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公開番号2025030431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135715
出願日2023-08-23
発明の名称液体吐出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】吐出した液体により形成される塗膜の品質を高くする液体吐出方法を提供する。
【解決手段】液体吐出方法は、活性エネルギー線硬化型の液体を吐出し、吐出された液体に活性エネルギー線を照射して、液体を硬化させる液体吐出方法であって、液体を吐出して、記録媒体上に第1塗膜を形成する工程と、前記液体を吐出して、基材上に第2の塗膜を形成する工程と、前記第2の塗膜を評価する工程と、前記第2の塗膜を評価する工程での評価結果に基づいて、前記活性エネルギー線の照射条件、及び、液体吐出条件の少なくとも一方の条件を変更する工程と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
活性エネルギー線硬化型の液体を吐出し、吐出された前記液体に活性エネルギー線を照射して、前記液体を硬化させる液体吐出方法であって、
前記液体を吐出して、記録媒体上に第1塗膜を形成する工程と、
前記液体を吐出して、基材上に第2塗膜を形成する工程と、
前記第2塗膜を評価する工程と、
前記第2塗膜を評価する工程での評価結果に基づいて、前記活性エネルギー線の照射条件、及び、液体吐出条件の少なくとも一方の条件を変更する工程と、を含む、液体吐出方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
照射された活性エネルギー線の光量を計測する工程を更に含む、請求項1に記載の液体吐出方法。
【請求項3】
前記第1塗膜を形成する工程では、前記液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジを移動させながら、前記記録媒体上の第1領域に前記液体を吐出して、前記第1塗膜を形成し、
前記第2塗膜を形成する工程では、前記キャリッジを移動させながら、第2領域に前記液体を吐出して、前記第2塗膜を形成し、
前記活性エネルギー線の光量を計測する工程では、活性エネルギー線を照射する光源を搭載する前記キャリッジを移動させながら、計測領域に照射された前記活性エネルギー線の光量を計測し、
前記第2領域及び前記計測領域は、平面視において前記キャリッジの走査範囲内に存在する、請求項2に記載の液体吐出方法。
【請求項4】
前記活性エネルギー線の光量を計測する工程は、前記キャリッジの走査ごとの前記光量を積算した値である積算光量を算出する工程を含む、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項5】
前記活性エネルギー線の光量を計測する工程は、前記活性エネルギー線のピーク照度を算出する工程を含む、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項6】
前記条件を変更する工程は、前記第2塗膜を評価する工程による評価結果、及び、前記活性エネルギー線の光量を計測する工程による計測結果の両方に基づいて、前記活性エネルギー線の照射条件を変更する、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項7】
前記条件を変更する工程は、前記第2塗膜を評価する工程による評価結果、及び、前記活性エネルギー線の光量を計測する工程による計測結果の両方に基づいて、印刷速度を変更する、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項8】
前記第2領域及び前記計測領域は、前記第1領域外に形成される、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項9】
前記第2領域は、前記第1領域内に形成され、
前記計測領域は、前記第1領域外に形成される、請求項3に記載の液体吐出方法。
【請求項10】
前記第1塗膜を形成する工程、及び、前記第2塗膜を形成する工程は、副走査方向に前記キャリッジを移動させる工程を含む、、請求項3に記載の液体吐出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、紫外線硬化型のインクを吐出するインクジェットヘッドを備える画像形成装置が知られている(例えば特許文献1,2参照)。このような画像形成装置は、記録媒体上に吐出されたインクに紫外線を照射してインクを硬化させる紫外線照射器と、インクジェットヘッドおよび紫外線照射部を搭載するキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構と、紫外線照射器の動作を制御する制御部とを備える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
紫外線等の活性エネルギー線の照射ユニットを搭載する液体吐出装置による液体吐出方法では、照射ユニットの光源劣化による光源の出力低下により、液体の硬化不良を引き起こす可能性がある。従来技術では、光源の出力が低下したときに、吐出した液体により形成する塗膜の特性が変化する場合があった。
【0004】
本発明は、活性エネルギー線硬化型の液体を吐出する液体吐出方法において、吐出した液体により形成される塗膜の品質を高くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態に係る液体吐出方法は、活性エネルギー線硬化型の液体を吐出し、吐出された前記液体に活性エネルギー線を照射して、前記液体を硬化させる液体吐出方法であって、前記液体を吐出して、前記記録媒体上に第1塗膜を形成する工程と、前記液体を吐出して、基材上に第2塗膜を形成する工程と、前記第2塗膜を評価する工程と、前記第2塗膜を評価する工程での評価結果に基づいて、前記活性エネルギー線の照射条件、及び、液体吐出条件の少なくとも一方の条件を変更する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、活性エネルギー線硬化型の液体を吐出する液体吐出方法において、吐出した液体により形成される塗膜の品質を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1実施形態に係る画像形成方法を行う画像形成装置を示す斜視図である。
本発明の第1実施形態に係るキャリッジを示す平面図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成領域、評価用画像形成領域、および光量測定器設置領域を示す平面図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御装置を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成方法の手順を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係る画像形成領域、評価用画像形成領域、および光量測定器設置領域を示す平面図である。
変形例に係る画像形成領域、評価用画像形成領域、および光量測定器設置領域を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る画像形成方法について説明する。なお、各図において、直交する3方向として、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向を示す矢印を記載する場合がある。X軸方向は、走査方向でもよい。Y軸方向は、副走査方向でもよい。Z軸方向は上下方向でもよい。X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向は、その他の方向でもよい。X軸方向は、矢印が示す方向とその逆方向を含む。Y軸方向は、矢印が示す方向とその逆方向を含む。Z軸方向は、矢印が示す方向とその逆方向を含む。
【0009】
本明細書に示す例では、インクを液体の一例とし、液体吐出方法により吐出したインクによって記録媒体に画像を形成する画像形成装置を液体吐出方法の一例として説明する。また、紫外線を活性エネルギー線の一例、印刷用画像を第1塗膜の一例、評価用画像を第2塗膜の一例として説明する。また、画像形成領域を第1領域の一例とし、評価用画像形成領域を第2領域の一例として説明する。
【0010】
<画像形成装置の構成>
本発明の第1実施形態に係る画像形成方法を説明する前に、図1~図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成方法を行う画像形成装置100について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成方法を行う画像形成装置100を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るキャリッジ18を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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