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公開番号2024172299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089917
出願日2023-05-31
発明の名称化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/06 20060101AFI20241205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布中に液膜感があり、乾き際には、塗膜感がなく、乾いた後の肌触りに引っ掛かりがない化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)25℃で液状のペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びジペンタエリスリトール脂肪酸エステルから選ばれるエステル油、
(B)成分(A)以外の25℃で液状のエステル油、
(C)シリコーン系被膜形成剤、
(D)25℃で液状の不揮発性シリコーン油
を含有し、
成分(A)及び(B)の合計量に対する成分(C)の質量割合(C)/((A)+(B))が、1.5以上である化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)25℃で液状のペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びジペンタエリスリトール脂肪酸エステルから選ばれるエステル油、
(B)成分(A)以外の25℃で液状のエステル油、
(C)シリコーン系被膜形成剤、
(D)25℃で液状の不揮発性シリコーン油
を含有し、
成分(A)及び(B)の合計量に対する成分(C)の質量割合(C)/((A)+(B))が、1.5以上である化粧料。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が0.01~8質量%、成分(B)の含有量が0.01~8質量%、成分(C)の含有量が0.1~24質量%、成分(D)の含有量が0.5~15質量%である請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
成分(B)が、ジエステル及びトリエステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の化粧料。
【請求項4】
油中水型乳化化粧料である請求項1~3のいずれか1項記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧持続性に優れ、均一な仕上がりが得られる化粧料が検討されている。
例えば、特許文献1には、アミノ酸又はN-アシル化アミノ酸で表面処理された着色顔料、特定のエステル油、皮膜形成剤を含有する油中水型乳化化粧料が、塗布し始めの筋ムラが抑制され、落屑が肌にあっても均一に仕上げることができ、経時でもよれが生じないことが記載されている。
特許文献2には、不揮発性のフェニル変性シリコーン、特定のエステル油、皮膜形成剤、疎水化処理された着色顔料を含有する油中水型乳化化粧料が、ツヤのある均一な仕上がりが得られ、塗布後の肌に、つっぱり感や粉感がなく、時間が経過しても、しわが目立たないことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-147773号公報
特開2020-186217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、従来の化粧料は、乾き際に塗膜感があるためにべたつきを感じ、その上に塗布するベースメイクが均一に塗布できないという課題があることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、特定のエステル油と、その他の液状エステル油、シリコーン系被膜形成剤、不揮発性シリコーン油を組合わせて用いることにより、塗布中に液膜感があり、乾き際には、塗膜感がなく、乾いた後の肌触りに引っ掛かりがない化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)25℃で液状のペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びジペンタエリスリトール脂肪酸エステルから選ばれるエステル油、
(B)成分(A)以外の25℃で液状のエステル油、
(C)シリコーン系被膜形成剤、
(D)25℃で液状の不揮発性シリコーン油
を含有し、
成分(A)及び(B)の合計量に対する成分(C)の質量割合(C)/((A)+(B))が、1.5以上である化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の化粧料は、塗布中に液膜感があり、乾き際には、塗膜感がなく、乾いた後の肌触りに引っ掛かりがないものである。また、リキッドファンデーションを重ね塗りしても、ムラ付きがない。
なお、塗布中の液膜感を感じることで、化粧料が肌に付着していることの実感につながり、この液膜感があることで、肌を直接擦る感覚が抑制され、塗布中の肌負担感を少なくすることができる。
また、乾き際に塗膜感を感じないことで、化粧料が肌に密着したことの実感につながり、この塗膜感がなくなることで、過度に肌を擦ることが抑制され、塗布後の肌負担感を低減させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
成分(A)のエステル油は、25℃で液状のペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びジペンタエリスリトール脂肪酸エステルから選ばれるものである。
25℃で液状とは、25℃において、流動性を有するもので、クリーム状やペースト状のものも含まれる。また、成分(A)の融点は、20℃以下が好ましい。
【0009】
成分(A)を構成する脂肪酸としては、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のいずれでも良く、塗布中に液膜感があり、乾き際には塗膜感を抑制する観点から、飽和脂肪酸が好ましく、直鎖脂肪酸又は分岐鎖脂肪酸がより好ましく、分岐鎖脂肪酸やヒドロキシ基を有する脂肪酸がさらに好ましい。
このような脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、イソノナン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸等が挙げられる。また、上記飽和脂肪酸の中でも、炭素数16~28の飽和脂肪酸が好ましい。このような脂肪酸としては、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸等が挙げられる。また、炭素数16~22の飽和脂肪酸がより好ましく、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸等が挙げられる。
【0010】
成分(A)を構成するアルコールは、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールであり、なかでも、塗布中に液膜感があり、乾き際には、塗膜感がなく、乾いた後の肌触りに引っ掛かりを抑制する観点から、ジペンタエリスリトールが好ましい。
成分(A)としては、ペンタエリスリトール脂肪酸エステルとして、例えば、(ベヘン酸/ポリヒドロキシステアリン酸)ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル等が挙げられ、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステルとして、例えば、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル等が挙げられる。
成分(A)としては、塗布中に液膜感があり、乾き際には、塗膜感がなく、乾いた後の肌触りに引っ掛かりを抑制する観点から、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステルが好ましく、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチルから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルがさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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