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公開番号
2024171196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088148
出願日
2023-05-29
発明の名称
物品の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
G05B
19/418 20060101AFI20241204BHJP(制御;調整)
要約
【課題】多品種変量生産を効率的に行うことができる、物品の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る製造方法は、搬送面25と、該搬送面25上を移動する複数の搬送体tとを備えた搬送装置を用いる。物品1は、複数の構成要素を含んでいる。搬送面25は、作業領域を有している。前記製造方法は、単数又は複数の搬送体tが、構成要素を作業領域に搬送する搬送工程と、作業領域において、搬送工程によって搬送される単数又は複数の構成要素に対して作業を行う作業工程とを具備している。作業工程は、単数の搬送体t又は別個の搬送体tによって搬送された複数の構成要素を組み合わせる工程、搬送体tによって搬送された構成要素の内部に内容物を収容する工程、及び搬送体tによって搬送された構成要素に対して加工を行う工程の少なくとも1以上の工程を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体とを備えた搬送装置を用いて、物品を製造する物品の製造方法であって、
前記物品は、複数の構成要素を含んでおり、
前記搬送面は、作業装置により作業を行う作業領域を有しており、
単数又は複数の前記搬送体が、前記構成要素を前記作業領域に搬送する搬送工程と、
前記作業領域において、前記搬送工程によって搬送される単数又は複数の前記構成要素に対して作業を行う作業工程とを具備し、
前記作業工程が、単数の前記搬送体又は別個の前記搬送体によって搬送された複数の前記構成要素を組み合わせる組み合わせ工程、前記搬送体によって搬送された前記構成要素の内部に、前記搬送体の搬送によらずに供給される供給内容物を収容する収容工程、及び前記搬送体によって搬送された前記構成要素に対して加工を行う加工工程の少なくとも1以上の工程を具備する、物品の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記搬送工程は、平面的に広がりを有する前記搬送面において、前記搬送体を、該搬送体毎に設定された移動経路で移動させる、請求項1に記載の物品の製造方法。
【請求項3】
一又は複数の構成要素が相異なる複数種類の前記物品を製造する製造方法であって、
前記搬送工程は、前記搬送体が、前記物品の種類毎に異なる移動経路で搬送する、請求項1又は2に記載の物品の製造方法。
【請求項4】
前記搬送体は搬送面を自由移動可能になされており、
さらに前記搬送面における個々の前記搬送体の位置情報を取得する位置情報取得工程を具備している、請求項1~3の何れか1項に記載の物品の製造方法。
【請求項5】
前記搬送工程は、複数の前記構成要素を単数の前記搬送体が搬送する単数型搬送工程及び複数の前記構成要素を異なる複数の前記搬送体が搬送する複数型搬送工程の何れか一方又は双方を具備する、請求項4に記載の物品の製造方法。
【請求項6】
前記搬送工程は、前記作業装置の特定部位と前記構成要素の特定位置とを位置合わせする位置合わせを前記搬送体の移動により行う、請求項1~5の何れか1項に記載の物品の製造方法。
【請求項7】
前記作業工程は、別個の前記搬送体によって搬送された複数の前記構成要素を組み合わせる組み合わせ工程を含み、
前記組み合わせ工程において、単一の前記作業装置に対応する前記作業領域に、前記別個の前記搬送体に対応する複数の作業位置が設定されている、請求項1~6の何れか1項に記載の物品の製造方法。
【請求項8】
前記搬送工程において、一の前記搬送体が、前記作業領域内に設定された作業位置に一の前記構成要素を搬送した後、他の前記搬送体が、該作業位置に他の前記構成要素を搬送する、請求項1~7の何れか1項に記載の物品の製造方法。
【請求項9】
前記作業装置の作業に用いられ且つ該作業装置に装着される作業ツールを、前記構成要素とともに前記搬送体によって前記作業領域に搬送するか、又は前記作業ツールのみを前記搬送体によって前記作業領域に搬送する、ツール搬送工程を含む、請求項1~8の何れか1項に記載の物品の製造方法。
【請求項10】
前記作業工程において前記作業装置は、前記搬送体が搬送する前記構成要素又は前記搬送体の搬送経路外から供給される前記構成要素のうち、該作業装置の作業に用いる構成要素を選択して、該構成要素を該作業装置が行う作業に用いる、請求項1~9の何れか1項に記載の物品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体とを備えた搬送装置を用いて、物品を製造する物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の構成要素からなる物品は、該構成要素どうしを組み合わせることで製造される。斯かる物品は、搬送経路に沿って搬送される構成要素が、搬送経路の途中で他の構成要素を組付けられることで製造される。斯かる製造方法の一例として、特許文献1には、搬送ユニットによって複数の製造ステーション間で搬送されて製造される製品の製造方法であって、製品の構造と製造プロセスとをモデル化し、該製造プロセスを製造順に結びつけて製造設備を制御する、製造方法が開示されている。
【0003】
また特許文献2には、閉ループである一次搬送経路と、二次搬送経路と、複数の単位動作ステーションと、複数の運搬手段とを備え、該運搬手段の一部は、それぞれ第1及び第2物品を搭載した第1及び第2運搬手段を、少なくとも2つの単位動作ステーションの少なくとも1つに送るように、独立してルーティング可能であり、第1物品が、カスタマイズ製品を形成するようにルーティングでき、第2物品が、第1物品からは独立して、一連の大量生産製品の一部を形成するようにルーティング可能である、システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-068439号公報
特開2021-108150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで化粧品、洗顔料、又は洗浄料等が収容された製品は、容量又は含有成分等が異なるシリーズで販売されることがあり、シリーズが異なる毎にその製品に特有の製造工程を要することがある。そのためシリーズ展開した製品、及び異なる種類の製品を製造する場合には、設置される製造設備の種類が多岐に及び、設備投資及び製造スペースの増大を招く虞がある。特許文献1及び特許文献2の技術は、効率的な多品種変量生産を行う点について改善の余地があった。
【0006】
本発明は、多品種変量生産を効率的に行うことができる、物品の製造方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体とを備えた搬送装置を用いて、物品を製造する物品の製造方法に関する。
一実施形態として、前記物品は、複数の構成要素を含んでいることが好ましい。
一実施形態として、前記搬送面は、作業装置により作業を行う作業領域を有していることが好ましい。
一実施形態として、
単数又は複数の前記搬送体が、前記構成要素を前記作業領域に搬送する搬送工程と、
前記作業領域において、前記搬送工程によって搬送される単数又は複数の前記構成要素に対して作業を行う作業工程とを具備していることが好ましい。
一実施形態として、前記作業工程は、単数の前記搬送体又は別個の前記搬送体によって搬送された複数の前記構成要素を組み合わせる組み合わせ工程、前記搬送体によって搬送された前記構成要素の内部に、前記搬送体の搬送によらずに供給される供給内容物を収容する収容工程、及び前記搬送体によって搬送された前記構成要素に対して加工を行う加工工程の少なくとも1以上の工程を具備することが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の物品の製造方法によれば、多品種変量生産を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明に係る物品の製造方法に用いられる製造装置の一部と、該製造装置によって製造される物品の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示す製造装置をY方向から視た側面図である。
図3は、図1に示す製造装置の平面図である。
図4は、図1の搬送体を示す斜視図である。
図5は、図1に示す搬送体の内部を透視した斜視図である。
図6は、図1の搬送ステージを示す図であって、一部の区画を透視した状態で示す斜視図である。
図7は、図1に示す製造装置が具備する製造制御部のブロック図である。
図8は、図1に示す搬送ステージにおける搬送体の移動経路の一例を示す平面図である。
図9は、搬送体の別の搬送態様を示す図4相当図である。
図10は、図1に示す製造装置によって製造される別の物品を示す分解側面図である。
図11(a)~(d)は、図1に示す製造装置を用いて、図10に示す物品を製造する製造方法の一実施形態を示す側面図である。
図12は、図1に示す製造装置を用いて、図10に示す物品を製造する製造方法の別の実施形態を示す側面図である。
図13(a)及び(b)は、図1に示す製造装置を用いて、図10に示す物品を製造する製造方法のさらに別の実施形態を示す側面図である。
図14(a)~(c)は、図1に示す製造装置を用いて、図10に示す物品を製造する製造方法のさらに別の実施形態を示す側面図である。
図15は、搬送体の別の実施形態を示す斜視図である。
図16(a)~(d)は、図15に示す搬送体を用いた組み合わせ工程の一実施形態を示す側面図である。
図17は、図1に示す製造装置を用いて、図1に示す物品を製造する製造方法のフロー図である。
図18は、図1に示す製造装置を用いて、図1に示す物品を製造する別の製造方法のフロー図である。
図19は、本発明に係る搬送体の別の実施形態を示す斜視図である。
図20は、図19に示す搬送体に構成要素を供給する方法を示す概略平面図である。
図21(a)及び(b)は、二段階の位置合わせを説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の物品の製造方法(以下、単に「製造方法」ともいう。)を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の製造方法は、図1及び図3に示す製造装置100を用いて、物品を製造する。物品は、複数の構成要素を含んでいる。構成要素は、物品を構成するパーツ、物品内部に収容される内容物等が挙げられる。本実施形態の製造方法における構成要素は、後述する搬送体tによって搬送される。
本実施形態の物品1は、液体洗浄料又は液体化粧料等の液体が収容されたボトル容器1である。このボトル容器1の構成要素は、液体の収容空間を有する容器本体1b、及び該容器本体1bの口首部に着脱自在に装着されるキャップ1cである。口首部は、液体を外部に吐出させる開口部を有した円筒状の部分であり、該容器本体1bの上端部に形成されている。また口首部の外周面には、螺条部が形成されており、キャップ1cの内周面に形成された螺条部(図示せず)と螺合することで、口首部にキャップ1cが装着される。
(【0011】以降は省略されています)
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