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公開番号
2024000345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-01-05
出願番号
2022099087
出願日
2022-06-20
発明の名称
ハンドル
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B62D
1/04 20060101AFI20231225BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】少なくとも左右の把持部位を取替可能として、簡便に、再利用できるハンドルを提供すること。
【解決手段】ハンドル10は、車両を操舵するために、操舵中心軸C回りで回転操舵する。ハンドル10は、操舵中心軸C側の中央部11と、中央部11と連結されて、操舵時に把持する左右の把持部15L,15Rを有した操舵部12と、を備える。ハンドル10は、操舵部12における少なくとも左右の把持部15L,15Rを含んだ二箇所の部位16L,16Rが、着脱可能に、構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を操舵するために、操舵中心軸回りで回転操舵する構成として、
前記操舵中心軸側の中央部と、
該中央部と連結されて、操舵時に把持する左右の把持部を有した操舵部と、
を備えて構成されるハンドルであって、
前記操舵部における少なくとも左右の前記把持部を含んだ二箇所の部位が、着脱可能に、構成されていることを特徴とするハンドル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記操舵部が、
前記中央部から延びて、前記中央部と前記把持部とを連結する連結部と、
該連結部の先端側に対して、着脱可能に連結されて、前記中央部の周囲を囲うように配設される環状の環状部と、
を備え、
前記環状部が、前記中央部の回りで、着脱可能に複数に分割された分割体から構成されるとともに、
左右の前記把持部が、いずれかの前記分割体に別々に配設される構成としていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項3】
、
隣接する前記分割体相互の着脱部位における一方と他方とが、相互に嵌合可能として、前記環状部の周方向に略沿って設けられた筒状の嵌合穴部と、該嵌合穴部内に挿入されて嵌合される嵌合軸部と、を配設させて構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル。
【請求項4】
前記環状部と前記連結部との着脱部位における一方と他方とが、相互に嵌合可能として、前記中央部からの放射方向に略沿って設けられた筒状の嵌合凹部と、該嵌合凹部内に挿入されて嵌合される嵌合凸部と、を配設させて構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル。
【請求項5】
前記環状部が、前記中央部から左右に延びる前記連結部にそれぞれ連結される左右の二つの前記分割体から構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル。
【請求項6】
前記連結部が、前記中央部から左右両側と後方側とに延びる三つ、として配設され、
前記環状部が、各々の前記連結部と着脱可能に結合される三つの前記分割体から構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル。
【請求項7】
三つの前記分割体における前記後方側の前記連結部に結合される後側分割体と、隣接する左右の前記分割体と、の着脱構造が、前記中央部側にスライドさせて嵌合可能で、かつ、前記環状部の周方向に移動不能に嵌合させる凹凸形状を端部相互に設けて構成されていることを特徴とする請求項6に記載のハンドル。
【請求項8】
前記操舵部が、
前後方向に沿うように略棒状に配設される左右の前記把持部と、
左右の前記把持部の前後両端に着脱可能に連結される前記中央部から左右の前後に延びる四つの前記連結部と、
を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を操舵するために、操舵中心軸回りで回転操舵するハンドルであって、特に、再利用し易いハンドルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のハンドルとしては、車両の操舵時、操舵中心軸回りで回転操舵する構成として、操舵中心軸側の中央部と、中央部と連結されて、操舵時に把持する左右の把持部を有した操舵部と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。操舵部は、中央部から左右と後方とへ延びる三つの連結部と、各連結部の先端側に連結されて、中央部の周囲を囲うように配設される円環状の環状部と、を備えて構成されていた。また、ハンドルとしては、環状部の前縁側の部位が、装飾効果を高めるために、湾曲した棒状体の装飾体から構成されるものもあった(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-177749号公報
特開2018-69791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の特許文献1に記載のハンドルでは、車両の再利用時等において、車両の前の所有者から変更するような場合に、新たな所有者が把持するハンドルの把持部位を交換しようとする際、中央部と操舵部とが一体的に連結されていることから、車両の操舵中心軸を構成するステアリングシャフトから、ハンドル全体を取り外して、新たなハンドルに交換する必要が生じており、手間が掛かることから、簡便に、把持する部位を交換することが望まれていた。
【0005】
なお、特許文献2に記載のハンドルでは、操舵部の環状部における前縁側部位だけが、他の環状部の部位に対して、別体としており、その環状部の一部を取替可能な構造のように見受けられるが、この部位は、運転者が左右の手で把持する操舵時の把持部位で無く、操舵部の環状部における前縁側部位の一箇所だけであって、左右の把持部位の交換に、対処できるものではなかった。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、少なくとも左右の把持部位を取替可能として、簡便に、再利用できるハンドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るハンドルは、車両を操舵するために、操舵中心軸回りで回転操舵する構成として、
前記操舵中心軸側の中央部と、
該中央部と連結されて、操舵時に把持する左右の把持部を有した操舵部と、
を備えて構成されるハンドルであって、
前記操舵部における少なくとも左右の前記把持部を含んだ二箇所の部位が、着脱可能に、構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るハンドルでは、操舵部における少なくとも左右の把持部を含んだ二箇所の部位が、着脱可能に、構成されており、左右の把持する部位を含んだ二箇所の部位を取り外して、新たなものに取り替えて取り付ければ、新たな運転者(所有者)は、操舵時、前の所有者が把持した部位でなく、取り替えた新たな把持部を把持できて、気分良く操舵できる。勿論、本発明に係るハンドルでは、左右の把持する部位を含んだ二箇所の部位を取替可能としているため、運転者の好みの把持部位に交換することもできる。そして、この把持部位の交換は、中央部でなく、操舵部における把持部位であって、中央部を車両の回転中心軸側に接続させたまま行えることから、簡便に、行える。
【0009】
したがって、本発明に係るハンドルでは、少なくとも左右の把持部位を取替可能として、簡便に、再利用できるとともに、好みの把持部位に取り替えることもできる。
【0010】
そして、本発明に係るハンドルでは、前記操舵部が、
前記中央部から延びて、前記中央部と前記把持部とを連結する連結部と、
該連結部の先端側に対して、着脱可能に連結されて、前記中央部の周囲を囲うように配設される環状の環状部と、
を備え、
前記環状部が、前記中央部の回りで、着脱可能に複数に分割された分割体から構成されるとともに、
左右の前記把持部が、いずれかの前記分割体に別々に配設される構成としていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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