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公開番号2023180311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022093488
出願日2022-06-09
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B62D 43/04 20060101AFI20231214BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ボルト部材とナット部材とを相対回転させてスペアタイヤキャリアを揺動させる際に、ボルト部材とナット部材とが不当に片当たりするなどの不具合を適切に防止または抑制可能な車両構造を提供する。
【解決手段】一端部側の揺動支点32aを中心として揺動可能なスペアタイヤキャリア3と、ボルト部材4と、このボルト部材4に螺合され、スペアタイヤキャリア3の他端部側に連結手段6,33を介して連結可能とされたナット部材5と、を備えている、車両構造Aであって、ボルト部材4の軸長方向と、スペアタイヤキャリア3の他端部側の揺動方向との間にはズレが発生し、ナット部材5には、前記ズレによって生じるネジ孔部50の内周部とボルト部材4との片当たりを抑制可能な凹部51が形成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
一端部側に揺動支点を有し、かつこの揺動支点を中心として揺動させることが可能なスペアタイヤキャリアと、
このスペアタイヤキャリアの他端部側に対応した位置に配されたボルト部材と、
このボルト部材に螺合され、前記ボルト部材との相対回転により前記ボルト部材の軸長方向にネジ送り移動可能であり、かつこのネジ送り移動に伴わせて前記スペアタイヤキャリアの他端部側を揺動させることが可能に前記スペアタイヤキャリアの他端部側に連結手段を介して連結可能とされたナット部材と、
を備えている、車両構造であって、
前記ボルト部材の軸長方向と、前記スペアタイヤキャリアの他端部側の揺動方向との間にズレが発生する構成であり、
前記ナット部材のうち、前記ボルト部材が挿通するネジ孔部の軸長方向両側の部位には、前記ズレによって生じる前記ネジ孔部の内周部と前記ボルト部材との片当たりを抑制することが可能に、前記ネジ孔部よりも内径または内幅が大きい凹部が形成されていることを特徴とする、車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両構造、より詳しくは、スペアタイヤキャリアを備えている車両構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両構造の具体例として、本出願人は、特許文献1に記載のものを先に提案している。
同文献に記載の車両構造においては、車両のスペアタイヤを保持可能なスペアタイヤキャリアを備えており、かつこのスペアタイヤキャリヤは、一端部側が揺動支点を介して車体構成部材に取付けられ、車両のフロア部の下方において、前記揺動支点を中心として上下高さ方向に揺動可能である。一方、スペアタイヤキャリアの他端部側は、ボルト部材、およびこのボルト部材に螺合し、かつスペアタイヤキャリアの他端部側と連結手段を介して連結可能なナット部材と、を利用して昇降可能とされている。ボルト部材を回転操作し、ナット部材をボルト部材の軸長方向にネジ送り移動させると、スペアタイヤキャリアの他端部側は昇降する。
このような構成によれば、スペアタイヤキャリアに対するスペアタイヤの取付け作業または取外し作業は、スペアタイヤキャリアの他端部側が下降している状態で行なうことが可能である。また、スペアタイヤキャリアにスペアタイヤを取付けた後に、スペアタイヤキャリアの他端部側を上昇させれば、スペアタイヤキャリアの地上高を確保しつつ、スペアタイヤをフロア部の下方にスペース効率よく、かつ安定した状態で配置させておくことが可能である。
【0003】
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように改善すべき余地があった。
【0004】
すなわち、ボルト部材を回転操作することにより、ナット部材をネジ送り移動させ、かつこれに伴わせてスペアタイヤキャリアの他端部側を昇降させる場合、ナット部材は、ボルト部材の直状の長手方向に移動するのに対し、スペアタイヤキャリアの他端部側は、一端部側の揺動支点を中心とする円弧軌跡で移動する。したがって、これらの部材の移動方向のズレに起因し、ボルト部材はナット部材の内周部に対し、片当たりを生じる(ボルト部材とナット部材との間に、こぜりが生じる)。その結果、ボルト部材をナット部材に相対させて回転操作させようとしても、ネジが固く締まった状態となり、その操作を容易かつ適切に行なうことが難しくなる虞があった。
このような虞は、車両が小型車両であって、ボルト部材の取付け位置や取付け方向などに大きな制約を受け、ボルト部材の長手方向をスペアタイヤキャリアの他端部側の揺動方向に近づけることが難しい場合に、一層顕著となる。このような場合、ボルト部材およびナット部材のそれぞれに設けられているネジ部が圧壊する虞もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-163878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、ボルト部材とナット部材とを相対回転させてスペアタイヤキャリアを揺動させる際に、ボルト部材がナット部材に不当に片当たりすることを適切に防止または抑制し、操作性などを良好にすることが可能な車両構造を提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本発明により提供される車両構造は、一端部側に揺動支点を有し、かつこの揺動支点を中心として揺動させることが可能なスペアタイヤキャリアと、このスペアタイヤキャリアの他端部側に対応した位置に配されたボルト部材と、このボルト部材に螺合され、前記ボルト部材との相対回転により前記ボルト部材の軸長方向にネジ送り移動可能であり、かつこのネジ送り移動に伴わせて前記スペアタイヤキャリアの他端部側を揺動させることが可能に前記スペアタイヤキャリアの他端部側に連結手段を介して連結可能とされたナット部材と、を備えている、車両構造であって、前記ボルト部材の軸長方向と、前記スペアタイヤキャリアの他端部側の揺動方向との間にズレが発生する構成であり、前記ナット部材のうち、前記ボルト部材が挿通するネジ孔部の軸長方向両側の部位には、前記ズレによって生じる前記ネジ孔部の内周部と前記ボルト部材との片当たりを抑制することが可能に、前記ネジ孔部よりも内径または内幅が大きい凹部が形成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、ボルト部材の軸長方向と、スペアタイヤキャリアの他端部側の揺動方向との間に、ズレがある場合、ナット部材のネジ孔部の内周部とボルト部材とは片当たり状態(こぜりが生じた状態)となる。このような片当たりは、本来的には、ナット部材のネジ孔部の軸長方向の端部側ほど(軸長方向が上下方向である場合、ナット部材の上端側部分ほど、および下端側部分ほど)顕著となる。これに対し、本発明においては、そのような部分には、ネジ孔部よりも内径または内幅が大きい凹部として形成されているため、ネジ孔部の内周部に対してボルト部材が強く片当たりすることは適切に防止または抑制される。したがって、ボルト部材とナット部材とを相対回転させる際の操作性をよくすることができ、便利である。ボルト部材およびナット部材のそれぞれのネジ山が圧壊することも、防止することが可能である。
背景技術の欄において述べたとおり、小型車両の場合には、ボルト部材とナット部材との片当たりが一層顕著となる傾向にあるが、本発明は、そのような小型車両への適用に好ましい。
さらに、本発明によれば、ナット部材の凹部の内径または内幅は大きくされているため、ナット部材のネジ孔部にボルト部材を螺合(挿通)させる場合、その作業も容易となる。
【0010】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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