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公開番号2024034956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022139556
出願日2022-09-01
発明の名称車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人
主分類B62K 5/01 20130101AFI20240306BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】エンジンの車幅方向の寸法が大きくなっても快適に乗車できる、車両を提供する。
【解決手段】車両10は、車体フレーム12に設けられる鞍乗り型シート20、一対の前輪14、一対の後輪16、エンジンユニット32およびフートレスト22a,22bを含む。エンジンユニット32は、車両幅方向に延びるクランク軸40を有するエンジン36と、エンジン36からの出力が伝達される入力軸50を有しかつエンジン36の外方に設けられる無段変速機38とを含む。フートレスト22a,22bはそれぞれ、センタステップ24a,24bと、リアステップ28a,28bとを有する。前輪14および後輪16の接地面Gからのクランク軸40および入力軸50の高さはリアステップ28a(28b)の上端E1と下端E2との間の高さであり、かつ側面視においてクランク軸40および入力軸50はリアステップ28a(28b)の後方に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームと、
前記車体フレームに設けられる鞍乗り型シートと、
前記車体フレームの前部に設けられる一対の前輪と、
前記車体フレームの後部に設けられる一対の後輪と、
車両幅方向に延びるクランク軸を有しかつ前記車体フレームに設けられるエンジンと、
第1ステップと前記第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、前記車体フレームに設けられるフートレストとを備え、
前記前輪および前記後輪の接地面からの前記クランク軸の高さは前記第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において前記クランク軸は前記第2ステップの後方に位置する、車両。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
車体フレームと、
前記車体フレームに設けられる鞍乗り型シートと、
前記車体フレームの前部に設けられる一対の前輪と、
前記車体フレームの後部に設けられる一対の後輪と、
エンジン、および前記エンジンからの出力が伝達される入力軸を有しかつ前記エンジンの外方に設けられる無段変速機を含み、前記車体フレームに設けられるエンジンユニットと、
第1ステップと前記第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、前記車体フレームに設けられるフートレストとを備え、
前記前輪および前記後輪の接地面からの前記入力軸の高さは前記第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において前記入力軸は前記第2ステップの後方に位置する、車両。
【請求項3】
前記エンジン、および前記エンジンからの出力が伝達される入力軸を有しかつ前記エンジンの外方に設けられる無段変速機を含み、前記車体フレームに設けられるエンジンユニットをさらに備え、
前記前輪および前記後輪の接地面からの前記入力軸の高さは前記第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において前記入力軸は前記第2ステップの後方に位置する、請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記第2ステップの後端部を通りかつ車両幅方向に延びる仮想線を第1仮想線とし、前記第2ステップの内端部を通りかつ車両前後方向に延びる仮想線を第2仮想線とすると、平面視において、前記第1仮想線と前記第2仮想線との交点が前記無段変速機と重なる、請求項2または3に記載の車両。
【請求項5】
側面視において、前記第2ステップは前記無段変速機と重なる、請求項2から4のいずれかに記載の車両。
【請求項6】
前記無段変速機からの出力を変速するために前記エンジンの前方に前記エンジンとは別体として設けられる変速機をさらに含む、請求項2から5のいずれかに記載の車両。
【請求項7】
前記無段変速機に吸気するために前記無段変速機に接続される吸気ダクトをさらに含み、
前記エンジンはシリンダブロックを有し、
平面視において、前記吸気ダクトは前記シリンダブロックと重ならない、請求項2から6のいずれかに記載の車両。
【請求項8】
前記無段変速機に吸気するために前記無段変速機に接続される吸気ダクトをさらに含み、
前記吸気ダクトは、平面視において当該車両のセンターラインに対して前記無段変速機と同じ側に位置する吸気口を有する、請求項2から6のいずれかに記載の車両。
【請求項9】
前記無段変速機に吸気するために前記無段変速機に接続される吸気ダクトをさらに含み、
前記吸気ダクトは、平面視において前記鞍乗り型シートの前端より前方に位置する吸気口を有する、請求項2から6のいずれかに記載の車両。
【請求項10】
前記無段変速機に吸気するために前記無段変速機に接続される吸気ダクトと、
前記鞍乗り型シートの前方に設けられるバッテリとをさらに含み、
前記吸気ダクトは、前記バッテリより上方に位置する吸気口を有する、請求項2から6のいずれかに記載の車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は車両に関し、より特定的にはATV(All Terrain Vehicle)などの鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
この種の従来技術の一例として、特許文献1において鞍乗り型車両が開示されている。この鞍乗り型車両は、フレームと、フレームに搭載されるエンジンとを含む。側面視において、エンジンは、サドルシートとフートレストとの間に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11332211号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された鞍乗り型車両では、運転者がフートレストに足を載せて乗車する姿勢をとるとき、エンジンを跨ぐ必要がある。したがって、当該鞍乗り型車両には、エンジンの車両幅方向の寸法が大きくなったときでも快適に乗車できるように、車両レイアウトを検討する余地がある。
【0005】
それゆえにこの発明の主たる目的は、エンジンの車幅方向の寸法が大きくなっても快適に乗車できる、車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、車体フレームと、車体フレームに設けられる鞍乗り型シートと、車体フレームの前部に設けられる一対の前輪と、車体フレームの後部に設けられる一対の後輪と、車両幅方向に延びるクランク軸を有しかつ車体フレームに設けられるエンジンと、第1ステップと第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、車体フレームに設けられるフートレストとを備え、前輪および後輪の接地面からのクランク軸の高さは第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視においてクランク軸は前記第2ステップの後方に位置する、車両が提供される。
【0007】
エンジンのクランク軸方向(幅方向)寸法は通常、クランク軸近傍において最大となる。したがって、クランク軸が車幅方向に延びるようにエンジンを車体フレームに配置したとき、エンジンのうちクランク軸付近が車幅方向に張り出す。エンジンの排気量が大きくなりエンジンが大型になると、それに伴ってエンジンのクランク軸近傍の幅方向寸法も大きくなる。この発明では、接地面からのクランク軸の高さは第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視においてクランク軸は第2ステップの後方に位置するので、エンジンが大型になりクランク軸近傍の幅方向寸法が大きくなっても、それに影響されることなくフートレストを車体フレームの好ましい位置に設けることができ、フートエリアを確保できる。したがって、エンジンの車幅方向の寸法が大きくなっても快適に乗車できる。
【0008】
好ましくは、当該車両は、エンジン、およびエンジンからの出力が伝達される入力軸を有しかつエンジンの外方に設けられる無段変速機を含み、車体フレームに設けられるエンジンユニットをさらに備え、前輪および後輪の接地面からの入力軸の高さは第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において入力軸は第2ステップの後方に位置する。この場合、エンジンが大型になりエンジンユニットのうち入力軸を通る幅方向寸法が大きくなっても、それに影響されることなくフートレストを車体フレームの好ましい位置に設けることができる。したがって、エンジンの車幅方向の寸法が大きくなっても快適に乗車できる。
【0009】
また、車体フレームと、車体フレームに設けられる鞍乗り型シートと、車体フレームの前部に設けられる一対の前輪と、車体フレームの後部に設けられる一対の後輪と、エンジン、およびエンジンからの出力が伝達される入力軸を有しかつエンジンの外方に設けられる無段変速機を含み、車体フレームに設けられるエンジンユニットと、第1ステップと第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、車体フレームに設けられるフートレストとを備え、前輪および後輪の接地面からの入力軸の高さは第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において入力軸は第2ステップの後方に位置する、車両が提供される。
【0010】
エンジンとエンジンの外方に設けられる無段変速機とを含むエンジンユニットのクランク軸方向(幅方向)寸法は通常、無段変速機の入力軸を通る箇所近傍において最大となる。したがって、クランク軸が車幅方向に延びるようにエンジンユニットを車体フレームに配置したとき、エンジンユニットのうち入力軸付近が車幅方向に張り出す。エンジンの排気量が大きくなりエンジンが大型になると、エンジンの幅方向寸法が大きくなり、それに伴ってエンジンユニットのうち入力軸を通る幅方向寸法も大きくなる。この発明では、接地面からの入力軸の高さは第2ステップの上端と下端との間の高さであり、かつ側面視において入力軸は第2ステップの後方に位置するので、エンジンが大型になりエンジンユニットのうち入力軸を通る幅方向寸法が大きくなっても、それに影響されることなくフートレストを車体フレームの好ましい位置に設けることができ、フートエリアを確保できる。したがって、エンジンの車幅方向の寸法が大きくなっても快適に乗車できる。
(【0011】以降は省略されています)

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