ましくは0.09~0.2質量%であり、より更に好ましくは0.12~0.18質量%、より更に好ましくは0.14~0.18質量%である。ここで、本明細書において、成分(A)の含有量は上記8種の非重合体カテキン類の合計量に基づいて定義される。成分(A)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィーで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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