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公開番号2024171067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087939
出願日2023-05-29
発明の名称冷却具
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類A61F 7/10 20060101AFI20241204BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】着用者の目及び/又は目の周辺への冷却性を向上させることが可能な冷却具に関する。
【解決手段】着用者の顔の少なくとも目及び/又は目の周辺を覆う本体部と、本体部に設けられる冷却体とを備える冷却具であって、冷却体は、水を保有する又は保有し得る保水層を有し、冷却体は、着用時において、少なくとも一部が着用者の目及び/又は目の周辺と直接的又は間接的に接触するよう本体部に配置されており、冷却具は、着用時において、着用者の目及び/又は目の周辺と保水層との間に配置される介在シートと、通気性を有する非介在シートとを有し、保水層は、介在シートと非介在シートとの間に配置されており、冷却体は、保水層と非介在シートとの間に配置される湿度調整材を有し、湿度調整材は、保水層側の面から水分を吸収し、該吸収した水分を非介在シート側の面から揮散させるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の顔の少なくとも目及び/又は目の周辺を覆う本体部と、前記本体部に設けられる冷却体とを備える冷却具であって、
前記冷却体は、水を保有する又は保有し得る保水層を有し、
前記冷却体は、着用時において、少なくとも一部が着用者の目及び/又は目の周辺と直接的又は間接的に接触するよう前記本体部に配置されており、
前記冷却具は、
着用時において、着用者の目及び/又は目の周辺と前記保水層との間に配置される介在シートと、
通気性を有する非介在シートと
を有し、
前記保水層は、前記介在シートと前記非介在シートとの間に配置されており、
前記冷却体は、前記保水層と前記非介在シートとの間に配置される湿度調整材を有し、
前記湿度調整材は、前記保水層側の面から水分を吸収し、該吸収した水分を前記非介在シート側の面から揮散させるように構成されている
冷却具。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記湿度調整材は、少なくとも前記保水層と対向する領域の透気度が、300秒/100mL以下である
請求項1に記載の冷却具。
【請求項3】
前記湿度調整材の水揮散率が50%以上である
請求項1又は2に記載の冷却具。
【請求項4】
前記冷却体は、
着用時において、着用者の肌側に向く第一シートと、
前記保水層及び前記湿度調整材を介して前記第一シートと対向するよう配置された第二シートと
を有し、
前記第一シートは、前記介在シートとして機能するように構成されており、
前記第二シートは、前記非介在シートとして機能するように構成されている
請求項1~3のいずれか1項に記載の冷却具。
【請求項5】
前記第二シートは、少なくとも前記湿度調整材と対向する領域の透気度が、300秒/100mL以下である
請求項4に記載の冷却具。
【請求項6】
前記第一シートは、難透湿性又は非透湿性を有している
請求項4又は5に記載の冷却具。
【請求項7】
前記本体部は、
着用時において、着用者の肌側に向く内面シートと、
前記冷却体を介して前記内面シートと対向するよう配置された外面シートと
を有し、
前記内面シートは、前記介在シートとして機能するように構成されており、
前記外面シートは、前記非介在シートとして機能するように構成されている
請求項1~6のいずれか1項に記載の冷却具。
【請求項8】
前記本体部は、
該本体部を幅方向に二分する縦中心線と、
前記縦中心線を境とした幅方向の一方側を構成する第1パネル部と、
前記縦中心線を境とした幅方向の他方側を構成する第2パネル部と
を有しており、
前記冷却体は、前記第1パネル部と前記第2パネル部とにそれぞれ設けられる
請求項1~7のいずれか1項に記載の冷却具。
【請求項9】
前記保水層は、水の初期含有量が1cm

あたり0.04mL以上0.40mL以下である
請求項1~8のいずれか1項に記載の冷却具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、着用者の顔の少なくとも目を冷却可能な冷却具が知られている。例えば、特許文献1には、着用者の目及び目の周辺に当接される当接面側シートと、当接面側シートと対面する表面側シートとからなる袋状のアイマスク本体の内部に吸水性ポリマーが収納されたアイマスクが記載されている。
【0003】
特許文献1に記載のアイマスクでは、表面側シートが通気性素材で構成されているため、吸水性ポリマーに吸収された水が蒸発すると、表面側シートを介して外部に水蒸気が放出されると共に、アイマスク本体から放熱される。そのため、着用者の目及び目の周辺を冷却することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-028176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のアイマスクは、吸水性ポリマーに吸収された水の蒸発を利用して着用者の目及び目の周辺を冷却するものであるところ、吸水性ポリマーは高い水分保持能力を有している反面、水を揮散させる能力には優れていないため、長時間に亘って着用者の目及び目の周辺を冷却することはできるものの、その冷却効果は低いという課題があることを本発明者らは見出した。
【0006】
本発明は、着用者の目及び/又は目の周辺への冷却性を向上させることが可能な冷却具に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却具は、着用者の顔の少なくとも目及び/又は目の周辺を覆う本体部と、前記本体部に設けられる冷却体とを備える冷却具であって、前記冷却体は、水を保有する又は保有し得る保水層を有し、前記冷却体は、着用時において、少なくとも一部が着用者の目及び/又は目の周辺と直接的又は間接的に接触するよう前記本体部に配置されており、前記冷却具は、着用時において、着用者の目及び/又は目の周辺と前記保水層との間に配置される介在シートと、通気性を有する非介在シートとを有し、前記保水層は、前記介在シートと前記非介在シートとの間に配置されており、前記冷却体は、前記保水層と前記非介在シートとの間に配置される湿度調整材を有し、前記湿度調整材は、前記保水層側の面から水分を吸収し、該吸収した水分を前記非介在シート側の面から揮散させるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の冷却具によれば、着用者の目及び/又は目の周辺への冷却性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る冷却具を示す図である。
本実施形態に係る冷却具の概略断面図である。
本実施形態に係る冷却体を示す図である。
図3のII-II´線に沿った概略断面図である。
図5(a)は、耳掛け部の引張時の状態を示す図であり、図5(b)は、耳掛け部の装着時の状態を示す図である。
本実施形態に係る冷却具が包装体に封入された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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