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公開番号
2024176858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095696
出願日
2023-06-09
発明の名称
可変ダンパの制御方法
出願人
THK株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
B60G
17/015 20060101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】タイヤ接地性や振動抵抗を向上させて、悪路走行での路面追従性の高い車両の走行を実現する可変ダンパの制御方法を提供する。
【解決手段】前輪又は後輪の何れか一方の車輪が当該車輪に収納されたインホイールモータによって駆動され、何れか他方が車体に備えたオンボードモータで駆動され、少なくとも前記インホイールモータによって駆動される車輪が減衰力を調整可能な可変ダンパを有するサスペンション装置に取り付けられる車両の可変ダンパの制御方法であって、前記可変ダンパは、前記インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速に応じて減衰力を調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
前輪又は後輪の何れか一方の車輪が当該車輪に収納されたインホイールモータによって駆動され、何れか他方が車体に備えたオンボードモータで駆動され、少なくとも前記インホイールモータによって駆動される車輪が減衰力を調整可能な可変ダンパを有するサスペンション装置に取り付けられる車両の可変ダンパの制御方法であって、
前記可変ダンパは、前記インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速に応じて減衰力を調整することを特徴とする可変ダンパの制御方法。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の可変ダンパの制御方法において、
前記可変ダンパは、前記インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速と、前記オンボードモータで駆動される車輪の車輪速とを比較して前記減衰力を調整することを特徴とする可変ダンパの制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の可変ダンパの制御方法において、
前記可変ダンパは、前記インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速と、前記車両の車速とを比較して前記減衰力を調整することを特徴とする可変ダンパの制御方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の可変ダンパの制御方法において、
前記車両は、前輪がオンボードモータによって駆動され、後輪が前記インホイールモータによって駆動されることを特徴とする可変ダンパの制御方法。
【請求項5】
請求項1に記載の車両の制御方法において、
前記可変ダンパは、前記車両の姿勢情報に基づいて減衰力を補正することを特徴とする可変ダンパの制御方法。
【請求項6】
請求項1に記載の可変ダンパの制御方法において、
前記可変ダンパは、前記サスペンション装置の抵抗力を一定に保つように前記減衰力を調整することを特徴とする可変ダンパの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可変ダンパの制御方法に関し、特に、インホイールモータを備えた車両の車輪に取り付けられた可変ダンパの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の悪路走行時において車両の操縦安定性を向上させるために、車両に電子サスペンションを設け、当該電子サスペンションの減衰力を調整させる制御方法が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載された車両用サスペンション制御装置は、車両の上下方向の加速度を検出する上下加速度検出手段と、該上下加速度検出手段により検出した上下加速度に基づき車両走行路が悪路か否かを判定する悪路判定機能,及び車両走行路が悪路と判定した時は車両のサスペンション機構の減衰力を硬めの状態に設定する悪路感応制御機能を有するサスペンション制御手段とを備えた車両用サスペンション制御装置において、駆動輪の車輪速度を検出する駆動輪速度検出手段と、従動輪の車輪速度を検出する従動輪速度検出手段とを備え、前記サスペンション制御手段が、前記駆動輪速度検出手段により検出した駆動輪の車輪速度と前記従動輪速度検出手段により検出した従動輪の車輪速度との差に基づき駆動輪に空転が発生しているか否かを判定する空転判定機能と,車両走行路が悪路と判定すると共に駆動輪に空転が発生していると判定した時は前記サスペンション機構の減衰力を比較的軟らかめの状態に設定する悪路空転感応制御機能とを具備している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-336109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、車両をモータなどの電動機で駆動する電気自動車(EV:Electric Vehicle)については、従来の内燃機関を搭載した車両と同様に車体にモータを搭載し、電動機の回転力を各車輪に伝えて駆動力を得る所謂オンボードモータ形式の他、車輪のホイールにモータを収納して車輪を駆動させる所謂インホイールモータ形式が知られている。
【0006】
このようなインホールモータ形式の電気自動車は、電動機の駆動力の多くが車輪へ直接伝達されるために、従来型のギヤや駆動軸などによるエネルギ損失が少なくなることに加え、車体にこれらのギヤや駆動軸などを配置する必要がなくなることにより、車体重量の低減や、車室容積の確保を容易に行うことができるという種々の利点を有している。
【0007】
しかし、インホイールモータ形式の電気自動車は、車輪内にモータを収納していることで、車輪の重量が増加し、所謂バネ下荷重の増加による乗り心地と操縦性の低下を招くことが知られている。また、例えば、前輪をオンボードモータ形式で駆動し、後輪をインホイールモータ形式で駆動する場合など、前後輪のバネ下荷重が異なる場合、矩形状の石を敷き詰めた敷石路であるベルジアン路のような悪路を走行する場合、後輪の振動が大きくなり、タイヤ接地性が悪化する。また、このような車両の場合、後輪の重量が増加するため、悪路走行時のバネ下振動も増加するため、バネ上振動も悪化してしまうため、これらの悪路走行時の振動を抑制してタイヤ接地性や振動抵抗を向上させることが求められていた。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであって、前輪又は後輪の何れか一方の車輪がインホイールモータで駆動され、前輪又は後輪の何れか他方がオンボードモータで駆動される車両に設けた可変ダンパを制御することで、タイヤ接地性や振動抵抗を向上させて、悪路走行での路面追従性の高い車両の走行を実現する可変ダンパの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明に係る可変ダンパの制御方法は、前輪又は後輪の何れか一方の車輪が当該車輪に収納されたインホイールモータによって駆動され、何れか他方が車体に備えたオンボードモータで駆動され、少なくとも前記インホイールモータによって駆動される車輪が減衰力を調整可能な可変ダンパを有するサスペンション装置に取り付けられる車両の可変ダンパの制御方法であって、前記可変ダンパは、前記インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速に応じて減衰力を調整する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る可変ダンパの制御方法によれば、インホイールモータによって駆動される車輪の車輪速から当該車輪が路面に対して押し付けられた状態なのか、浮いた状態なのかを判定し、当該状態に応じて可変ダンパの減衰力を調整するので、悪路走行時におけるタイヤ接地性が向上すると共に、振動を低減することができるので、悪路走行での路面追従性の高い走行を行う事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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