TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023150802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-16
出願番号2022060090
出願日2022-03-31
発明の名称車体後部構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20231005BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能な車体後部構造を提供する。
【解決手段】車体後部構造は、車体1の後部2に設けられる開口部の一部を構成するとともにリアピラー6に接合されるリアサイドインナパネル8を備える。リアサイドインナパネル8は、車体1の前後方向に延在する骨格部14を備える。骨格部14は、該骨格部14の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
リアホイルハウスの一部を形成するリアサイドインナパネルを備え、該リアサイドインナパネルは、車体後部に設けられる開口部の一部を構成するとともに、前記車体の上下方向に延在するリアピラーに接合される車体後部構造において、
前記リアサイドインナパネルは、前記車体の前後方向に延在する骨格部を備えることを特徴とする車体後部構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記骨格部は、該骨格部の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成されることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記車体後部における側部には、前記車体と前記リアサイドインナパネルとによって窓部が形成され、
前記骨格部は、前記窓部の下端部に沿って前記車体の前後方向に延在することを特徴とする請求項2記載の車体後部構造。
【請求項4】
前記骨格部は、該骨格部の長手方向中間部に向かうにしたがって、前記骨格部の長手方向に沿って車幅方向に切断したときの前記骨格部の断面深さが増大するように形成されることを特徴とする請求項3記載の車体後部構造。
【請求項5】
前記リアサイドインナパネルには、前記リアホイルハウスの車幅方向外側を構成するホイルハウスアウタが一体的に形成され、
前記リアホイルハウスは、該リアホイルハウスの車幅方向内側を構成するホイルハウスインナを備え、
前記ホイルハウスインナは、この上端部側に、前記車体の上下方向に延在するクォーターピラーの下端部が連結され、該クォーターピラーは、前記車体の前後方向において前記リアピラーと所定の間隔を隔てて配設され、
前記骨格部は、前記クォーターピラーから前記リアピラーにわたって延在することを特徴とする請求項3記載の車体後部構造。
【請求項6】
前記リアサイドインナパネルは、複数の開口部を備え、該開口部それぞれの周囲に形成される荷重伝達部を複数備えることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
【請求項7】
前記荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部と下端部とから前記リアピラーの長手方向中間部側に向かって延在する第1荷重伝達部を備えることを特徴とする請求項6記載の車体後部構造。
【請求項8】
前記荷重伝達部は、一対の第2荷重伝達部を備え、
一方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部から前記リアピラーの上端部にわたって延在し、他方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの下端部から前記リアピラーの下端部にわたって延在することを特徴とする請求項7記載の車体後部構造。
【請求項9】
前記荷重伝達部は、前記リアピラーの長手方向に沿って形成されるとともに、前記第1荷重伝達部と前記第2荷重伝達部とを連結する第3荷重伝達部を備えることを特徴とする請求項8記載の車体後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体後部構造に関し、詳細には、リアサイドインナパネルを備える車体後部構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両における車体後部の構造(車体後部構造)として、車体のセンタピラーとリアホイルハウスとの間に車体側部を形成するリアサイドインナパネルが配設されるものが存在する。このような車体後部構造として、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された車体後部構造(以下、本明細書では「従来技術」と言う)は、リアホイルハウスの前方に所定の間隔を隔ててセンタピラーが配設され、リアサイドインナパネルのうち、センタピラーとリアホイルハウスとの間に側方開口部が形成されている(特許文献1の図3参照)。なお、側方開口部は、リアサイドインナパネルの重量を低減させ、車体の軽量化を図る目的で形成されるものである。
【0004】
側方開口部には、この側方開口部を横断するように取付ブラケットがリアサイドインナパネルに取り付けられており、この取付ブラケットにスピーカが取り付けられている(特許文献1の図3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-190548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記従来技術において、リアサイドインナパネルの剛性を確保するため、リアサイドインナパネルを車体の後方まで延長するように形成する等のリアサイドインナパネルの拡大を行う場合、リアサイドインナパネルに振動が生じ易くなっていた。
【0007】
したがって、従来技術では、上記の通り、リアサイドインナパネルの振動が生じ易くなることから、上記振動に起因する騒音を抑制し難いという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能な車体後部構造を提供することで、車両による交通の安全性を向上させながら、交通の円滑性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願の発明1にあっては、リアホイルハウスの一部を形成するリアサイドインナパネルを備え、該リアサイドインナパネルは、車体後部に設けられる開口部の一部を構成するとともに、前記車体の上下方向に延在するリアピラーに接合される車体後部構造において、前記リアサイドインナパネルは、前記車体の前後方向に延在する骨格部を備えることを特徴とする。
【0010】
本願の発明2にあっては、前記骨格部は、該骨格部の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
自転車の傘
4か月前
個人
重量物移動台車
1か月前
個人
サドル揺動装置
6か月前
個人
自動二輪車
7か月前
個人
多目的運搬トレー
9か月前
個人
二輪バイク補助輪
6か月前
個人
サドル用収納ケース
10か月前
井関農機株式会社
作業機
4か月前
井関農機株式会社
作業機
2か月前
個人
自転車
7か月前
個人
カウル取り付け器具
8か月前
個人
車両用横転防止装置
2か月前
個人
物品収納構造
9か月前
三甲株式会社
保護具
2か月前
個人
クリアレインシェード
1か月前
個人
二輪車の転倒防止装置
11か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
7か月前
個人
車両底面への噴流発生器
8か月前
個人
電動カート
8か月前
個人
スライドレインプルーフ
5日前
株式会社クラベ
面状ユニット
5日前
株式会社北誠商事
被覆構造体
3か月前
個人
自転車の駐輪装置
7か月前
株式会社ホシプラ
台車
1か月前
個人
固定具及び自転車
9か月前
個人
補助動力装置および自転車
12か月前
個人
自動二輪車に装着する被服
8か月前
三甲株式会社
台車
2か月前
双福鋼器株式会社
ラック
9か月前
三甲株式会社
台車
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
4か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
井関農機株式会社
走行車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
10か月前
続きを見る