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公開番号
2024039265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-22
出願番号
2022143684
出願日
2022-09-09
発明の名称
操舵装置
出願人
THK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
7/18 20060101AFI20240314BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】
スクラブ半径を可及的に小さくすることで走行安定性を向上させることができると共に、キングピン軸のキングピン角及びキャスター角を容易に変更できることでサスペンション方式等に応じた適切な角度のキングピン軸を設定することができる操舵装置を提供する。
【解決手段】
キングピン軸を中心として車輪を操舵する操舵装置であって、前記車輪を回転可能に支持するハブと、前記車輪を操舵するナックルアームと、車体と前記車輪を連結するロアアームと、を備え、前記ロアアームの一端には、前記キングピン軸を中心として回転可能な下部回転案内部が設けられ、前記下部回転案内部は、一定曲率の円弧状に形成されたガイドレールと前記ガイドレール上を移動する移動ブロックとから構成され、前記ガイドレールを含む仮想平面は前記キングピン軸と直交していることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
キングピン軸を中心として車体に設けられた車輪を操舵する操舵装置であって、
前記車輪を回転可能に支持するハブと、
前記ハブに固定されて前記車輪を操舵するナックルアームと、
前記車体と前記車輪を揺動可能に連結するロアアームと、を備え、
前記ロアアームの一端には、前記ハブと前記ロアアームを接続すると共に前記キングピン軸を中心として回転可能な下部回転案内部が設けられ、
前記下部回転案内部は、一定曲率の円弧状に形成されたガイドレールと前記ガイドレール上を移動する移動ブロックとから構成され、
前記ガイドレールを含む仮想平面は前記キングピン軸と直交していることを特徴とする操舵装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記下部回転案内部は、前記ハブに対して固定され、
前記ロアアームの他端には、前記車体が接続されていることを特徴とする請求項1記載の操舵装置。
【請求項3】
前記車体と前記車輪を揺動可能に連結するアッパーアームと、
を更に備え、
前記アッパーアームの一端には、前記ハブと前記アッパーアームを接続すると共に前記キングピン軸を中心として回転可能な上部回転案内部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の操舵装置。
【請求項4】
前記アッパーアームの他端には、前記車体が接続されていることを特徴とする請求項3記載の操舵装置。
【請求項5】
前記ロアアームの一端は、前記下部回転案内部の移動ブロックに連結されていることを特徴とする請求項2記載の操舵装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車輪を操舵するための操舵装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等には、車体に設けられた車輪を操舵するための操舵装置が用いられている。車輪はキングピン軸を中心として転舵され、キングピン軸は所定角度に傾斜して設定されている。操舵装置は、キングピン軸の軸線が路面と交差する位置と車輪の路面に対する接地面中心との距離であるスクラブ半径を小さく設定した方が操舵性に優れているものの、従来の操舵装置は、アッパーアームのジョイント部とロアアームのジョイント部がボールジョイントで構成されており、キングピン軸を車輪に近づけてスクラブ半径を小さくすることが困難な場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-58127
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スクラブ半径を小さくするための技術としては特許文献1が挙げられる。特許文献1はキングピン軸をガイドレールによって構築し、キングピン軸を車輪中心に対して近接させることができる。これにより、スクラブ半径を小さくするものである。
【0005】
近年、環境問題に対応すべく普及させる動きが高まっている電気自動車には、車輪内にモータが組み込まれた、所謂インホイールモータが用いられており、スクラブ半径を小さくすることのできる操舵装置のニーズが更に高まっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、キングピン軸を中心として車輪を操舵する操舵装置であって、スクラブ半径を可及的に小さくすることで走行安定性を向上させることができると共に、キングピン軸のキングピン角及びキャスター角を容易に変更できることでサスペンション方式等に応じた適切な角度のキングピン軸を設定することができる操舵装置を提供することにある。
【0007】
すなわち、本発明は、キングピン軸を中心として車体に設けられた車輪を操舵する操舵装置であって、前記車輪を回転可能に支持するハブと、前記ハブに固定されて前記車輪を操舵するナックルアームと、前記車体と前記車輪を揺動可能に連結するロアアームと、を備え、前記ロアアームの一端には、前記ハブと前記ロアアームを接続すると共に前記キングピン軸を中心として回転可能な下部回転案内部が設けられ、前記下部回転案内部は、一定曲率の円弧状に形成されたガイドレールと前記ガイドレール上を移動する移動ブロックとから構成され、前記ガイドレールを含む仮想平面は前記キングピン軸と直交している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の操舵装置によれば、キングピン軸は下部回転案内部の移動ブロックにおける回転中心で構成されているため、前記キングピン軸を車輪内に埋没させることができ、スクラブ半径を可及的に小さくすることができる。また、ガイドレールを含む仮想平面は前記仮想キングピン軸に対して直交しているため、前記仮想平面の傾斜角度、すなわち前記ガイドレールの前記ハブに対する取付け姿勢を変更することでキングピン角及びキャスター角を変更することができる。したがって、本発明の操舵装置によれば、スクラブ半径を可及的に小さくすることができると共に前記ガイドレールの前記取付け姿勢を変更することで容易にキングピン角及びキャスター角を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態にかかる操舵装置の斜視図である。
本発明の第一実施形態にかかる操舵装置を車体後方から観察した状態を示す図である。
本発明の第一実施形態にかかる下部回転案内部を示す斜視図である。
本発明の第一実施形態にかかる操舵装置を下方から観察した状態を示す図である。
本発明の第一実施形態にかかる操舵装置を車軸方向から観察した状態を示す図である。
本発明の第二実施形態にかかる操舵装置の斜視図である。
本発明の第二実施形態にかかる操舵装置を上方から観察した状態を示す図である。
本発明の第二実施形態にかかる操舵装置を車体後方から観察した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を用いて本発明の操舵装置を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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