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公開番号
2024057306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-24
出願番号
2022163950
出願日
2022-10-12
発明の名称
カート装置
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
B62B
5/00 20060101AFI20240417BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】本発明に係るカート装置によれば、物品を載置可能な載置面を広げつつ、安定性を向上させるカート装置を提供することができる。
【解決手段】本発明に係るカート装置1は、床面上を走行可能なベース部20と、ベース部20から上方に延びる支持体21と、支持体21に接続された載置部保持部と、物品を載置可能な第一載置面41aを備える第一物品載置部41と、平面視して第一物品載置部41と異なる位置に配置され、第一載置面41aに隣接して物品を載置可能な第二載置面42aを備える第二物品載置部42と、第一物品載置部41と第二物品載置部42とを接続する接続部材61と、を備え、第一物品載置部41と第二物品載置部42の少なくとも一方は、載置部保持部に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床面上を走行可能なベース部と、
前記ベース部から上方に延びる支持体と、
前記支持体に接続された載置部保持部と、
物品を載置可能な第一載置面を備える第一物品載置部と、
平面視して前記第一物品載置部と異なる位置に配置され、前記第一載置面に隣接して物品を載置可能な第二載置面を備える第二物品載置部と、
前記第一物品載置部と前記第二物品載置部とを接続する接続部材と、
を備え、
前記第一物品載置部と前記第二物品載置部の少なくとも一方は、前記載置部保持部に固定される
カート装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記支持体は、前記第一載置面及び前記第二載置面によって形成される合成載置面に周囲を囲まれる
請求項1に記載のカート装置。
【請求項3】
前記載置部保持部は、第一載置部保持部と、第二載置部保持部と、を有し、
前記第一物品載置部は、前記第一載置部保持部に固定され、
前記第二物品載置部は、前記第二載置部保持部に固定されている
請求項1または請求項2に記載のカート装置。
【請求項4】
前記第一載置面及び前記第二載置面は、合成載置面を形成し、
前記合成載置面には、外周縁の少なくとも一部において上方に向かって突出した落ち止め部が取り付けられる
請求項1または請求項2に記載のカート装置。
【請求項5】
前記落ち止め部は、前記接続部材に設けられる
請求項4に記載のカート装置。
【請求項6】
前記落ち止め部は、少なくとも前記第一載置面と前記第二載置面との間を覆うように、前記合成載置面の前記外周縁に取り付けられる
請求項5に記載のカート装置。
【請求項7】
前記第一物品載置部及び前記第二物品載置部は、前記支持体に対して上下方向の高さ位置を変更可能である
請求項1または請求項2に記載のカート装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カート装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、オフィスや病院等において使用される走行可能なカート装置が開示されている。これらのカート装置は、床面に載置されてカート装置を移動可能にするベース部と、物品が載置可能な板状の物品載置部(棚板)と、ベース部から上方に延びて物品載置部を支持する支持体とを備えている。
【0003】
特許文献1に記載のように、従来のカート装置が備える支持体は、ベース部の中心部付近から上側に延在する。また、物品載置部は、一端を支持体に支持されて、他端を支持体から離れる一方側に向かって載置面を広げることで形成される。物品載置部は、基本的には平面視してベース部の最小包含円の内側に収まるように形成することで、利用者は、カート装置を走行中に物品載置部を壁などにぶつけにくい。
【0004】
また、特許文献2には、支持体を挟んで物品載置部の反対側に他の物品載置部を設けることで、高さ方向において1つの高さ位置に複数の物品載置部を備えたカート装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-19601号公報
特開2013-17705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のようなカート装置は、支持体がベース部の中央付近から上方に延びるため、ベース部の最小包含円の内側において物品載置部の載置面の面積を広くするのが困難であった。支持体の配置をベース部の一端部付近に変更すると、載置面の面積を広げることができるが、この場合は、物品載置部に物品を載置した際の強度及びバランスを得るために、支持体に対する物品載置部の取り付け強度をより強くする必要があった。この場合は、カート装置自体が重くなり、また、カート装置の製造コストが上がってしまうという問題があった。
【0007】
特許文献2に記載カート装置は、物品載置部を板状の棚板に置き換えることで全体の載置面の面積を大きくすることができるが、棚板同士の高さを合わせることが難しかった。また、棚板間で段差が生じやすく、使い勝手が悪くなっていた。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、物品を載置可能な載置面を広げつつ、安定性を向上させるカート装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明における一態様のカート装置は、床面上を走行可能なベース部と、前記ベース部から上方に延びる支持体と、前記支持体に接続された載置部保持部と、物品を載置可能な第一載置面を備える第一物品載置部と、平面視して前記第一物品載置部と異なる位置に配置され、前記第一載置面に隣接して物品を載置可能な第二載置面を備える第二物品載置部と、前記第一物品載置部と前記第二物品載置部とを接続する接続部材と、を備え、前記第一物品載置部と前記第二物品載置部の少なくとも一方は、前記載置部保持部に固定される。
【0010】
このような構成によれば、第一物品載置部の備える第一載置面と、平面視して前記第一物品載置部と異なる位置に配置された第二物品載置部の備える第二載置面とが、隣接してかつ接続部材で接続されている。そのため、カート装置は、載置面を広くしつつ安定して物品を載置させることができる。また、第一物品載置部と第二物品載置部とを接続する接続部材が設けられている。そのため、第一物品載置部または第二物品載置部に重量のある物品を載置した場合であっても、第一物品載置部及び第二物品載置部に段差が生じにくい。
(【0011】以降は省略されています)
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