TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024176407
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094912
出願日
2023-06-08
発明の名称
運動案内装置
出願人
THK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
29/06 20060101AFI20241212BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】運動案内装置の戻し路及び/又はターン路において、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部のボールを追い越すのを防止できる運動案内装置を提供する。
【解決手段】戻し路C2及び/又はターン路は、2列のボール6が千鳥状に配置される隣り合う2つのボール通過部21,22を有する。2つのボール通過部21,22は、一方のボール通過部21のボール6が他方のボール通過部22に乗り移るのを防止するように、かつ2列のボール6の進行方向から見て一方のボール通過部21のボール6と他方のボール通過部22のボール6が離れてもオーバーラップするように形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
転動部を有する軌道部材と、
前記転動部に対向する転動部、戻し路、ターン路を有するキャリッジと、
前記軌道部材の前記転動部と前記キャリッジの前記転動部との間の転動路、前記戻し路、前記ターン路を含む循環路に配置される2列のボールと、を備える運動案内装置において、
前記2列のボールがリテーナバンドによって保持されておらず、
前記戻し路及び/又は前記ターン路は、前記2列のボールが千鳥状に配置される隣り合う2つのボール通過部を有し、
前記2つのボール通過部は、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部に乗り移るのを防止するように、かつ前記2列のボールの進行方向から見て一方のボール通過部のボールと他方のボール通過部のボールが離れてもオーバーラップするように形成される運動案内装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記2つのボール通過部は、一方のボール通過部のボールと他方のボール通過部のボールが離れるのを制限する制限部を有し、
前記制限部間の距離が2Da未満に設定されることを特徴とする請求項1に記載の運動案内装置。
ここで、Daはボール直径である。
【請求項3】
前記2つのボール通過部は、前記2列のボールの進行方向直角断面において互いにオーバーラップする2つの円を基礎とする円弧部を有し、
前記円弧部の半径は、54%~56%Daに設定されることを特徴とする請求項2に記載の運動案内装置。
ここで、Daはボール直径である。
【請求項4】
前記2つのボール通過部は、前記2列のボールの進行方向直角断面において互いにオーバーラップする2つの円を基礎とする円弧部を有し、
前記円弧部の半径は、51.5%~53.5%Daに設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動案内装置。
ここで、Daはボール直径である。
【請求項5】
前記戻し路は、第1半パイプと第2半パイプとの間に形成され、
前記制限部は、前記第1半パイプのみ又は前記第2半パイプのみに形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の運動案内装置。
【請求項6】
前記ターン路は、インナープレートとエンドプレートとの間に形成され、
前記制限部は、前記エンドプレートのみ又は前記インナープレートのみに形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の運動案内装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動体が線運動するのを案内する運動案内装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
運動案内装置は、軌道部材と、軌道部材に多数のボールを介して線運動(直線運動又は曲線運動)可能に組み付けられるキャリッジと、を備える。軌道部材がベース等の固定体に取り付けられる。キャリッジがテーブル等の可動体に取り付けられる。固定体に対する可動体の線運動は、運動案内装置によって案内される。
【0003】
軌道部材には、ボールが転がる転動部が形成される。キャリッジにも、ボールが転がる転動部が形成される。キャリッジには、ボールを循環させるための循環路が設けられる。循環路は、軌道部材の転動部とキャリッジの転動部との間の転動路、キャリッジに設けられたターン路と戻し路を備える。キャリッジが軌道部材に沿って線運動すると、ボールが転動路を転がり、循環路を循環する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-343556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運動案内装置の低ウェービング化(玉通過振動の低減)を目的に、循環路に2列のボールを千鳥状に配置する場合がある。2列のボールが転動路に交互に入ったり、出たりすることで、低ウェービング化を図ることができる。
【0006】
2列のボールをリテーナバンドによって保持すれば、2列のボールの千鳥状の配置を定めることができる。しかし、2列のボールがリテーナバンドによって保持されていない場合、2列のボールの千鳥状の配置を定めることができない。このため、戻し路及び/又はターン路において、隣り合う2つのボール通過部のうち、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部のボールを追い越してしまい、動きの滑らかな運動案内装置を得にくいという課題がある。従来の運動案内装置では、2つのボール通過部それぞれの半径がボール直径の55%程度に設定されており、ボールがその周囲の隙間分だけ自由に動けるようになっていることが原因である。
【0007】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、運動案内装置の戻し路及び/又はターン路において、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部のボールを追い越すのを防止できる運動案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、転動部を有する軌道部材と、前記転動部に対向する転動部、戻し路、ターン路を有するキャリッジと、前記軌道部材の前記転動部と前記キャリッジの前記転動部との間の転動路、前記戻し路、前記ターン路を含む循環路に配置される2列のボールと、を備える運動案内装置において、前記2列のボールがリテーナバンドによって保持されておらず、前記戻し路及び/又は前記ターン路は、前記2列のボールが千鳥状に配置される隣り合う2つのボール通過部を有し、前記2つのボール通過部は、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部に乗り移るのを防止するように、かつ前記2列のボールの進行方向から見て一方のボール通過部のボールと他方のボール通過部のボールが離れてもオーバーラップするように形成される運動案内装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、運動案内装置の戻し路及び/又はターン路において、一方のボール通過部のボールが他方のボール通過部のボールを追い越すのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の運動案内装置の斜視図(一部断面図を含む)である。
キャリッジの相対移動方向に直角な本実施形態の運動案内装置の断面図である。
図3(a)は本実施形態の戻し路の拡大図であり、図3(b)は比較例の戻し路の拡大図である。
図4(a)は本実施形態の第1半パイプの斜視図であり、図4(b)は本実施形態の第2半パイプの斜視図である。
図5(a)は戻し路の変形例1の拡大図であり、図5(b)は戻し路の変形例2の拡大図である。
図6(a)は戻し路の変形例3の拡大図であり、図6(b)は戻し路の変形例4の拡大図である。
図7(a)は本実施形態のインナープレートの斜視図であり、図7(b)は本実施形態のエンドプレートの斜視図である。
本実施形態のターン路の断面図である。
図9(a)はキャリッジの相対移動方向から見た本実施形態のターン路を示す図であり、図9(b)は比較例のターン路を示す図である。
図10(a)(b)は、千鳥配列が崩れる理由を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
THK株式会社
衝突防止制御システム及び方法
1か月前
個人
流路体
11日前
個人
保持機
3か月前
個人
クラッチ装置
15日前
個人
免震留具
2か月前
個人
振り子式免震装置
3か月前
個人
ネジの緩み防止装置
3か月前
個人
固着具と成形品部材
8日前
藤井電工株式会社
フック
3か月前
個人
緩み防止ナット
3か月前
株式会社アイシン
駆動装置
11日前
カヤバ株式会社
緩衝器
22日前
カヤバ株式会社
緩衝器
22日前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
1日前
矢崎化工株式会社
連結具
22日前
株式会社不二工機
電動弁
14日前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
日動電工株式会社
保持具
3か月前
個人
配管用エルボカバー
3か月前
株式会社フジキン
バルブ
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社ナベル
直動機構
1か月前
株式会社不二工機
逆止弁
7日前
株式会社キッツ
逆止め弁
4か月前
未来工業株式会社
固定体
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
24日前
株式会社トヨックス
可撓管
1か月前
株式会社PILLAR
継手
1か月前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
2か月前
エバック株式会社
断熱ホース
今日
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
3か月前
NTN株式会社
玉軸受
1か月前
因幡電機産業株式会社
取付具
1か月前
続きを見る
他の特許を見る