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公開番号
2024132465
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043234
出願日
2023-03-17
発明の名称
吸収性物品用不織布シート
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人クオリオ
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/54 20120101AFI20240920BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】クッション性に優れる吸収性物品用不織布シートを提供する。
【解決手段】熱可塑性繊維を含む不織布の片面上に、熱可塑性繊維を含む複数の繊維塊を有し、前記不織布と前記繊維塊とが繊維融着により結合している、吸収性物品用不織布シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性繊維を含む不織布の片面上に、熱可塑性繊維を含む複数の繊維塊を有し、
前記不織布と前記繊維塊とが繊維融着により結合している、
吸収性物品用不織布シート。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記繊維塊が、前記不織布の片面上において離散配置されている、請求項1記載の吸収性物品用不織布シート。
【請求項3】
前記繊維塊は、平均中心間距離が0.5mm以上15mm以下である、請求項1又は2記載の吸収性物品用不織布シート。
【請求項4】
前記繊維塊の平均個数密度が4千個/m
2
以上50万個/m
2
以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布シート。
【請求項5】
前記不織布の片面が凹凸形状を有し、該凹凸形状の凹部に前記繊維塊が配置される、請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布シート。
【請求項6】
前記繊維塊は、前記凹部の開口端に載置されて結合されている、請求項5記載の吸収性物品用不織布シート。
【請求項7】
不織布の片面上に繊維塊を載せ、熱風により前記不織布と前記繊維塊とを熱融着させる、吸収性物品用不織布シートの製造方法。
【請求項8】
前記不織布の片面が凹凸形状を有し、前記繊維塊を前記凹凸形状の凹部上に載せる、請求項7記載の吸収性物品用不織布シートの製造方法。
【請求項9】
未融着状態の繊維ウエブの片面上に繊維塊を載せ、熱風により前記繊維ウエブと前記繊維塊とを熱融着させる、吸収性物品用不織布シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品用不織布シートに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
不織布は、おむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の構成部材など様々な用途に用いられている。例えば、吸収性物品の表面シートとして用いられる不織布には様々な構造を備えたものがある。
例えば、特許文献1には、凹凸形状を有する繊維層内部にコットンの繊維塊を含む不織布が記載されている。該不織布では、内部のコットンが抜け落ちないよう含有量を、凸部領域よりも凹状領域で少なくしている。
特許文献2には、複数の繊維粒が立体的に絡まり、該繊維粒に含まれる熱融着性の繊維によって接着された繊維シートが記載されている。これにより内部の繊維粒が片寄ったりすることを防ぐことができるとされている。
特許文献3記載の吸収性物品には、不織布を切り出してなる繊維塊と、パルプ等の吸収性繊維とを内蔵する吸収体が記載されている。前記繊維塊は、吸収体内部での均一分散性の観点から、四角柱形状や円盤形状など相対向する2つの基本面を有するものが記載されている。
特許文献4には、2層以上の繊維層を有し、少なくとも1層に、厚みが扁平にされた繊維塊を内蔵するエアースルー不織布が記載されている。該エアースルー不織布は肌触りに優れると共に、前記繊維塊が模様のようになって視覚的効果が高められるとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-69089号公報
特開2016-94692号公報
特開2020-96779号公報
国際公開第2020/049747号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1~4記載の不織布や吸収体は、繊維塊を内蔵することで様々な機能を具備している。
一方で、近年、吸収性物品に用いられる不織布シートにおいては、柔らかい風合いを保持しながら当接する肌への負担を軽減する観点から、繊維の坪量を過度に高めることなくクッション性を向上させることが求められるようになってきた。このような問題を解決することについて、上記の特許文献1~4には示されていない。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、クッション性に優れる吸収性物品用不織布シートに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、熱可塑性繊維を含む不織布の片面上に、熱可塑性繊維を含む複数の繊維塊を有し、前記不織布と前記繊維塊とが繊維融着により結合している、吸収性物品用不織布シートを提供する。
【0007】
また、本発明は、不織布の片面上に繊維塊を載せ、熱風により前記不織布と前記繊維塊とを熱融着させる、吸収性物品用不織布シートの製造方法を提供する。
更に、本発明は、未融着状態の繊維ウエブの片面上に繊維塊を載せ、熱風により前記繊維ウエブと前記繊維塊とを熱融着させる、吸収性物品用不織布シートの製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の吸収性物品用不織布シートは、クッション性に優れたものとなる。本発明の吸収性物品用不織布シートの製造方法によれば、上記の本発明の吸収性物品用不織布シートを好適に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る吸収性物品用不織布シートの好ましい一実施形態を模式的に示す平面図である。
図1に示す吸収性物品用不織布シートのII-II線断面を示す断面図である。
図1に示す吸収性物品用不織布シートにおける押圧力の分散作用を模式的に示す説明図である。
図1に示す吸収性物品用不織布シートの有する不織布が第2面側に凹凸形状を有する態様の一例を模式的に示す断面図である。
図1に示す吸収性物品用不織布シートの有する不織布が第2面側及び第1面側の両面に凹凸形状を有する態様の一例を示す断面図である。
実施例1~3の吸収性物品用不織布シートの第2面側を示す図面代用写真である。
実施例1、2及び比較例1の吸収性物品用不織布シートに関し、(A)は高荷重下(50gf/cm
2
押圧下)における全厚み(TM)を示すグラフであり、(B)は加圧変化比(TM/T0)を示すグラフであり、実施例3及び比較例2の吸収性物品用不織布シートに関し、(C)は高荷重下(50gf/cm
2
押圧下)における全厚み(TM)を示すグラフであり、(D)は加圧変化比(TM/T0)を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る吸収性物品用不織布シートの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら、以下に説明する。なお、本明細書において、吸収性物品用不織布シートを単に不織布シートということがある。
(【0011】以降は省略されています)
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