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公開番号2024055486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162451
出願日2022-10-07
発明の名称マッドガード
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/18 20060101AFI20240411BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】タイヤの回転によって跳ね上げられた小石等に対する車体保護性能を確保しつつ、走行中の空気抵抗の増加を抑制する。
【解決手段】タイヤ2の後方に配置されるように車体へ取り付けられた車両用のマッドガード1であって、車両幅方向外側かつ下側の端部が、タイヤ2の回転軸より下側の範囲内で、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向かうほど下がるように斜めに切り欠かれている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
タイヤの後方に配置されるように車体へ取り付けられた車両用のマッドガードであって、
車両幅方向外側かつ下側の端部が、前記タイヤの回転軸より下側の範囲内で、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向かうほど下がるように斜めに切り欠かれていることを特徴とするマッドガード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、タイヤの後方に配置された車両用のマッドガードに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、マッドガードの車両幅方向中央部の下端から上方へ向けて切り込みを入れて、切り込みより車両幅方向内側の部分を略水平となるように後方へ折り曲げた状態で固定することによって、タイヤの後方における走行風の乱れを抑制する整流機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１４／０８７７６９号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
タイヤの回転によって跳ね上げられた小石等が車体を傷つけることを防止するためにマッドガードがタイヤの後方に設けられた車両が知られている。しかし、タイヤの後方にマッドガードを設けると、マッドガード自体に走行風が当たって圧力がかかり抵抗が増える上、マッドガードによって乱れた走行風の流れが車両後面の圧力を低下させることによる空気抵抗増加も発生する。そのため、マッドガードを取り付けた車両は、マッドガードを取り付けていない車両と比較して、空力特性のＣＤ（ＣｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔｏｆＤｒａｇ）値が悪化し、燃費性能が低下する。
【０００５】
そこで、本発明は、タイヤの回転によって跳ね上げられた小石等に対する車体保護性能を確保しつつ、走行中の空気抵抗の増加を抑制できるマッドガードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係るマッドガードは、タイヤの後方に配置されるように車体へ取り付けられた車両用のマッドガードであって、車両幅方向外側かつ下側の端部が、前記タイヤの回転軸より下側の範囲内で、車両幅方向外側から車両幅方向内側へ向かうほど下がるように斜めに切り欠かれていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明は、タイヤの回転によって跳ね上げられた小石等に対する車体保護性能を確保しつつ、走行中の空気抵抗の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施形態のマッドガードを取り付けた車両の後部の斜視図である。
本実施形態のマッドガードを取り付けた車両の右側下部の後面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図１～２を参照しながら、本実施形態の車両用のマッドガード１について説明する。以下説明する各図に示す矢印ＦＲ、矢印ＵＰ、矢印ＲＨは、車両１０の前方向（進行方向）、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印ＦＲ、ＵＰ、ＲＨの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向（車両幅方向）の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
【００１０】
図１は、マッドガード１を取り付けた車両１０の後部の斜視図である。図１に示すように、マッドガード１は、タイヤ２の後面に対向するようにタイヤ２の後方に配置され、タイヤ２を収納するホイールハウス３より下方へ突き出た状態で車体に取り付けられている。マッドガード１は、タイヤ２の回転によって跳ね上げられた小石等が後方へ跳ね飛ばされないように遮断して、跳ね上げられた小石等によって車体が傷つけられることを抑制する。また、マッドガード１は、タイヤ２によって跳ね上がられた水や泥が後方へ跳ね飛ばされないように遮断して、泥水等で車体が汚れることを抑制する。
（【００１１】以降は省略されています）

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