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公開番号2024174623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092539
出願日2023-06-05
発明の名称エアゾール化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/02 20060101AFI20241210BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】エアゾール容器から吐出しても液垂れせず、塗布後の肌がべたつかず、ハリ感及びなじみ感に優れ、乾燥後の外観が透明なエアゾール化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)ニコチン酸アミド 2~10質量%、
(B)水溶性増粘剤、
(C)多価アルコール、
(D)水
を含む原液、並びに
(E)炭酸ガス
を含有するエアゾール化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)ニコチン酸アミド 2~10質量%、
(B)水溶性増粘剤、
(C)多価アルコール、
(D)水
を含む原液、並びに
(E)炭酸ガス
を含有するエアゾール化粧料。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.05~3である請求項1記載のエアゾール化粧料。
【請求項3】
成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、0.001~1である請求項1又は2記載のエアゾール化粧料。
【請求項4】
原液中の成分(C)の含有量が、9~30質量%である請求項1~3のいずれか1項記載のエアゾール化粧料。
【請求項5】
25℃における原液の粘度が1000~10000mPa・sである請求項1~4のいずれか1項記載のエアゾール化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール化粧料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
目下のクマ、くすみなどの肌トラブルは、血流低下が原因とされ、これらを改善するため、炭酸ガス効果や有効成分を利用した化粧料が検討されている。
例えば、特許文献1には、ニコチン酸アミド等のスキンケア活性剤、界面活性剤、脂肪族アルコール、水を含む、液体発泡性組成物(エアゾール製品)が、スキンケア活性剤の送達濃度を最大3倍にできることが記載されている。
一方、皮膚老化防止効果や、肌荒れ改善効果を得る目的で、ニコチン酸アミドを配合した化粧料が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-526586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエアゾール化粧料に、ニコチン酸アミドを多量に配合しようとした場合、エアゾール容器から吐出した泡が不均一で垂れやすくなるという課題があった。また、ニコチン酸アミドは粉末であるため、泡を吐出させると析出して、乾燥後に白い塗膜が残る場合があった。さらに、塗布後の肌がべたついたり、肌のハリ感やなじみ感が得られないという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、ニコチン酸アミドと、水溶性増粘剤、多価アルコールを原液中に配合することにより、エアゾール容器から吐出しても液垂れせず、塗布後の肌がべたつかず、ハリ感及びなじみ感に優れ、乾燥後の外観が透明なエアゾール化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)ニコチン酸アミド 2~10質量%、
(B)水溶性増粘剤、
(C)多価アルコール、
(D)水
を含む原液、並びに
(E)炭酸ガス
を含有するエアゾール化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のエアゾール化粧料は、エアゾール容器から吐出しても液垂れせず、塗布後の肌がべたつかず、ハリ感及びなじみ感に優れ、吐出後にニコチン酸アミドが析出せず、乾燥後の外観が透明なものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
成分(A)のニコチン酸アミドは、ニコチン酸のアミド化合物であり、水、エタノール、グリセリンに可溶で、ビタミンB群に含まれる公知物質であり、天然物(米ぬかなど)から抽出されたものや、公知の方法によって合成したものを用いることができる。具体的には、第15改正日本薬局方2008に収載されているものを用いることができる。
【0009】
成分(A)の含有量は、皮膚老化防止効果を向上させ、肌荒れ改善効果を向上させ、塗布後の肌のハリ感を向上させ、塗布後の肌のべたつきを低減させ、塗布時のなじみ感を向上させ、エアゾール容器から吐出した後のニコチン酸アミドの析出を抑制させ、乾燥後の外観を透明にさせる観点から、原液中に2~10質量%であり、2.5~9質量%が好ましく、3.5~7質量%がより好ましい。
【0010】
本発明で用いる成分(B)の高分子増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマー等のアルキル変性されていてもよいカルボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミド及び(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー等のポリアクリルアミド化合物、キサンタンガム、カラギニン、セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、スターチ等の多糖類などが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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