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公開番号2025019441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123058
出願日2023-07-28
発明の名称繊維製品の除菌方法
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類D06M 15/263 20060101AFI20250131BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】除菌性能に優れる繊維製品の除菌方法を提供する。
【解決手段】(a)カルボキシ基を有するポリマー及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させること、処理液1と繊維製品とを接触させた後、(b)アニオン性界面活性剤及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させること、を行う、繊維製品の除菌方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)カルボキシ基を有するポリマー〔以下、(a)成分という〕及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させること、
処理液1と繊維製品とを接触させた後、(b)アニオン性界面活性剤〔以下、(b)成分という〕及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させること、を行う、
繊維製品の除菌方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
(a)成分及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させる工程1と、
工程1の後、(b)成分及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させる工程2を行う、
請求項1に記載の繊維製品の除菌方法。
【請求項3】
工程1及び工程2における浴比が1以上100以下である、請求項2に記載の繊維製品の除菌方法。
【請求項4】
処理液1は、(b)成分を含有する、請求項1~3の何れか1項に記載の繊維製品の除菌方法。
【請求項5】
前記工程1又は工程2で得られた繊維製品を乾燥させる工程を含む、請求項2~4の何れか1項に記載の繊維製品の除菌方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維製品の除菌方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、衛生意識の高まりにより衣料等の繊維製品では、繊維製品に対して洗浄等の処理を行う際の洗浄性能だけでなく除菌性能の更なる向上が求められている。
【0003】
特許文献1には、酸性洗濯洗剤組成物であって、(a)前記洗剤の約20重量%未満の所定の界面活性剤系と、(b)有機酸性化剤と、(c)前記洗剤組成物の純粋pHを約2.5以上であるが約3.0以下で上昇させるのに必要な量で添加される、アルカリ性中和剤と、を含む、洗濯洗剤組成物が開示されている。
また、特許文献2には、(A)不飽和カルボン酸由来の構成単位を含む重量平均分子量が5万以上1000万以下の高分子化合物、(B)糖由来の構成単位又はビニルアルコール由来の構成単位を含む、重量平均分子量が2000以上50万以下の高分子化合物(但し(A)成分を除く)、及び(C)水を含有する、繊維製品用易洗浄性付与剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015-508445号公報
特開2022-80076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、洗濯機内に多くの繊維製品を入れたり、洗濯時のダメージを防ぐために繊維製品を洗濯ネットに入れて洗ったりすると、繊維製品が重なり、繊維製品が重なった部分には、除菌剤等の有効成分が届きにくくなる。その結果、繊維製品に有効成分が良く届く部分と良く届かない部分が生じる。特に、繊維製品に菌が残ると、繊維製品のにおいの原因となるおそれがある。
本発明は、除菌性能に優れる繊維製品の除菌方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(a)カルボキシ基を有するポリマー〔以下、(a)成分という〕及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させること、
処理液1と繊維製品とを接触させた後、(b)アニオン性界面活性剤〔以下、(b)成分という〕及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させること、を行う、繊維製品の除菌方法に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、除菌性能に優れる繊維製品の除菌方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の繊維製品の除菌方法が、繊維製品の除菌性能に優れる理由は定かではないが、以下のように推察される。
発明者らは、鋭意検討の結果、(b)成分であるアニオン性界面活性剤を含み、pH6未満の処理液を繊維製品に接触させることで、(b)成分が繊維製品の殺菌性を発現することを見出した。
そして、(b)成分を含有する処理液と繊維製品とを接触させる前に、(a)成分であるカルボキシ基を有するポリマーを含有する処理液をpH5未満の条件で繊維製品と接触させることで、後に行う(b)成分を含有する処理液と繊維製品との接触において、(b)成分の繊維製品中への浸透性が向上するものと推察される。
これにより、繊維製品内部に浸透する(b)成分の量の増加と、内部に存在する菌と(b)成分の接触効率の向上により、繊維製品の除菌性能が向上したものと推察される。
なお、本発明の繊維製品の除菌方法は、上記の作用機構になんら限定されるものではない。
【0009】
<繊維製品の除菌方法>
本発明の繊維製品の除菌方法は、(a)カルボキシ基を有するポリマー〔以下、(a)成分という〕及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させること、
処理液1と繊維製品とを接触させた後、(b)アニオン性界面活性剤〔以下、(b)成分という〕及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させること、を行う。処理液2は、繊維製品の除菌を行う除菌成分として(b)成分を含有する。
【0010】
また、本発明の繊維製品の除菌方法は、(a)成分及び水を含有し、pHが5未満の処理液1と、繊維製品と、を接触させる工程1と、
工程1の後、(b)成分及び水を含有し、pHが6未満の処理液2と、繊維製品と、を接触させる工程2を行う、繊維製品の除菌方法であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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