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公開番号
2025026414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024131871
出願日
2024-08-08
発明の名称
油中水型乳化組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/25 20060101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】仕上がりが均一で、色ムラカバー力に優れ、化粧ヨレしにくく、艶やかな仕上がりが得られ、化粧持続性にも優れた油中水型乳化組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)アクリルシリコーン系ポリマー、
(C)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、
(D)球状シリカ、
(E)25℃で液状のエステル油
を含有する含浸用油中水型乳化組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)アクリルシリコーン系ポリマー、
(C)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、
(D)球状シリカ、
(E)25℃で液状のエステル油
を含有する含浸用油中水型乳化組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1記載の油中水型乳化組成物を含浸した保持体を、コンパクト容器に内蔵した化粧料。
【請求項3】
成分(A)の疎水化処理が、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理、アルコキシシラン処理から選ばれる1種又は2種以上を含む、請求項2記載の化粧料。
【請求項4】
成分(D)の球状シリカが、比表面積150m
2
/g以下である、請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項5】
成分(A)の含有量が、1~30質量%であり、成分(B)の含有量が、0.01~5質量%であり、成分(C)の含有量が、0.1~12質量%であり、成分(D)の含有量が、0.1~20質量%であり、成分(E)の含有量が、3~40質量%である請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項6】
成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、0.01~1である請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項7】
油中水型乳化組成物が、さらに、揮発性油1~50質量%を含有する請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項8】
油中水型乳化組成物が、水の含有量が3~50質量である請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項9】
油中水型乳化組成物が、30℃における粘度が、3000~30000mPa・sである、請求項2又は3記載の化粧料。
【請求項10】
保持体が、発泡体、多孔質体、繊維の集合体である、請求項2又は3記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンパクト容器に内蔵したスポンジ等の保持体に液状化粧料を含浸させ、使用時に、指や塗布具を用いて保持体から取り、肌に塗布する形態の化粧料が開発されている。
例えば、特許文献1には、化粧料組成物が含浸されたポリエーテル系ウレタンフォームを含む化粧品が、安定性、携帯性及び使用感に優れることが記載されている。
特許文献2には、特定の有機紫外線遮蔽剤を含む化粧料組成物を、水不溶性スポンジに含浸させた化粧品が、紫外線遮断機能に優れることが記載されている。
特許文献3には、架橋型ポリエーテル変性シリコーン又は架橋型ポリグリセリン変性シリコーンと、デンドリマー型シロキサン構造を側鎖に有するアクリルポリマー又はシリコーン化プルランとを含有する含浸用油中水型乳化化粧料が、含浸体への充填適正や保持性を維持しながら、使用感と毛穴等の補正効果に優れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-530252号公報
特開2017-088631号公報
特開2019-131489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の化粧料は、仕上がりが不均一になり、色ムラカバー力にも劣るという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、疎水化処理された着色顔料、アクリルシリコーン系ポリマーと、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、球状シリカ、液状のエステル油を組合わせた油中水型乳化組成物が、仕上がりが均一で、色ムラカバー力に優れ、化粧ヨレしにくく、艶やかな仕上がりが得られ、化粧持続性にも優れることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)アクリルシリコーン系ポリマー、
(C)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、
(D)球状シリカ、
(E)25℃で液状のエステル油
を含有する含浸用油中水型乳化組成物に関する。
【0007】
また、本発明のは、前記油中水型乳化組成物を含浸した保持体を、コンパクト容器に内蔵した化粧料に関する。
また、本発明は、保持体に含浸させた油中水型乳化組成物を、該保持体から指又は塗布具で取り、肌に塗布することを特徴とする、前記化粧料の使用方法に関する。
また、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)アクリルシリコーン系ポリマー、
(C)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、
(D)球状シリカ、
(E)25℃で液状のエステル油
を含有する油中水型乳化組成物を含浸した保持体と、コンパクト容器をセットした、化粧料キットに関する。
【0008】
また、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)アクリルシリコーン系ポリマー、
(C)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリルエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上、
(D)球状シリカ、
(E)25℃で液状のエステル油
を含有する油中水型乳化組成物に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明で用いる油中水型乳化組成物は、仕上がりが均一で、色ムラカバー力に優れ、化粧ヨレしにくく、艶やかな仕上がりが得られ、化粧持続性にも優れている。油中水型乳化組成物は、保持体に含浸させ、コンパクト容器に内蔵した化粧料として用いるのに適している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明で用いる成分(A)は、疎水化処理された着色顔料である。
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料、有機色素及びそのレーキ顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素等が挙げられ、これらの着色顔料の複合体、これらの着色顔料を硫酸バリウムやタルク等の体質顔料で希釈した混合顔料などが挙げられる。
着色顔料としては、肌をカバーし、審美性のあるメイクアップ効果を付与する観点から、金属酸化物を含むのが好ましく、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる1種又は2種以上を含むのがより好ましく、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる1種又は2種以上を含むのがさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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