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公開番号
2025006247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106918
出願日
2023-06-29
発明の名称
吸収性物品用不織布
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人クオリオ
,
個人
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個人
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個人
主分類
D04H
1/54 20120101AFI20250109BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】吸収性物品における液吸収性と柔らかな風合いとを同時に更に向上できる吸収性物品用不織布を提供する。
【解決手段】肌面側と該肌面側の反対側の非肌面側とを有し、前記肌面側に突出し平面方向に延在する複数の畝部と、隣り合う前記畝部の間の凹部とを備える吸収性物品用不織布であって、構成繊維には繊維同士を結合する融着部が複数配され、該融着部には、繊維間に張られた膜状部が含まれる、吸収性物品用不織布。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
肌面側と該肌面側の反対側の非肌面側とを有し、前記肌面側に突出し平面方向に延在する複数の畝部と、隣り合う前記畝部の間の凹部とを備える吸収性物品用不織布であって、
構成繊維には繊維同士を結合する融着部が複数配され、該融着部には、繊維間に張られた膜状部が含まれる、吸収性物品用不織布。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記畝部は、該畝部の延在方向に沿う繊維配向性を有する、請求項1記載の吸収性物品用不織布。
【請求項3】
前記凹部の底部に開孔部を有する、請求項1又は2記載の吸収性物品用不織布。
【請求項4】
肌面側の上層と非肌面側の下層との積層構造を有し、前記上層が前記畝部と前記凹部とを備え、前記凹部の底部において前記上層と前記下層とが積層されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
【請求項5】
前記上層が有する前記畝部の内部は、前記下層が入り込んだ構造を有する、請求項4記載の吸収性物品用不織布。
【請求項6】
複数の突起と該突起間の凹部とを備えた凹凸形状の支持体上に繊維ウエブを載置し、前記凹部に沿って、前記繊維ウエブを、押し込み部材の押し込み部によって押し込んで賦形すると共に、前記突起に対応する箇所を開孔し、前記押し込み部材側に開孔面を有する凹凸開孔繊維ウエブを形成する、押し込み工程と、
前記押し込み工程と同時又は該押し込み工程後に、前記凹凸開孔繊維ウエブに第1の加熱流体を付与して繊維同士を融着させて凹凸開孔不織布を得る熱流融着工程と、
前記熱流融着工程後に、前記凹凸開孔不織布に第2の加熱流体を付与しながら下記ドロー比1.05以上1.2以下にて引き延ばす延伸融着工程と、を有する吸収性物品用不織布の製造方法。
ドロー比=(第2の加熱流体付与部の下流の牽引部における前記凹凸開孔不織布の引っ張り速度)/(第2の加熱流体付与部における前記凹凸開孔不織布の送り速度)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は吸収性物品用不織布に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
不織布は、おむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の構成部材など様々な用途に用いられている。例えば、特許文献1~4には、風合いやクッション性、液吸収性等の観点から様々な凹凸構造を備えた不織布が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-133574号公報
特開平3-137258号公報
特開2008-25081号公報
特開2020-467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、吸収性物品の持つ機能への使用者の要求レベルが更に高まっていきている。そのため、前記吸収性物品に用いられる不織布において、吸収性物品における液吸収性や風合い等の機能を更に高め得るものが求められるようになっており、この点において更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の点に鑑み、吸収性物品における液吸収性と柔らかな風合いとを同時に更に向上できる吸収性物品用不織布に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、肌面側と該肌面側の反対側の非肌面側とを有し、前記肌面側に突出し平面方向に延在する複数の畝部と、隣り合う前記畝部の間の凹部とを備える吸収性物品用不織布であって、構成繊維には繊維同士を結合する融着部が複数配され、該融着部には、繊維間に張られた膜状部が含まれる、吸収性物品用不織布を提供する。
【0006】
また、本発明は、複数の突起と該突起間の凹部とを備えた凹凸形状の支持体上に繊維ウエブを載置し、前記凹部に沿って、前記繊維ウエブを、押し込み部材の押し込み部によって押し込んで賦形すると共に、前記突起に対応する箇所を開孔し、前記押し込み部材側に開孔面を有する凹凸開孔繊維ウエブを形成する、押し込み工程と、前記押し込み工程と同時又は該押し込み工程後に、前記凹凸開孔繊維ウエブに第1の加熱流体を付与して繊維同士を融着させて凹凸開孔不織布を得る熱流融着工程と、前記熱流融着工程後に、前記凹凸開孔不織布に第2の加熱流体を付与しながら下記ドロー比1.05以上1.2以下にて引き延ばす延伸融着工程と、を有する吸収性物品用不織布の製造方法を提供する。
ドロー比=(第2の加熱流体付与部の下流の牽引部における前記凹凸開孔不織布の引っ張り速度)/(第2の加熱流体付与部における前記凹凸開孔不織布の送り速度)
【発明の効果】
【0007】
本発明の吸収性物品用不織布は、吸収性物品における液吸収性と柔らかな風合いとを同時に更に向上できる。本発明の吸収性物品用不織布の製造方法によれば、上記の本発明の吸収性物品用不織布を好適に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の吸収性物品用不織布の一例を肌面側から模式的に示す平面図である。
図1に示す吸収性物品用不織布のR1-R1線断面図である。
(A)及び(B)は、繊維間に張られた膜状部の一例を示す図面代用写真である。
繊維の配向性の測定方法を説明する図であり、(A)は繊維のSEM画像であり、(B)はOHP繊維画像であり、(C)は二値化した繊維画像であり、(D)はパワースペクトルであり、(E)は平均振幅の角度分布図である。
図1に示す吸収性物品用不織布のR2-R2線断面図である。
本発明の不織布が複数の繊維層からなる形態の一例を示す断面図である。
本発明に係る吸収性物品用不織布の製造方法の好ましい一実施形態を模式的に示す説明図であり、(A)は押し込み工程を示し、(B)は第1の加熱流体により凹凸開孔不織布を得る熱流融着工程を示し、(C)は凹凸開孔不織布に第2の加熱流体を付与しながら引き延ばす延伸融着工程を示す。
支持体の平面図である。
押し込み部材の平面図である。
支持体と押し込み部材とを組み合わせた状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る吸収性物品用不織布の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら、以下に説明する。なお、本明細書において、吸収性物品用不織布を単に不織布ということがある。
【0010】
不織布10は、図1及び2に示すように、肌面側10Tと該肌面側10Tの反対側の非肌面側10Bとの表裏面を有する。肌面側10Tは、不織布10を吸収性物品に組み込む際に着用者の肌面に向く面側を言い、非肌面側10Bは、着用者の肌面に向く面側とは反対側をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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