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公開番号2024166616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082821
出願日2023-05-19
発明の名称印刷制御システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20241122BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷ジョブのダウンロードの無駄な発生を抑制できるようにする。
【解決手段】印刷制御システムは、印刷制御システムであって、前記印刷制御システムに電子機器が接近したことを検知する検知手段と、特定の認証処理を行う認証処理手段と、電子機器が前記印刷制御システムに接近し、かつ、前記検知手段で検知された接近の態様に関する条件を含む所定の条件を満たす場合に、前記認証処理手段による前記特定の認証処理が完了する前に、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御する制御手段とを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
印刷制御システムであって、
前記印刷制御システムに電子機器が接近したことを検知する検知手段と、
特定の認証処理を行う認証処理手段と、
電子機器が前記印刷制御システムに接近し、かつ、前記検知手段で検知された接近の態様に関する条件を含む所定の条件を満たす場合に、前記認証処理手段による前記特定の認証処理が完了する前に、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御する制御手段と
を有することを特徴とする印刷制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記所定の条件は、前記電子機器の接近の回数に関する条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項3】
前記所定の条件は、前記電子機器が接近した状態の時間に関する条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記電子機器のユーザーが印刷実行した回数に関する条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項5】
前記検知手段は、無線通信が可能な範囲内に前記電子機器が存在する場合には、前記印刷制御システムに前記電子機器が接近したことを検知することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項6】
前記特定の認証処理は、前記電子機器のユーザーがログインする認証処理であることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項7】
前記認証処理手段は、前記電子機器が登録ユーザーの電子機器であるか否かの第1の認証処理と、前記電子機器のユーザーがログインする第2の認証処理とを行い、
前記特定の認証処理は、前記第2の認証処理であることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
【請求項8】
前記制御手段は、前記電子機器の接近の回数が第1の閾値より多い場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御し、前記電子機器の接近の回数が第1の閾値より多くない場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御しないことを特徴とする請求項2に記載の印刷制御システム。
【請求項9】
前記制御手段は、前記電子機器が接近した状態の時間が第2の閾値より長い場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御し、前記電子機器が接近した状態の時間が第2の閾値より長くない場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御しないことを特徴とする請求項3に記載の印刷制御システム。
【請求項10】
前記制御手段は、前記電子機器が接近した状態の継続時間の累計が第2の閾値より長い場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御し、前記電子機器が接近した状態の継続時間の累計が第2の閾値より長くない場合には、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御しないことを特徴とする請求項3に記載の印刷制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷制御システム、印刷制御システムの制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自分の印刷ジョブを一旦、プリントサーバーへ登録し、出力認証(例えばPIN/CARD認証)を行う事で、印刷物の出力を行う仕組みが知られている。また、印刷ジョブのデータが大きい場合、プリントサーバーから印刷装置へのダウンロードに時間が掛かるため、印刷開始に時間が掛かるという課題がある。
【0003】
特許文献1には、スマートフォン等の端末装置又は電子機器が印刷装置に近づいた際、認証を行い、プリントサーバーから印刷装置に印刷ジョブをダウンロードし、一定の距離、離れた場合に、意図しないものと判断し、印刷ジョブを削除する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7103005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、一度ダウンロードした印刷ジョブでも、意図しない印刷ジョブと判断した場合、削除する処理を行い、再度近づいた際にダウンロードを実行する。そのため、ユーザーが意図せず、印刷装置に近づいたり離れたりすると、印刷装置に多大な処理負荷が生じる。結果として、現在、印刷装置を利用しているユーザーの印刷時間にも影響を及ぼしかねない。さらに、不用意に広域ネットワーク帯域を圧迫する事で、周辺機器にも影響が生じる可能性がある。
【0006】
本開示の目的は、印刷ジョブのダウンロードの無駄な発生を抑制できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
印刷制御システムは、印刷制御システムであって、前記印刷制御システムに電子機器が接近したことを検知する検知手段と、特定の認証処理を行う認証処理手段と、電子機器が前記印刷制御システムに接近し、かつ、前記検知手段で検知された接近の態様に関する条件を含む所定の条件を満たす場合に、前記認証処理手段による前記特定の認証処理が完了する前に、前記電子機器のユーザーの印刷ジョブをダウンロードするように制御する制御手段とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、印刷ジョブのダウンロードの無駄な発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷装置のネットワーク構成例を示す図である。
印刷装置の外観例を示す図である。
印刷装置が待機状態にある時の内部構成例を示す図である。
印刷装置の構成例を示すブロック図である。
端末探知装置の構成例を示すブロック図である。
認証端末の構成例を示すブロック図である。
印刷ジョブをダウンロードする工程を示すフローチャートである。
通信継続時間測定方法の工程を示すフローチャートである。
印刷ジョブをダウンロードする工程を示すフローチャートである。
印刷ジョブダウンロード設定を示す図である。
印刷ジョブ選択画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について詳細に説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素は、例としての形態を示すものであり、この特許請求の範囲をそれらのみに限定するものではない。また、実施形態で対応する構成要素及び処理には、同一の符号を付し、実施形態で対応する構成要素及び処理についての重複説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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