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公開番号2023166668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-22
出願番号2022077315
出願日2022-05-10
発明の名称サドル揺動装置
出願人個人
代理人
主分類B62J 1/04 20060101AFI20231115BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】
停車状態の乗車でも転倒することなく、直立姿勢が保持できる三輪自転車等は、左右の道路勾配に沿って車体が傾斜し、不安定な乗車姿勢となる為、安定した乗車姿勢が保てるサドル揺動装置を提供する。
【解決手段】
シートポスト4に、保持具2を介して接続された支柱11の上部両端に固着された平ベルト用アイドラー12L,12Rと、サドル3の内部の支持レール34に接続された揺動金具14の両端に固着された平ベルト用アイドラー12L,12Rが、リンク片13L,13Rで連結され、支柱の中心線51と、揺動金具の中心線52の揺動時の交点5がサドル3の中心最上部の位置に設定されて、揺動の基点となり、サドル3の中心部は左右への動きが抑止され、左右両サイドは上下に揺動し、乗車者の身体は横揺れすることなく、車体の傾斜に合わせ、サドル3を揺動させ、身体を垂直に保つことが可能な構造。
【選択図】図12

特許請求の範囲【請求項1】
リンク機構を用いた三輪自転車等のサドル揺動装置であって、シートポストに保持具を介して接続された支柱上部の両端に一定の軸間を有して固着された回動可能な連結体と、前記回動可能な連結体の下方に位置し、サドル内部の支持レールに接続された揺動体の両端に、前記回動可能な連結体の軸間以上の長さの軸間を有して固着された回動可能な連結体とが、複数のリンク片で揺動可能に連結されたことを特徴とするサドル揺動装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記サドルの支持レールに接続された揺動体の揺動時において、前記揺動体の上下方向の中心線と、前記支柱の上下方向の中心線との交点が、前記サドルの中心で最上部となる位置に、前記リンク片のサイズと、前記回動可能な連結体の軸間距離との組み合わせにより設定されたことを特徴とする請求項1に記載のサドル揺動装置。
【請求項3】
前記揺動体は、中心部に前記支柱の軸部が貫通可能な長孔が設けられ、前記長孔の左右両端に停止部が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のサドル揺動装置。
【請求項4】
前記揺動体と前記リンク片にバネ掛部が設けられ、複数の引きバネが取り付けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のサドル揺動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、三輪自転車等のサドルに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、三輪自転車等は通常の二輪自転車に比べ、停車時に自転車に乗車してペダルに足を乗せた状態でも転倒しない車両は、高齢の人、自転車に乗り慣れない人用として開発が進められており、カーブ走行時もハンドルの切れ角に応じて車体が傾斜して遠心力にも対応可能な下記の提案がなされている。
【0003】
例えば、本出願人が既に出願した特許文献1は、二つの前輪で操舵する前二輪三輪自転車において、二つの前輪を支持する前輪支持フレームと、後輪を支持する車体のハンドルポストがスイング可能に連結され、前記前輪支持フレームの中央に配置された回動体と、前記ハンドルポストに内蔵された操向軸に具備された連結部材が連結され、前記ハンドルポストに固着された揺動アームと、前記回動体が、可動可能な連結体と自在継手で連結されて、前記前輪支持フレームをベースとした車体傾斜装置が車体を旋回方向へ機械的に傾斜させる構造で、身体を車体の傾斜方向に傾けやすく、通常の二輪自転車と同様のスムースなカーブ走行が可能となり、前二輪操舵の自転車として安定走行ができる提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7054752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された前二輪自転車は、前輪支持フレームと、車体支持フレームがスイング可能に連結され、前輪支持フレームをベースとした車体傾斜装置の導入により、停車した状態でぺダルに両足を乗せても転倒することなく安定した乗車が可能で、カーブ走行時はハンドル操舵に応じて車輪が旋回方向へ自動的に傾斜し、同時に車体も傾斜することにより、安定した走行が可能になっているが、道路状況は平たんではなく、道路の舗装状態により前後左右に道路勾配が発生し、特に道路の左右方向には雨水を側溝に流すための約1~6%の勾配が設けられていることにより、停車した状態でぺダルに両足を乗せても転倒しない三輪自転車においては、車体が道路の勾配に沿って傾いた状態となり、特に直進の場合は、身体が傾いた不安定な走行状態が続くことになる為、身体を垂直方向に調整する無理な動作が必要となり、高齢者には乗り難いという問題が発生していた。
【0006】
本発明は、このような従来の構造が有していた問題を解決しようとするものであり、三輪自転車に乗車してサドルに腰かけた状態で、車体が傾いた場合、身体を垂直に保とうとしてもサドルが固定された状態では身体を垂直に保ち難いことに着目し、リンク機構を用いたサドル揺動装置をサドル内部に組み込み、道路勾配により車体が傾斜した場合は、乗車者がサドルに腰かけた状態で、サドルの中心部は左右への動きが抑止でき、サドルの左右両サイドが上下に揺動することにより、垂直姿勢が可能となり、安定走行ができる構造を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
自転車の車体フレームに連結されるサドルのシートポストに、保持具を介して接続された揺動装置は、基準となる支柱が金属板で略T字状に形成されて、軸部の下方が前記保持具の接続部となり、上部の略T字状部の両端に一定の軸間を有して固着された回動可能な連結体と、該回動可能な連結体の下方に位置し、サドル内部の支持レールに接続された金属板で曲折形成された揺動体の両端に、前記支柱に固着された回動可能な連結体の軸間以上の長い軸間を有して固着された回動可能な連結体とが、複数のリンク片で連結され、該複数のリンク片は正面から見て略ハの字状の連結となり、前記揺動体が揺動可能となる構成のリンク機構を要旨とする。
【0008】
前記サドルの支持レールに接続された、前記揺動体が揺動により傾斜した状態において、揺動体の左右両端に固着された回動可能な連結体の軸間の上下方向の中心線と、前記支柱の両端に固着された回動可能な連結体の軸間の上下方向の中心線とが、前記支柱の上方で交わる交点の位置は、前記リンク片の連結孔のピッチ寸法と、前記回動可能な連結体の軸間距離の組み合わせにより、前記サドルの中心で最上部となる位置に設定され、前記交点が、前記サドルの揺動時の揺動の基点となり、前記サドルの中心で最上部の位置は移動することなく、前記サドルの中心部は左右への動きが抑止された状態で、前記サドルの左右両サイドが上下に揺動する構造を要旨とする。
【0009】
道路勾配に沿って傾斜した車体に合わせて、前記サドルを水平状態に保つ調整と、サドルの傾き過ぎを防止して、一定の傾斜で留める為、前記揺動体の中心部に位置した長孔の左右両端に一定の間隔を有して設けられた停止部が、前記長孔を貫通する前記支柱の軸部に当って前記揺動体の揺動を停止させる構造を要旨とする。
【0010】
前記揺動体と、前記リンク片の双方にバネ掛部が設けられて、複数の引きバネが取り付けられ、前記サドルのふらつきの抑止と、前記サドルに外力が加えられても前記サドルがシートポストの軸線に対して常に中立の位置を保つことができる構造を要旨とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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