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公開番号
2024113548
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-22
出願番号
2023018616
出願日
2023-02-09
発明の名称
樹脂管用継手
出願人
前澤給装工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F16L
19/06 20060101AFI20240815BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高密度ポリエチレン(PE100)管に適した構造を有する樹脂管用継手を提供すること。
【解決手段】樹脂管用継手100は、樹脂管Pの軸方向一方側内に挿し込まれるインコア4を有する継手本体1と、樹脂管Pの外周面Paに嵌められると共に、継手本体1内に形成されたパッキン挿入部1d内に挿入されたパッキン5と、樹脂管Pの外周面Paに嵌められると共に、パッキン5の軸方向他方側に配置された環状部材3と、樹脂管Pの外周面Paに嵌められると共に、環状部材3の軸方向他方側に配置されたリング6と、継手本体1の外周部1jに形成された雄ねじ部1iに、環状部材3及びリング6を覆うようにして螺合させる袋ナット2と、を備えている。樹脂管Pは、高密度ポリエチレン製で、基準外径を最小厚さで除した値であるSDRが6~11である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂管の軸方向一方側内が挿し込まれるインコアを有する継手本体と、
前記樹脂管の外周面に嵌められると共に、前記継手本体内に形成されたパッキン挿入部内に挿入されたパッキンと、
前記樹脂管の外周面に嵌められると共に、前記パッキンの軸方向他方側に配置された環状部材と、
前記樹脂管の外周面に嵌められると共に、前記環状部材の軸方向他方側に配置されたリングと、
前記継手本体の外周部に形成された雄ねじ部に、前記環状部材及び前記リングを覆うようにして螺合させる袋ナットと、を備えた樹脂管用継手であって、
前記樹脂管は、高密度ポリエチレン製で、基準外径を最小厚さで除した値であるSDRが6~11である、
樹脂管用継手。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記インコアは、該インコアが嵌められる前記継手本体のインコア挿入部に圧入、ねじ接合、接着あるいは溶着によって固定されている、
請求項1に記載の樹脂管用継手。
【請求項3】
前記インコアは、当該インコアのコア外周面に凹凸部を有し、金属製である、
請求項1に記載の樹脂管用継手。
【請求項4】
前記インコアは、当該インコアのコア外周面に凸部を有し、高密度ポリエチレン製であり、該インコアが嵌められる前記継手本体のインコア挿入部に前記凸部を潰して圧入によって固定されている、
請求項1に記載の樹脂管用継手。
【請求項5】
前記リングは、当該リングのリング内周面に複数の爪部を有する樹脂製であり、
前記複数の爪部は、前記樹脂管が挿入される管挿入側に形成された第1爪部の角度よりも、他の爪部の角度の方が、鋭角に形成されている、
請求項1に記載の樹脂管用継手。
【請求項6】
前記パッキンは、前記樹脂管において、当該樹脂管に挿入された前記インコアのコア外周面の凹凸部が無い部分の管外径部に配置されている、
請求項3に記載の樹脂管用継手。
【請求項7】
前記継手本体は、前記雄ねじ部の軸方向一方側にフランジ部を有し、
前記袋ナットの軸方向一方向側は、前記継手本体の前記雄ねじ部に前記袋ナットの雌ねじ部を螺合させて、前記樹脂管を締め付けたときに、前記フランジ部に突き当たる突き当て形状に形成されている、
請求項1に記載の樹脂管用継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂管用継手に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、給水管には、長年に亘って軟質(低密度)のポリエチレン管(JIS K 6762 水道用ポリエチレン二層管 (1種二層管)、適用材料:PE50(密度0.915g/cm
3
以上))が使用されている。
【0003】
近年では、耐震性の向上及び長期での使用(より長寿命)が見込める高密度ポリエチレン管も使用されている。高密度ポリエチレン管用の継手としては、例えば、特許文献1に記載された管接合部の構造が知られている。
【0004】
特許文献1に記載の管接合部の構造は、インコアを挿入した高密度ポリエチレン管に、ロックリングを外嵌させることで、インコアが高密度ポリエチレン管から抜けるのを抑制している。さらに、管接合部の構造は、インコアを覆う押輪と、ゴム輪を覆うフランジ管継手との間にリテーナを介在して、押輪とフランジ管継手とを複数のボルト・ナットで締付けて押圧することで、ゴム輪で継手を止水している。
【0005】
なお、高密度ポリエチレン製の管には、次の3種類の規格がある。
一つ目が、「日本ポリエチレンパイプシステム協会 JP K 001 給水設備用ポリエチレン管(1種管)」(株式会社クボタケミックス 水道給水用高密度ポリエチレン1種管ブルー)と、「日本ポリエチレンパイプシステム協会 JP K 001 給水設備用ポリエチレン管(3種管)」(呼び20-Jのみ、株式会社クボタケミックス 水道給水用高密度ポリエチレン3種管ブルー)である。
【0006】
二つ目が、「日本ポリエチレンパイプシステム協会 JP K 002 PE100 水道用ポリエチレン二層管(1種二層管)」(株式会社クボタケミックス 水道給水用高密度ポリエチレン1種二層管)である。
三つ目が、「建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会 PWA005 給水用高密度ポリエチレン管」(積水化学工業株式会社 エスロハイパーAW)である。
【0007】
管寸法として、一つ目の一方の高密度ポリエチレン製の管と、二つ目の高密度ポリエチレン製の管は、同寸法であり、三つ目の高密度ポリエチレン製の管とは管外径が同じで厚さが異なる。このように、高密度ポリエチレン製の管には、管の寸法で二つの種類がある。
【0008】
また、例えば、呼び20では、一つ目の一方の高密度ポリエチレン製の管と、二つ目の高密度ポリエチレン製の管は同寸法であり、一つ目の他方の高密度ポリエチレン製の管と、三つ目の高密度ポリエチレン製の管とは管外径が同じで厚さが異なる。このように、高密度ポリエチレン製の管には、管の呼びで三つの種類がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2001-82653号公報
特開2018-71591号公報
特開平11-248075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に記載されている管接合部の構造のような管継手に使用される高密度ポリエチレン管(PE100、密度0.942g/cm
3
以上)は、低密度のポリエチレン管と比べると固く、高強度である。
(【0011】以降は省略されています)
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