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公開番号
2025072105
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182632
出願日
2023-10-24
発明の名称
睡眠評価システム
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 対象者の睡眠を解析して、睡眠の質を向上できる睡眠評価システムを提供する。
【解決手段】 睡眠評価システムは情報処理装置と複数のセンサとを含む。第1センサは、対象者の活動量を示す活動量データを計測する。第2センサは、前記対象者のバイタルサインを示すバイタルデータを計測する。前記情報処理装置は、前記対象者の挙動を示す挙動データを用いて、前記対象者の睡眠の質が良いL回の睡眠を決定する判定部と、前記L回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記L回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出する算出部と、前記L回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータを用いて、前記対象者の睡眠の質が良い場合の前記複数の睡眠パラメータのそれぞれの値の範囲を決定する解析部とを備え、前記Lは1以上の整数である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置と複数のセンサとを含む睡眠評価システムであって、
前記複数のセンサは、第1センサと第2センサの少なくとも一方を含み、
前記第1センサは、対象者の活動量を示す活動量データを計測し、
前記第2センサは、前記対象者のバイタルサインを示すバイタルデータを計測し、
前記情報処理装置は、
ユーザによる前記情報処理装置に対する操作に応じて、前記対象者の挙動を示す挙動データを生成する生成部と、
前記挙動データを用いて、前記対象者の睡眠の質が良いL回の睡眠を決定する判定部と、
前記L回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記L回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出する算出部と、
前記L回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータを用いて、前記対象者の睡眠の質が良い場合の前記複数の睡眠パラメータのそれぞれの値の範囲を決定する解析部とを具備し、
前記Lは、1以上の整数である、
睡眠評価システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記算出部は、さらに、前記対象者の特定の睡眠に対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記特定の睡眠の複数の睡眠パラメータを算出し、
前記情報処理装置は、
前記特定の睡眠の前記複数の睡眠パラメータと、前記範囲とを用いて、前記特定の睡眠の質を評価する評価部をさらに具備する、
請求項1に記載の睡眠評価システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、
評価された前記特定の睡眠の質を示す情報を、前記ユーザに通知する通知処理部をさらに具備する、
請求項2に記載の睡眠評価システム。
【請求項4】
前記算出部は、さらに、M回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記M回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出し、
前記情報処理装置は、
前記M回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータと、前記範囲とを用いて、前記M回の睡眠のそれぞれの質を評価する評価部をさらに具備し、
前記Mは、2以上の整数である、
請求項1に記載の睡眠評価システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、
評価された前記M回の睡眠のそれぞれの質を示す情報を、前記ユーザに通知する通知処理部をさらに具備する、
請求項4に記載の睡眠評価システム。
【請求項6】
前記通知処理部は、評価された前記M回の睡眠の質を示すグラフを、前記情報処理装置の画面に表示する、
請求項5に記載の睡眠評価システム。
【請求項7】
前記算出部は、
前記対象者による第1の睡眠の前記活動量データと、前記第1の睡眠の前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記第1の睡眠における第1の複数の睡眠パラメータを算出し、
前記対象者による第2の睡眠の前記活動量データと、前記第2の睡眠の前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記第2の睡眠における第2の複数の睡眠パラメータを算出し、
前記情報処理装置は、
前記第1の複数の睡眠パラメータのそれぞれと、前記第2の複数の睡眠パラメータのそれぞれとを比較して、前記第1の睡眠が前記第2の睡眠よりも質が良いことを示す睡眠パラメータの第1の数と、前記第2の睡眠が前記第1の睡眠よりも質が良いことを示す睡眠パラメータの第2の数とを取得し、
前記第1の数と前記第2の数とに基づいて、前記第1の睡眠と前記第2の睡眠のいずれの質がより良いかを決定する評価部をさらに具備する、
請求項1に記載の睡眠評価システム。
【請求項8】
前記評価部は、
前記第1の数が前記第2の数よりも多い場合、前記第1の睡眠が前記第2の睡眠よりも質が良いと決定し、
前記第2の数が前記第1の数よりも多い場合、前記第2の睡眠が前記第1の睡眠よりも質が良いと決定する、
請求項7に記載の睡眠評価システム。
【請求項9】
前記情報処理装置は、
前記第1の睡眠が前記第2の睡眠よりも質が良いと決定された場合、前記第1の睡眠が前記第2の睡眠よりも質が良いことを、前記ユーザに通知し、
前記第2の睡眠が前記第1の睡眠よりも質が良いと決定された場合、前記第2の睡眠が前記第1の睡眠よりも質が良いことを、前記ユーザに通知する通知処理部をさらに具備する、
請求項7または請求項8に記載の睡眠評価システム。
【請求項10】
前記算出部は、さらに、M回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記M回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出し、
前記情報処理装置は、
前記M回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータから、前記M回の睡眠のうちの任意の第3の睡眠における第3の複数の睡眠パラメータと、前記M回の睡眠のうちの、前記第3の睡眠とは異なる任意の第4の睡眠における第4の複数の睡眠パラメータとを取得し、前記第3の複数の睡眠パラメータのそれぞれと、前記第4の複数の睡眠パラメータのそれぞれとを比較して、前記第3の睡眠が前記第4の睡眠よりも前記対象者の睡眠の質が良いことを示す睡眠パラメータの第3の数と、前記第4の睡眠が前記第3の睡眠よりも前記対象者の睡眠の質が良いことを示す睡眠パラメータの第4の数とを取得し、前記第3の数と前記第4の数とに基づいて、前記第3の睡眠と前記第4の睡眠のいずれの質がより良いかを決定する処理を、前記M回の睡眠から選択される2回の睡眠の全ての組み合わせについて行い、
前記全ての組み合わせにおける前記処理の結果に基づいて、前記M回の睡眠の質の順序を決定する評価部をさらに具備し、
前記Mは、2以上の整数である、
請求項1に記載の睡眠評価システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、睡眠評価システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
乳幼児にとって、質の高い睡眠は心身の健やかな成長につながるものである。しかしながら、近年、布団に入ってもなかなか眠れない、適切な時間の睡眠が取れていない、リラックスした状態で眠れていない等、睡眠に問題を抱える乳幼児が増加している。
【0003】
質の良い睡眠を取るためには、現在の睡眠の質を把握し、必要に応じて改善をしていく必要がある。
【0004】
睡眠の質を計測する手段として、様々なセンサやアプリケーションプログラムが開発されている。このようなセンサやアプリケーションプログラムは、例えば、大人の睡眠の質を計測することが想定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7125223号公報
特表2020-523144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
乳幼児の睡眠は、量、質、パターン等に関して、大人の睡眠とは異なる。また、乳幼児の睡眠の状態は、成長と共に変化する。そのため、乳幼児の睡眠の質を向上できる新たな機能の実現が必要とされる。発達障害児についても同様のことが云える。
【0007】
本発明は、上記課題を解決することができる睡眠評価システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、情報処理装置と複数のセンサとを含む睡眠評価システムである。前記複数のセンサは、第1センサと第2センサの少なくとも一方を含む。前記第1センサは、対象者の活動量を示す活動量データを計測する。前記第2センサは、前記対象者のバイタルサインを示すバイタルデータを計測する。前記情報処理装置は、生成部と、判定部と、算出部と、解析部とを具備する。前記生成部は、ユーザによる前記情報処理装置に対する操作に応じて、前記対象者の挙動を示す挙動データを生成する。前記判定部は、前記挙動データを用いて、前記対象者の睡眠の質が良いL回の睡眠を決定する。前記算出部は、前記L回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記L回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出する。前記解析部は、前記L回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータを用いて、前記対象者の睡眠の質が良い場合の前記複数の睡眠パラメータのそれぞれの値の範囲を決定する。前記Lは、1以上の整数である。
【0009】
本発明は、複数のセンサからデータを取得可能な情報処理装置である。前記複数のセンサは、第1センサと第2センサの少なくとも一方を含む。前記第1センサは、対象者の活動量を示す活動量データを計測する。前記第2センサは、前記対象者のバイタルサインを示すバイタルデータを計測する。前記情報処理装置は、生成部と、判定部と、算出部と、解析部とを具備する。前記生成部は、ユーザによる前記情報処理装置に対する操作に応じて、前記対象者の挙動を示す挙動データを生成する。前記判定部は、前記挙動データを用いて、前記対象者の睡眠の質が良いL回の睡眠を決定する。前記算出部は、前記L回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記L回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出する。前記解析部は、前記L回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータを用いて、前記対象者の睡眠の質が良い場合の前記複数の睡眠パラメータのそれぞれの値の範囲を決定する。前記Lは、1以上の整数である。
【0010】
本発明は、複数のセンサからデータを取得可能な情報処理装置を制御する睡眠評価方法である。前記複数のセンサは、第1センサと第2センサの少なくとも一方を含む。前記第1センサは、対象者の活動量を示す活動量データを計測する。前記第2センサは、前記対象者のバイタルサインを示すバイタルデータを計測する。前記睡眠評価方法は、前記情報処理装置の生成部によって、ユーザによる前記情報処理装置に対する操作に応じて、前記対象者の挙動を示す挙動データを生成する。前記睡眠評価方法は、前記情報処理装置の判定部によって、前記挙動データを用いて、前記対象者の睡眠の質が良いL回の睡眠を決定する。前記睡眠評価方法は、前記情報処理装置の算出部によって、前記L回の睡眠のそれぞれに対応する前記活動量データと前記バイタルデータの少なくとも一方を用いて、前記L回の睡眠のそれぞれの複数の睡眠パラメータを算出する。前記睡眠評価方法は、前記情報処理装置の解析部によって、前記L回の睡眠のそれぞれの前記複数の睡眠パラメータを用いて、前記対象者の睡眠の質が良い場合の前記複数の睡眠パラメータのそれぞれの値の範囲を決定する。前記Lは、1以上の整数である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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