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公開番号2024058692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022165938
出願日2022-10-17
発明の名称シリンダ装置
出願人カヤバ株式会社
代理人個人
主分類F16F 9/32 20060101AFI20240422BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】付属機器をアウターチューブの外周に設置しても容易に製造できるとともに加工コストを低減可能なシリンダ装置を提供する。
【解決手段】本発明のシリンダ装置C1は、筒状であって径方向に貫通する孔8dを有するアウターシェル8とアウターシェル8内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッド4とを有する伸縮ユニット1と、アウターシェル8の外周に装着されるとともに径方向に貫通する挿通孔20bを有する筒状のアダプタ20と、孔8dおよび挿通孔20bを介してアウターシェル8内に挿入されて伸縮ユニット1内に連通される第1接続通路21cを有してアダプタ20に保持される通路部材21と、第1接続通路21cに連通される液圧要素機器を有してアダプタ20に保持される付属機器とを備えて構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状であって径方向に貫通する孔を有するアウターシェルと、アウターシェル内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッドとを有する伸縮ユニットと、
前記アウターシェルの外周に装着されるとともに径方向に貫通する挿通孔を有する筒状のアダプタと、
前記孔および前記挿通孔を介して前記アウターシェル内に挿入されて、前記伸縮ユニット内に連通される第1接続通路を有して前記アダプタに保持される通路部材と、
前記第1接続通路に連通される液圧要素機器を有して、前記アダプタに保持される付属機器とを備えた
ことを特徴とするシリンダ装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記伸縮ユニットは、前記アウターシェル内に挿入されるとともに前記アウターシェルとの間にタンクを形成するシリンダを有し、
前記アウターシェルと前記アダプタとの間に形成される環状隙間と、前記アウターシェルに設けられて前記環状隙間と前記アウターシェル内とを連通する連通孔とを含んで形成される第2接続通路を備え、
前記第2接続通路を介して前記液圧要素機器が前記タンク内に連通される
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
【請求項3】
前記アウターシェルは、外周に前記アダプタの一端に当接する環状凸部を有し、
前記アウターシェルの外周に装着されて前記アダプタの他端に当接する止め輪と、
前記アダプタの一端に取付けられるとともに前記環状凸部の割部分に挿入される金具と、
前記アダプタの他端に取り付けられて前記止め輪の外周に当接して前記止め輪の拡径を防止する環状のホルダとを備え、
前記環状凸部と前記止め輪とにより前記アウターシェルに対する前記アダプタの軸方向への移動を規制し、
前記環状凸部と前記金具とにより前記アウターシェルに対する前記アダプタの周方向への回転を規制する
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
【請求項4】
前記アダプタは、外周に複数の平坦面を有し、
前記付属機器は、前記平坦面に取り付けられる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載シリンダ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のシリンダ装置にあっては、設置対象に利用されて設置対象の振動の抑制する目的で使用される。シリンダ装置としては、たとえば、鉄道車両に車体の進行方向に対して左右方向の振動を抑制すべく、車体と台車との間に介装されて使用されるものが知られている。
【0003】
このようなシリンダ装置は、鉄道車両の台車と、鉄道車両の車体下部に設けた中心ピンとの間に介装されて使用され、出力する減衰力或いは推力で鉄道車両の進行方向に対して横方向の車体の振動を抑制でき、鉄道車両における乗心地を向上させる。
【0004】
シリンダ装置は、たとえば、シリンダと、シリンダを覆ってシリンダとの間にタンクを形成するアウターチューブと、シリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内をロッド側室とピストン側室とに区画するピストンと、シリンダ内に挿入されてピストンに連結されるロッドと、シリンダの一端とアウターチューブの一端とを閉塞するとともに内周にロッドが挿通されるロッドガイドと、シリンダの他端とアウターチューブの他端とを閉塞するボトムキャップと、ボトムキャップに保持されてロッド側室とタンクとを連通する通路と当該通路の途中に設けられる可変リリーフ弁とを有するバルブユニットとを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-84841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなシリンダ装置では、ボトムキャップの端部に鉄道車両の車体に設置される中心ピンに連結可能なブラケットを備えており、バルブユニットがブラケットの至近に配置されるため、シリンダ装置を鉄道車両の台車と車体との間に設置する際にバルブユニットが邪魔になったり、バルブユニットが鉄道車両の部品と干渉したりする場合がある。
【0007】
このような事態を回避するには、バルブユニットをボトムキャップから遠ざければよいので、アウターチューブの外周にバルブユニットの台座を溶接によって取り付けて、バルブユニットをアウターチューブの外周に設置することが考えられる。
【0008】
しかしながら、アウターチューブにバルブユニットの台座を溶接して取り付けると、溶接によってアウターチューブおよび台座が歪んでしまうため、溶接加工後にアウターチューブおよび台座の歪みを切削その他の加工によって修正する必要があるとともに、ロッドガイドの固定に際してアウターチューブに螺子部を形成する場合があるが、螺子部を前記歪みの修正を行ってから加工する必要がある。
【0009】
よって、このようにアウターチューブにバルブユニット等のシリンダ装置の付属機器を取り付ける場合、溶接による歪みに対処しなくてはならず、シリンダ装置の製造工程が煩雑となるとともに加工コストが嵩んでしまう。
【0010】
そこで、本発明は、付属機器をアウターチューブの外周に設置しても容易に製造できるとともに加工コストを低減可能なシリンダ装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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