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公開番号2023184016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2022097901
出願日2022-06-17
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 57/02 20060101AFI20231221BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、機体の姿勢変化を抑制する。
【解決手段】機体から延出された屈伸機構と、屈伸機構の延出端部に支持された走行用の車輪5と、屈伸機構を屈伸操作可能な油圧シリンダ31,32と、油圧シリンダ31,32に作動油を給排操作するシリンダ制御弁41,42とが備えられる。シリンダ制御弁41,42から油圧シリンダ31,32への作動油の供給を許容し、シリンダ制御弁41,42が中立位置41a,42aに操作された状態での油圧シリンダ31,32からの作動油の排出を阻止するシリンダチェック弁49,50,55,56が備えられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
機体と、
前記機体の複数箇所に取り付けられ、前記機体から延出された屈伸機構と、
前記屈伸機構の延出端部に支持された走行用の車輪と、
前記屈伸機構を屈伸操作可能な油圧シリンダと、
前記油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁とが備えられ、
前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダへの作動油の供給を許容し、前記シリンダ制御弁が中立位置に操作された状態での前記油圧シリンダからの作動油の排出を阻止するシリンダチェック弁が備えられている作業車。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
前記屈伸機構により前記機体が上昇操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する上昇油路と、
前記屈伸機構により前記機体が下降操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する下降油路とが備えられ、
前記シリンダチェック弁が、前記上昇油路及び前記下降油路に設けられており、
前記シリンダ制御弁から前記上昇油路に作動油が供給されると、前記上昇油路から分岐したパイロット作動油により、前記下降油路の前記シリンダチェック弁が開操作され、
前記シリンダ制御弁から前記下降油路に作動油が供給されると、前記下降油路から分岐したパイロット作動油により、前記上昇油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記屈伸機構は、一端側が左右方向に沿った第1軸芯周りに前後揺動可能に前記機体に取り付けられ、他端側が前記機体から下方に向けて延出された第1リンクと、一端側が左右方向に沿った第2軸芯周りに上下揺動可能に前記第1リンクの下部に取り付けられ、他端側が前記第1リンクの下部から前後方向に沿って延出された第2リンクとを有しており、
前記第1リンクを前記第1軸芯周りに揺動操作する第1の前記油圧シリンダと、
前記第2リンクを前記第2軸芯周りに揺動操作する第2の前記油圧シリンダと、
第1の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第1の前記シリンダ制御弁と、
第2の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第2の前記シリンダ制御弁とが備えられ、
前記上昇油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して下降操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、
前記下降油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して上昇操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、
前記第1リンクの他端側が前記機体から離れる側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する離間油路と、
前記第1リンクの他端側が前記機体に接近する側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する接近油路とが備えられ、
前記シリンダチェック弁が、前記接近油路に設けられており、
第1の前記シリンダ制御弁から前記離間油路に作動油が供給されると、前記離間油路から分岐したパイロット作動油により、前記接近油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記シリンダチェック弁が、前記離間油路に設けられており、
第1の前記シリンダ制御弁から前記接近油路に作動油が供給されると、前記接近油路から分岐したパイロット作動油により、前記離間油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記屈伸機構により前記機体が上昇操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する上昇油路と、
前記屈伸機構により前記機体が下降操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する下降油路とが備えられ、
前記シリンダチェック弁が、前記上昇油路に設けられており、
前記シリンダ制御弁から前記下降油路に作動油が供給されると、前記下降油路から分岐したパイロット作動油により、前記上昇油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項1に記載の作業車。
【請求項6】
前記屈伸機構は、一端側が左右方向に沿った第1軸芯周りに前後揺動可能に前記機体に取り付けられ、他端側が前記機体から下方に向けて延出された第1リンクと、一端側が左右方向に沿った第2軸芯周りに上下揺動可能に前記第1リンクの下部に取り付けられ、他端側が前記第1リンクの下部から前後方向に沿って延出された第2リンクとを有しており、
前記第1リンクを前記第1軸芯周りに揺動操作する第1の前記油圧シリンダと、
前記第2リンクを前記第2軸芯周りに揺動操作する第2の前記油圧シリンダと、
第1の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第1の前記シリンダ制御弁と、
第2の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第2の前記シリンダ制御弁とが備えられ、
前記上昇油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して下降操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、
前記下降油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して上昇操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、
前記第1リンクの他端側が前記機体から離れる側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する離間油路と、
前記第1リンクの他端側が前記機体に接近する側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する接近油路とが備えられ、
前記シリンダチェック弁が、前記接近油路に設けられており、
第1の前記シリンダ制御弁から前記離間油路に作動油が供給されると、前記離間油路から分岐したパイロット作動油により、前記接近油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項5に記載の作業車。
【請求項7】
前記シリンダチェック弁が、前記離間油路に設けられており、
第1の前記シリンダ制御弁から前記接近油路に作動油が供給されると、前記接近油路から分岐したパイロット作動油により、前記離間油路の前記シリンダチェック弁が開操作される請求項6に記載の作業車。
【請求項8】
前記車輪を回転駆動可能な油圧モータと、
前記油圧モータに作動油を給排操作するモータ制御弁とが備えられ、
前記モータ制御弁から前記油圧モータへの作動油の供給を許容し、前記モータ制御弁が中立位置に操作された状態での前記油圧モータからの作動油の排出を阻止するモータチェック弁が備えられている請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の作業車。
【請求項9】
前記油圧モータを正転作動させる作動油を、前記モータ制御弁から前記油圧モータに供給する正転油路と、
前記油圧モータを逆転作動させる作動油を、前記モータ制御弁から前記油圧モータに供給する逆転油路とが備えられ、
前記モータチェック弁が、前記正転油路及び前記逆転油路に設けられており、
前記モータ制御弁から前記正転油路に作動油が供給されると、前記正転油路から分岐したパイロット作動油により、前記逆転油路の前記モータチェック弁が開操作され、
前記モータ制御弁から前記逆転油路に作動油が供給されると、前記逆転油路から分岐したパイロット作動油により、前記正転油路の前記モータチェック弁が開操作される請求項8に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凹凸の多い作業地や傾斜した作業地の走行に適した作業車に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
前述のような作業車の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、屈伸機構が、機体の複数箇所に取り付けられて機体から延出され、走行用の車輪が、屈伸機構の延出端部に支持されている。屈伸機構を屈伸操作する油圧シリンダ、及び油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁が設けられている。
油圧シリンダにより屈伸機構を屈伸操作することによって、作業地の凹凸や傾斜の影響を受けることなく、機体を水平に維持しながら走行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-1443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の作業車において、例えば油圧シリンダの停止状態が長時間に亘って維持されると、機体の重量が油圧シリンダに掛かることによって、油圧シリンダから作動油がリークして機体の姿勢が変化する可能性がある。
【0005】
本発明は、複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、機体の姿勢変化を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業車は、機体と、前記機体の複数箇所に取り付けられ、前記機体から延出された屈伸機構と、前記屈伸機構の延出端部に支持された走行用の車輪と、前記屈伸機構を屈伸操作可能な油圧シリンダと、前記油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁とが備えられ、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダへの作動油の供給を許容し、前記シリンダ制御弁が中立位置に操作された状態での前記油圧シリンダからの作動油の排出を阻止するシリンダチェック弁が備えられている。
【0007】
本発明によると、複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、屈伸機構を屈伸操作する油圧シリンダに対して、シリンダチェック弁が設けられている。
これにより、油圧シリンダから作動油がリークしようとしても、油圧シリンダからの作動油のリークがシリンダチェック弁により阻止されるので、作動油のリークにより油圧シリンダが作動することはなく、機体の姿勢変化が抑えられる。
【0008】
本発明において、前記屈伸機構により前記機体が上昇操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する上昇油路と、前記屈伸機構により前記機体が下降操作されるように前記油圧シリンダを作動させる作動油を、前記シリンダ制御弁から前記油圧シリンダに供給する下降油路とが備えられ、前記シリンダチェック弁が、前記上昇油路及び前記下降油路に設けられており、前記シリンダ制御弁から前記上昇油路に作動油が供給されると、前記上昇油路から分岐したパイロット作動油により、前記下降油路の前記シリンダチェック弁が開操作され、前記シリンダ制御弁から前記下降油路に作動油が供給されると、前記下降油路から分岐したパイロット作動油により、前記上昇油路の前記シリンダチェック弁が開操作されると好適である。
【0009】
本発明によると、上昇油路及び下降油路にシリンダチェック弁が設けられているので、油圧シリンダから作動油が上昇油路及び下降油路を通ってリークしようとしても、油圧シリンダからの作動油のリークが、上昇油路及び下降油路のシリンダチェック弁により阻止される。
これにより、作動油のリークにより油圧シリンダが機体の上昇側及び下降側に作動することはなく、機体の姿勢変化が抑えられる。
【0010】
本発明において、前記屈伸機構は、一端側が左右方向に沿った第1軸芯周りに前後揺動可能に前記機体に取り付けられ、他端側が前記機体から下方に向けて延出された第1リンクと、一端側が左右方向に沿った第2軸芯周りに上下揺動可能に前記第1リンクの下部に取り付けられ、他端側が前記第1リンクの下部から前後方向に沿って延出された第2リンクとを有しており、前記第1リンクを前記第1軸芯周りに揺動操作する第1の前記油圧シリンダと、前記第2リンクを前記第2軸芯周りに揺動操作する第2の前記油圧シリンダと、第1の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第1の前記シリンダ制御弁と、第2の前記油圧シリンダに作動油を給排操作する第2の前記シリンダ制御弁とが備えられ、前記上昇油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して下降操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、前記下降油路は、前記第2リンクの他端側が前記第1リンクに対して上昇操作されるように第2の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第2の前記シリンダ制御弁から第2の前記油圧シリンダに供給する油路であり、前記第1リンクの他端側が前記機体から離れる側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する離間油路と、前記第1リンクの他端側が前記機体に接近する側に操作されるように第1の前記油圧シリンダを作動させる作動油を、第1の前記シリンダ制御弁から第1の前記油圧シリンダに供給する接近油路とが備えられ、前記シリンダチェック弁が、前記接近油路に設けられており、第1の前記シリンダ制御弁から前記離間油路に作動油が供給されると、前記離間油路から分岐したパイロット作動油により、前記接近油路の前記シリンダチェック弁が開操作されると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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