TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024136663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047849
出願日2023-03-24
発明の名称記録装置および記録方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 11/14 20060101AFI20240927BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置の小型化と媒体の高さ検出の時間短縮とを両立させる記録装置および記録方法を提供すること。
【解決手段】記録装置1は、媒体支持部31m、記録部80、移動部70、高さ検出部20、および制御部90を備え、制御部90は、第1次検出と、第2次検出と、を高さ検出部20に実施させ、第1次検出では、接触部24aを第1方向へ移動させながら、変位検出部25は媒体Mとの接触および非接触を検出し、接触が検出されると、第1方向への移動が中断され、媒体支持部31mが移動部70に対して第1の距離離れてから、第1方向への移動が再開され、第2次検出では、接触部24aを第1方向と反対の第2方向へ移動させながら、変位検出部25は媒体Mとの接触および非接触を検出し、接触が検出されると、第2方向への移動が中断され、媒体支持部31mが移動部70に対して非接触が検出されるまで離れてから、第2方向への移動が再開される。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を支持する媒体支持部と、
前記媒体に記録を行う記録部と、
前記媒体支持部に対して、第1軸に沿って相対的に移動する移動部と、
前記移動部に取り付けられる検出部と、
制御部と、を備え、
前記検出部は、前記移動部に回動可能に連結された腕部と、前記腕部の一端に固定された接触部と、前記接触部と前記媒体との接触および非接触を検出する変位検出部と、を備え、
前記接触部は、前記第1軸と直交する第2軸において、前記媒体支持部と重ねられて配置され、
前記媒体支持部は、前記移動部に対して、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸に沿って相対的に移動可能であり、
前記腕部は、前記移動部が移動する間に前記接触部が前記媒体と接触することによって、回動軸を中心として回動し、
前記変位検出部は、前記腕部の回動によって前記接触および前記非接触を検出し、
前記制御部は、第1次検出と、前記第1次検出に次ぐ第2次検出と、を前記検出部に実施させ、
前記第1次検出では、
前記接触部を前記第1軸に沿う第1方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、
前記接触が検出された場合には、前記第1方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って第1の距離離れてから、前記第1方向への移動が再開され、
前記第2次検出では、
前記接触部を前記第1方向と反対の第2方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、
前記接触が検出された場合には、前記第2方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って、前記非接触が検出されるまで離れてから、前記第2方向への移動が再開される、記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1次検出に先行する故障検出を、前記変位検出部に実施させ、
前記故障検出では、前記検出部の不具合を確認する、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
報知部を備え、
前記制御部は、前記第1次検出および前記第2次検出の検出結果を、前記報知部を介して使用者に報知する、請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1次検出において、前記接触が検出されずに前記第1方向への移動が終了した場合には、前記制御部はエラー判定を行わずに前記第2次検出を実施させる、請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第1次検出において、前記移動部は前記第1方向へ第1速度で移動し、
前記第2次検出において、前記移動部は前記第2方向へ第2速度で移動し、
前記第1速度は、前記第2速度よりも高速である、請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
媒体を支持する媒体支持部と、
前記媒体に記録を行う記録部と、
前記媒体支持部に対して、第1軸に沿って相対的に移動する移動部と、
前記移動部に取り付けられる検出部と、
制御部と、を備える記録装置を用いた記録方法であって、
前記検出部は、前記移動部に回動可能に連結された腕部と、前記腕部の一端に固定された接触部と、前記接触部と前記媒体との接触および非接触を検出する変位検出部と、を備え、
前記接触部は、前記第1軸と直交する第2軸において、前記媒体支持部と重ねられて配置され、
前記媒体支持部は、前記移動部に対して、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸に沿って相対的に移動可能であり、
前記腕部は、前記移動部が移動する間に前記接触部が前記媒体と接触することによって、回動軸を中心として回動し、
前記変位検出部は、前記腕部の回動によって前記接触および前記非接触を検出し、
前記制御部は、第1次検出と、前記第1次検出に次ぐ第2次検出と、を前記変位検出部に実施させ、
前記第1次検出では、
前記接触部を前記第1軸に沿う第1方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、
前記接触が検出された場合には、前記第1方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って第1の距離離れてから、前記第1方向への移動が再開され、
前記第2次検出では、
前記接触部を前記第1方向と反対の第2方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、
前記接触が検出された場合には、前記第2方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って、前記非接触が検出されるまで離れてから、前記第2方向への移動が再開される、記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置および記録方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷用の媒体と記録部との位置関係を調整する記録装置が知られていた。例えば、特許文献1には、印刷媒体とインクジェットヘッドとの上下方向の距離を調整するインクジェットプリンターが開示されている。該インクジェットプリンターは、上記の距離を調整するために、印刷媒体の上端の高さを検知する検知機構を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-62828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、装置を小型化することが難しいという課題があった。詳しくは、該装置は、所謂シリアル方式のプリンターであり、インクジェットヘッドを印刷媒体に対して走査させながら印刷を行う。検知部材は、インクジェットヘッドの走査範囲から外れた位置にて、保持部材の下方に取り付けられる。これにより、検知部材を、インクジェットヘッドの走査と干渉しないよう配置する必要がある。そのため、検知部材が保持部材の端部に突出して、装置を小型化することが難しくなっていた。
【0005】
また、特許文献1に記載の装置では、印刷媒体の高さの検知に要する時間を短縮することが難しいという課題もあった。詳しくは、特許文献1の段落31に記載されているように、テーブルに載置された印刷媒体に検知部材の下端部が接触するようにテーブルの高さを調整する必要があった。換言すると、テーブルの高さ調整を手動で行わなければならなかった。また、検知精度を向上させるために検知動作を繰り返すと、さらに時間がかかる場合があった。すなわち、装置の小型化と、媒体の高さ検出の時間短縮と、を両立させる記録装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
記録装置は、媒体を支持する媒体支持部と、前記媒体に記録を行う記録部と、前記媒体支持部に対して、第1軸に沿って相対的に移動する移動部と、前記移動部に取り付けられる検出部と、制御部と、を備え、前記検出部は、前記移動部に回動可能に連結された腕部と、前記腕部の一端に固定された接触部と、前記接触部と前記媒体との接触および非接触を検出する変位検出部と、を備え、前記接触部は、前記第1軸と直交する第2軸において、前記媒体支持部と重ねられて配置され、前記媒体支持部は、前記移動部に対して、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸に沿って相対的に移動可能であり、前記腕部は、前記移動部が移動する間に前記接触部が前記媒体と接触することによって、回動軸を中心として回動し、前記変位検出部は、前記腕部の回動によって前記接触および前記非接触を検出し、前記制御部は、第1次検出と、前記第1次検出に次ぐ第2次検出と、を前記検出部に実施させ、前記第1次検出では、前記接触部を前記第1軸に沿う第1方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、前記接触が検出された場合には、前記第1方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って第1の距離離れてから、前記第1方向への移動が再開され、前記第2次検出では、前記接触部を前記第1方向と反対の第2方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、前記接触が検出された場合には、前記第2方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って、前記非接触が検出されるまで離れてから、前記第2方向への移動が再開される。
【0007】
記録方法は、媒体を支持する媒体支持部と、前記媒体に記録を行う記録部と、前記媒体支持部に対して、第1軸に沿って相対的に移動する移動部と、前記移動部に取り付けられる検出部と、制御部と、を備える記録装置を用いた記録方法であって、前記検出部は、前記移動部に回動可能に連結された腕部と、前記腕部の一端に固定された接触部と、前記接触部と前記媒体との接触および非接触を検出する変位検出部と、を備え、前記接触部は、前記第1軸と直交する第2軸において、前記媒体支持部と重ねられて配置され、前記媒体支持部は、前記移動部に対して、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸に沿って相対的に移動可能であり、前記腕部は、前記移動部が移動する間に前記接触部が前記媒体と接触することによって、回動軸を中心として回動し、前記変位検出部は、前記腕部の回動によって前記接触および前記非接触を検出し、前記制御部は、第1次検出と、前記第1次検出に次ぐ第2次検出と、を前記変位検出部に実施させ、前記第1次検出では、前記接触部を前記第1軸に沿う第1方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、前記接触が検出された場合には、前記第1方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って第1の距離離れてから、前記第1方向への移動が再開され、前記第2次検出では、前記接触部を前記第1方向と反対の第2方向へ移動させながら、前記変位検出部は前記接触および前記非接触を検出し、前記接触が検出された場合には、前記第2方向への移動が中断され、前記媒体支持部が前記移動部に対して前記第3軸に沿って、前記非接触が検出されるまで離れてから、前記第2方向への移動が再開される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る記録装置の斜視図。
高さ検出部の斜視図。
高さ検出部の要部拡大斜視図。
高さ検出部の要部拡大斜視図。
高さ検出部の側面図。
高さ検出部の検出状態の説明図。
高さ検出部の検出状態の説明図。
高さ検出部の検出状態における接触板の動きを示す説明図。
記録装置のブロック図。
移動部、キャリッジ、およびテーブルのホーム位置を示す模式平面図。
テーブルに対する移動部および検出部の基準位置を示す模式側面図。
故障検出および第1次検出の動作を示すフロー図。
故障検出および第1次検出の動作を示すフロー図。
故障検出および第1次検出の動作を示すフロー図。
故障検出の動作を示す模式側面図。
故障検出の動作を示す模式側面図。
故障検出の動作を示す模式側面図。
故障検出の動作を示す模式側面図。
第1次検出の動作を示す模式側面図。
第1次検出の動作を示す模式側面図。
第1次検出の動作を示す模式側面図。
移動部、キャリッジ、およびテーブルの第2次検出開始位置を示す模式平面図。
第2次検出の動作を示すフロー図。
第2次検出の動作を示すフロー図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
第2次検出の動作を示す模式側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に述べる実施の形態では、媒体に記録を実行する記録装置、および該記録装置を適用する記録方法を例示して、図面を参照して説明する。
【0010】
以下の各図においては、必要に応じて相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Y軸は記録装置の前後方向に沿い、記録装置の+Y方向を前方とする。X軸は記録装置の左右方向に沿い、記録装置の+X方向を右方とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって、記録装置における+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。X軸に沿う方向が左右方向であり、Y軸に沿う方向が前後方向であり、Z軸に沿う方向が上下方向である。なお、Y軸が本発明の第1軸に相当し、X軸が本発明の第2軸に相当し、Z軸が本発明の第3軸に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
凸版印刷版原版
2か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
2か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
18日前
日本製紙株式会社
感熱記録体
12日前
株式会社リコー
液体吐出装置
11日前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
1か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
26日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
4日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
26日前
株式会社リコー
画像形成システム
3か月前
デュプロ精工株式会社
孔版印刷装置
19日前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
3か月前
イーデーエム株式会社
プリンタ装置
3か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
1か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出方法
4日前
イーデーエム株式会社
熱転写プリンタ
18日前
シャープ株式会社
画像形成装置
8日前
シャープ株式会社
画像形成装置
4日前
ブラザー工業株式会社
液体容器
26日前
ブラザー工業株式会社
補助部材
1か月前
ブラザー工業株式会社
インク容器
26日前
続きを見る