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公開番号
2024176408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094913
出願日
2023-06-08
発明の名称
運動案内装置
出願人
THK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
29/06 20060101AFI20241212BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】動きの滑らかな運動案内装置を提供する。
【解決手段】転動路と戻し路が含まれる平面に対して垂直方向から見て(図8(a))、ターン路の転動路側の端部Q1及び戻し路側の端部Q2において第1ボール通過部の第1ボール通過軌跡41が第2ボール通過部の第2ボール通過軌跡42よりも外側に配置され、ターン路の頂部Q3において第1ボール通過軌跡41が第2ボール通過軌跡42よりも内側に配置される。ターン路の第1ボール通過軌跡41の周長とターン路の第2ボール通過軌跡42の周長が実質的に同一である。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
転動部を有する軌道部材と、
前記転動部に対向する転動部、戻し路、ターン路を有するキャリッジと、を備え、
前記軌道部材の前記転動部と前記キャリッジの前記転動部との間の転動路、前記戻し路、前記ターン路を含む循環路の隣り合う第1ボール通過部と第2ボール通過部に2列のボールが配置される運動案内装置において、
前記2列のボールがリテーナバンドによって保持されておらず、
前記転動路と前記戻し路が含まれる平面に対して垂直方向から見て、前記ターン路の転動路側の端部及び戻し路側の端部において前記第1ボール通過部の第1ボール通過軌跡が前記第2ボール通過部の第2ボール通過軌跡よりも外側に配置され、前記ターン路の頂部において前記第1ボール通過軌跡が前記第2ボール通過軌跡よりも内側に配置され、
前記ターン路の前記第1ボール通過軌跡の周長と前記ターン路の前記第2ボール通過軌跡の周長が実質的に同一に設定される運動案内装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記ターン路の前記第1ボール通過軌跡と前記第2ボール通過軌跡は、短辺の長さを前記ターン路の前記第1ボール通過軌跡と前記第2ボール通過軌跡との間の距離に設定し、長辺の長さを前記ターン路の前記第1ボール通過軌跡と前記第2ボール通過軌跡の周長に設定した長方形の仮想板を、前記ターン路に沿って湾曲させたときの長辺の形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の運動案内装置。
【請求項3】
前記循環路の隣り合う前記第1ボール通過部と前記第2ボール通過部に前記2列のボールが千鳥状に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動案内装置。
【請求項4】
前記戻し路の隣り合う前記第1ボール通過部と前記第2ボール通過部の間隔が、前記転動路の隣り合う前記第1ボール通過部と前記第2ボール通過部の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載の運動案内装置。
【請求項5】
前記ターン路の隣り合う前記第1ボール通過部と前記第2ボール通過部の間隔が、前記転動路の隣り合う前記第1ボール通過部と前記第2ボール通過部の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載の運動案内装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動体が直線運動するのを案内する運動案内装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
運動案内装置は、軌道部材と、軌道部材に多数のボールを介して直線運動可能に組み付けられるキャリッジと、を備える。軌道部材がベース等の固定体に取り付けられる。キャリッジがテーブル等の可動体に取り付けられる。固定体に対する可動体の直線運動は、運動案内装置によって案内される。
【0003】
軌道部材には、ボールが転がる転動部が形成される。キャリッジにも、ボールが転がる転動部が形成される。循環路は、軌道部材の転動部とキャリッジの転動部との間の転動路、キャリッジに設けられたターン路と戻し路を備える。キャリッジが軌道部材に沿って直線運動すると、ボールが転動路を転がり、循環路を循環する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-343556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運動案内装置の低ウェービング化(玉通過振動の低減)を目的に、循環路の第1ボール通過部と第2ボール通過部に2列のボールを千鳥状に配置する場合がある。2列のボールが転動路に交互に入ったり、出たりすることで、低ウェービング化を図ることができる。
【0006】
2列のボールをリテーナバンドによって保持すれば、2列のボールの位置を定めることができる。しかし、2列のボールがリテーナバンドによって保持されていない場合、2列のボールの位置を定めることができない。このため、ターン路において第1ボール通過部のボールが第2ボール通過部のボールを追い越すことがあり、動きの滑らかな運動案内装置を得にくいという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、2列のボールがリテーナバンドで保持されていない運動案内装置において、動きの滑らかな運動案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、転動部を有する軌道部材と、前記転動部に対向する転動部、戻し路、ターン路を有するキャリッジと、を備え、前記軌道部材の前記転動部と前記キャリッジの前記転動部との間の転動路、前記戻し路、前記ターン路を含む循環路の隣り合う第1ボール通過部と第2ボール通過部に2列のボールが配置される運動案内装置において、前記2列のボールがリテーナバンドによって保持されておらず、前記転動路と前記戻し路が含まれる平面に対して垂直方向から見て、前記ターン路の転動路側の端部及び戻し路側の端部において前記第1ボール通過部の第1ボール通過軌跡が前記第2ボール通過部の第2ボール通過軌跡よりも外側に配置され、前記ターン路の頂部において前記第1ボール通過軌跡が前記第2ボール通過軌跡よりも内側に配置され、前記ターン路の前記第1ボール通過軌跡の周長と前記ターン路の前記第2ボール通過軌跡の周長が実質的に同一に設定される運動案内装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ターン路における第1ボール通過軌跡と第2ボール通過軌跡を上記のように構成するので、動きの滑らかな運動案内装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態の運動案内装置の斜視図(一部断面を含む)である。
本実施形態の運動案内装置の軌道部材直角断面図である。
図3(a)は本実施形態の運動案内装置の転動路の直角断面図であり、図3(b)は戻し路の直角断面図であり、図3(c)はターン路の直角断面図である。
本実施形態の運動案内装置のインナープレートの斜視図である。
本実施形態の運動案内装置のエンドプレートの斜視図である。
図6(a)は本実施形態の運動案内装置のターン路に配置される2列のボールを示す斜視図であり、図6(b)はターン路の第1ボール通過軌跡と第2ボール通過軌跡を示す図である。
図7(a)は本実施形態の運動案内装置のターン路の平面図、図7(b)はターン路の正面図、図7(c)はターン路の側面図である。
図8(a)(b)(c)は図7(a)(b)(c)と同一方向から見た第1ボール通過軌跡と第2ボール通過軌跡を示す図である。
図9(a)は、短辺をターン路の第1ボール通過軌跡と第2ボール通過軌跡との間の距離に設定し、長辺をターン路の第1ボール通過軌跡と第2ボール通過軌跡の周長に設定した長方形の仮想板を示し、図9(b)は仮想板をターン路に沿って湾曲させた状態を示す。
図10(a)は本実施形態の運動案内装置のターン路のボールの力の伝達を示す図であり、図10(b)は比較例のターン路のボールの力の伝達を示す図である。
本発明の第2実施形態の運動案内装置の軌道部材直角断面図である。
図12(a)は本発明の第2実施形態の運動案内装置の転動路の直角断面図であり、図12(b)は戻し路の直角断面図であり、図12(c)はターン路の直角断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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