TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025042617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2024158511
出願日
2024-09-12
発明の名称
香料送達粒子
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01J
13/16 20060101AFI20250319BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】繊維製品に対する香料送達粒子の提供。
【解決手段】(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕及び(B)香料〔以下(B)成分〕を含有する香料送達粒子であって、(B)成分が、(B1)マイクロカプセルに内包された香料〔以下(B1)成分〕及び(B2)マイクロカプセルに内包されていない香料〔以下(B2)成分〕であり、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量が、1質量%以上35質量%以下である、香料送達粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕及び(B)香料〔以下(B)成分〕を含有する香料送達粒子であって、(B)成分が、(B1)マイクロカプセルに内包された香料〔以下(B1)成分〕及び(B2)マイクロカプセルに内包されていない香料〔以下(B2)成分〕であり、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量が、1質量%以上35質量%以下である、香料送達粒子。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
(A)成分が水溶性無機塩である、請求項1記載の香料送達粒子。
【請求項3】
(A)成分が水溶性無機硫酸塩である、請求項1又は2記載の香料送達粒子。
【請求項4】
(B)成分中、(B1)成分の含有量及び(B2)成分の含有量の質量比〔(B1)/(B2)〕が、0.005以上5.0以下である、請求項1又は2記載の香料送達粒子。
【請求項5】
(A)成分の含有量が50質量%以上99質量%以下である、請求項1又は2に項記載の香料送達粒子。
【請求項6】
(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕及び(B)香料〔以下(B)成分〕を混合する香料送達粒子の製造方法であって、(B)成分が、(B1)マイクロカプセルに内包された香料〔以下(B1)成分〕及び(B2)マイクロカプセルに内包されていない香料〔以下(B2)成分〕であり、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量が、1質量%以上35質量%以下である、香料送達粒子の製造方法。
【請求項7】
容器回転型造粒機を用いて(A)成分及び(B)成分を混合する、請求項6記載の香料送達粒子の製造方法。
【請求項8】
(A)成分及び(B2)成分を混合して得られた混合物と、(B1)成分とを混合する、請求項6記載の香料送達粒子の製造方法。
【請求項9】
繊維製品の洗濯工程において、請求項1又は2に記載の香料送達粒子を添加する、繊維製品の賦香方法。
【請求項10】
繊維製品の洗濯工程において、請求項1又は2に記載の香料送達粒子を、洗浄水及びすすぎ水のうちの少なくとも1以上に添加する、請求項9記載の繊維製品の賦香方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、香料送達粒子、香料送達粒子の製造方法及び繊維製品の賦香方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、衣類の洗濯時に洗剤以外の補助成分を用いて衣類に香り、殺菌性、除菌性、抗菌性及び紫外線防御性等の機能を有する香料を付与する技術が研究されている。特に香料を固体担体に担持した顆粒状の組成物、即ち香料送達粒子を、洗剤とは別に洗濯時に添加し、香料成分を衣類に付着させる試みがなされている。
【0003】
特許文献1には、有益物質や香料を内包したマイクロカプセルを固体担体に担持させた造粒粉末の技術が開示されている。特許文献2には、無水硫酸マグネシウムに香料乳化物を含侵させた香料粉末の技術が開示されている。特許文献3には、ポリエチレングリコール及び水溶性フィラーと香料成分を含有する香料含有粒子の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-512452号公報
特開平 1-188597号公報
特開2021-529869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような香料送達粒子は、洗濯工程で用いる場合、洗浄時に洗浄成分により汚れを除去する工程や洗浄成分を除去するすすぎ工程を経ても、香料が繊維製品にとどまることが必要である。このため、洗浄成分が存在する場面では香料送達粒子は溶解せず、すすぎの段階で香料送達粒子が溶解する方法が望まれる。前記香料送達粒子において、洗濯終了時に溶け残りが発生するという課題が生じる一方、洗濯工程時に香料送達粒子の溶解が早すぎると、洗濯終了時に香料が繊維製品に残りにくい。従って、洗濯終了時には香料が繊維製品に十分残る技術が求められる。また、マイクロカプセル及びマイクロカプセルに内包されていない香料成分〔以下外香料という〕を併用した場合、マイクロカプセルの繊維への吸着性が低下し、マイクロカプセルの効果が著しく低下するという課題が生じる。従って、洗濯終了時には香料及びマイクロカプセルが繊維製品に十分残る技術が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一つの実施形態において、(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕及び(B)香料〔以下(B)成分〕を含有する香料送達粒子であって、(B)成分が、(B1)マイクロカプセルに内包された香料〔以下(B1)成分〕及び(B2)マイクロカプセルに内包されていない香料〔以下(B2)成分〕であり、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量が、1質量%以上35質量%以下である、香料送達粒子を提供する。
【0007】
また本発明は、別の実施形態において、(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕と(B)香料〔以下(B)成分〕を混合する香料送達粒子の製造方法であって、(B)成分が、(B1)マイクロカプセルに内包された香料〔以下(B1)成分〕及び(B2)マイクロカプセルに内包されていない香料〔以下(B2)成分〕であり、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量が、1質量%以上35質量%以下である、香料送達粒子の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、繊維製品の洗濯工程において、洗浄工程やすすぎ工程を経ても、香料が繊維製品に多くとどまることができる香料送達粒子を提供することができる。更には、好ましい香りの質を繊維製品に付与できる香料送達粒子を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔香料送達粒子〕
本発明の香料送達粒子は、(A)水溶性固体〔以下(A)成分〕及び(B)香料〔以下(B)成分〕を含有するもので、前記香料送達粒子のカールフィッシャー気化法(JIS K 0113)による水分量は1質量%以上35質量%以下を示す。
【0010】
<(A)成分>
(A)成分の水溶性固体は、例えば、20℃の水100gに対する溶解度が1.0g以上を示すものであってよく、好ましくは溶解度1.0g以上60g以下を示すものであってよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
花王株式会社
容器
17日前
花王株式会社
マスク
24日前
花王株式会社
不織布
1か月前
花王株式会社
包装体
3日前
花王株式会社
ホルダ
7日前
花王株式会社
吸収性物品
19日前
花王株式会社
吸収性物品
19日前
花王株式会社
吸収性物品
18日前
花王株式会社
悪臭抑制剤
18日前
花王株式会社
香料送達粒子
4日前
花王株式会社
蓋付パレット
4日前
花王株式会社
土壌洗浄方法
24日前
花王株式会社
かぶれ抑制剤
17日前
花王株式会社
抗原の検出方法
17日前
花王株式会社
締結紐切断装置
1か月前
花王株式会社
情報処理システム
1か月前
花王株式会社
情報処理システム
19日前
花王株式会社
有益物質送達粒子
4日前
花王株式会社
口腔用エアゾール剤
14日前
花王株式会社
吸収性物品用不織布
1か月前
花王株式会社
プログラム提供装置
4日前
花王株式会社
乳酸応答性酵素電極
24日前
花王株式会社
油中水型乳化組成物
1か月前
花王株式会社
電子基板の製造方法
1か月前
花王株式会社
油中水型乳化組成物
1か月前
花王株式会社
繊維製品の除菌方法
1か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
17日前
花王株式会社
水硬性組成物用起泡剤
10日前
花王株式会社
水硬性組成物用起泡剤
10日前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
6日前
花王株式会社
水硬性組成物用起泡剤
5日前
花王株式会社
インクジェット印刷方法
24日前
花王株式会社
歯茎マッサージ用ブラシ
18日前
花王株式会社
画像形成方法及びトナー
1か月前
花王株式会社
蓄電デバイス電極用分散剤
18日前
花王株式会社
噴出容器及び装着キャップ
1か月前
続きを見る
他の特許を見る