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公開番号
2024170055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087005
出願日
2023-05-26
発明の名称
取付具
出願人
因幡電機産業株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
3/08 20060101AFI20241129BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】取付具における固定部の取付部からの延出長さを極力短くしながら、取付具の固定に使用する電動工具が取付具の取付部又は対象物に干渉するのを抑制できるようにした上で、取付具の固定強度面での安定性の低下などを回避できるようにする。
【解決手段】第1方向Xに延びる取付部10から第1方向Xと直交する第2方向Yの外方側に延びて固定具6にて被固定面Cに固定される固定部20が備えられ、固定部20には、固定具6が刺し通される貫通孔21aと、固定具6の押圧部6Aにて押圧される被押圧面21bとを有して、固定具6による固定部20の被固定面Cへの押し付けを可能にする押付面部21が備えられ、少なくとも、押付面部21の一部が第2方向Yの外方側を向く斜め外方向き面部分21Bに形成されるとともに、斜め外方向き面部分21Bに貫通孔21aを有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延びてその一方の延出端側にて対象物が取り付けられる取付部と、当該取付部の他方の延出端側から前記第1方向と直交する第2方向の外方側に延びて固定具にて被固定面に固定される固定部とが備えられた取付具であって、
前記固定部には、前記対象物の設置空間側から前記固定具が刺し通される貫通孔と、当該貫通孔に刺し通された前記固定具の押圧部にて押圧される被押圧面とを有して、前記固定具による前記固定部の前記被固定面への押し付けを可能にする押付面部が備えられ、
少なくとも、前記押付面部の一部が前記第2方向の外方側を向く斜め外方向き面部分に形成されるとともに、当該斜め外方向き面部分に前記貫通孔を有している取付具。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記斜め外方向き面部分の向きが、前記対象物の設置空間から前記第2方向の外方側に外れた非設置空間向きに設定されている請求項1に記載の取付具。
【請求項3】
前記斜め外方向き面部分の前記貫通孔よりも前記第2方向の外方側には、前記被固定面に接触する接触部が備えられている請求項1又は2に記載の取付具。
【請求項4】
前記押付面部は、その前記第2方向の内方側端部が前記第1方向に沿って前記対象物の設置空間側を向く第1方向向き面部分になるとともに、前記第2方向の外方側が前記斜め外方向き面部分になる形態で湾曲する湾曲部に形成され、
前記貫通孔が、前記湾曲部の湾曲方向に沿って延びる長孔に形成されるとともに、前記被押圧面が、前記長孔に沿って延びる長円に形成されている請求項1又は2に記載の取付具。
【請求項5】
前記固定部は、少なくとも前記第2方向における前記押付面部よりも外方側に、前記被固定面との面接触を可能にする面接触部が備えられている請求項4に記載の取付具。
【請求項6】
前記固定部は、その前記対象物の設置空間側に面する表面の全体が斜め外側方向を向く傾斜片で形成され、
前記傾斜片における前記第2方向の外方側が前記押付面部に形成されている請求項1又は2に記載の取付具。
【請求項7】
前記傾斜片の前記取付部側には、前記被固定面に向けて突出する脚部が備えられている請求項6に記載の取付具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1方向に延びてその一方の延出端側にて対象物が取り付けられる取付部と、当該取付部の他方の延出端側から前記第1方向と直交する第2方向の外方側に延びて固定具にて被固定面に固定される固定部とが備えられた取付具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、建物の壁に沿って配置される固定部(ベース部)と、固定部の表面から、表面に対して直交するように突出して形成された取付部とを有するT字状に形成された取付具がある。このような取付具の固定部を建物の壁面などの被固定面に固定する場合は、電動ドライバなどの電動工具を使用して、ビスなどの固定具を、固定部の左右両端側(第2方向の両外方側)に形成された貫通孔に刺し通すようにしながら壁などにねじ込むことにより、取付具の取付部を壁面などの被固定面から垂直方向に突出させた状態で、取付具の固定部を被固定面に固定することができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4695161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の取付具においては、その固定部を、例えば、嵩の大きい電動ドライバなどを使用して建物の壁などにビス止め固定する際に、固定部から突出する取付部と電動ドライバとが干渉することがある。このような干渉が生じると、ビスなどの固定具が、取付具の固定部や被固定面に対して斜め方向からねじ込まれることになる。しかしながら、取付具の固定部は、固定具の斜め方向からのねじ込みには対応していないことから、このときの固定具による固定部の固定状態では、固定具における頭部などの押圧部の一部が取付具の固定部に押し当てられるだけで、押圧部の大部分が取付具の固定部から浮いた状態になる。そのため、固定具の押圧部による被固定面に対する固定部の押し付けが適切に行われないことに起因した取付具の固定強度面での安定性の低下などを招くことになる。
【0005】
又、取付具の施工方法には、配管などの対象物を設置する前の段階で、計画された配管経路に基づいて取付具を被固定面の所定位置に固定する先施工方法と、対象物を設置又は仮設置することで決まる対象物の固定位置に基づいて取付具を被固定面の所定位置に固定する後施工方法とがある。
【0006】
取付具の固定を後施工方法で行う場合には、取付具の固定部を被固定面にビスなどの固定具にて固定する際に、その固定に使用する電動ドライバなどの電動工具が、先に設置又は仮設置された対象物と干渉することにより、固定具が、取付具の固定部や被固定面に対してより浅い角度で斜め方向からねじ込まれることになる。そのため、固定具の押圧部による被固定面に対する固定部の押し付けが適切に行われないことに起因した取付具の固定強度面での安定性の低下などが顕著になる。
【0007】
上記のような取付具の固定強度面での安定性の低下などを回避するにあたり、取付具の固定を後施工方法で行う場合を考慮して、取付具における固定部の取付部からの延出長さを、対象物と電動工具との干渉を回避することが可能な程度に長くすることが考えられる。しかしながら、この場合には、対象物が大きいほど固定部の取付部からの延出長さを長くする必要があることから、固定部の長さが長くなることに起因した取付具の固定強度面での安定性の低下などを招くことになる。
【0008】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、取付具における固定部の取付部からの延出長さを極力短くしながら、取付具の固定に使用する電動工具が取付具の取付部又は対象物に干渉するのを抑制できるようにした上で、取付具の固定強度面での安定性の低下などを回避できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1特徴構成は、第1方向に延びてその一方の延出端側にて対象物が取り付けられる取付部と、当該取付部の他方の延出端側から前記第1方向と直交する第2方向の外方側に延びて固定具にて被固定面に固定される固定部とが備えられた取付具であって、
前記固定部には、前記対象物の設置空間側から前記固定具が刺し通される貫通孔と、当該貫通孔に刺し通された前記固定具の押圧部にて押圧される被押圧面とを有して、前記固定具による前記固定部の前記被固定面への押し付けを可能にする押付面部が備えられ、
少なくとも、前記押付面部の一部が前記第2方向の外方側を向く斜め外方向き面部分に形成されるとともに、当該斜め外方向き面部分に前記貫通孔を有している点にある。
【0010】
本構成によると、少なくとも、取付具の固定部に備えられた押付面部の一部が前述した貫通孔を有する斜め外方向き面部分であることにより、取付具の固定部を、例えば嵩の大きい電動ドライバや釘打ち機などの電動工具を使用したビスや釘などの固定具のねじ込みや打ち込みなどで建物の壁面などの被固定面に固定する場合には、固定部の押付面部における斜め外方向き面部分の貫通孔を使用して、この斜め外方向き面部分に対する垂直方向から固定具を電動工具にてねじ込む又は打ち込むことができる。よって、電動工具が取付具の取付部に干渉するのを抑制しながら、固定具にて取付具の固定部を被固定面に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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