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公開番号2024071108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181870
出願日2022-11-14
発明の名称作業機
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 13/04 20060101AFI20240517BHJP(車両一般)
要約【課題】外気温度の違いにかかわらず、エンジンの始動が良好に行える状態を維持することが要望されていた。
【解決手段】ボンネット11内に原動部7が備えられ、原動部7に、エンジン6と、エンジン6に燃焼用空気を供給するエアークリーナ14と、エンジン6を冷却するラジエータ12と、ラジエータ12に冷却風を通風する冷却ファン13と、が備えられ、ラジエータ12がボンネット11の吸気箇所に臨む状態で備えられ、エアークリーナ14は、ラジエータ12よりも原動部7の内方側に位置するとともに、吸気口21がボンネット11の吸気箇所16に臨む状態で開口しており、外気をそのまま吸気口21に導入する外気導入状態と、周囲の温度よりも高い高温領域の空気を吸気口に導入する昇温気導入状態と、に切り換え可能な吸気状態切り換え手段KSが備えられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ボンネット内に原動部が備えられ、
前記原動部に、エンジンと、前記エンジンに燃焼用空気を供給するエアークリーナと、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータに冷却風を通風する冷却ファンと、が備えられ、
前記ラジエータが前記ボンネットの吸気箇所に臨む状態で備えられ、
前記エアークリーナは、前記ラジエータよりも前記原動部の内方側に位置するとともに、吸気口が前記ボンネットの前記吸気箇所に臨む状態で開口しており、
外気をそのまま前記吸気口に導入する外気導入状態と、周囲の温度よりも高い高温領域の空気を前記吸気口に導入する昇温気導入状態と、に切り換え可能な吸気状態切り換え手段が備えられている作業機。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記吸気状態切り換え手段が、前記吸気口の吸気方向上手側箇所を開放する開放状態と、前記吸気口の吸気方向上手側箇所を覆うとともに、前記高温領域として前記ラジエータの周囲の空気を前記吸気口に案内する案内通路を形成する通路形成状態とに切り換え可能なカバー部材を備えている請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記カバー部材を前記開放状態及び前記通路形成状態の夫々において位置固定可能な手動操作式の締結手段が備えられている請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記カバー部材を前記開放状態及び前記通路形成状態の夫々に切り換え操作可能な操作機構が備えられている請求項2に記載の作業機。
【請求項5】
前記カバー部材が、
前記吸気方向と交差する方向に沿ってスライド移動可能に支持され、スライド操作することにより、前記開放状態と前記通路形成状態とに切り換え可能である請求項2から4のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項6】
前記吸気状態切り換え手段が、前記高温領域として、前記エンジンの周囲の空気を前記吸気口に導入する請求項1に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原動部にエンジンやエアークリーナ等が備えられている作業機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
上記作業機の一例としての乗用型芝刈り機において、従来では、次のように構成されたものがあった。機体後部に原動部が備えられ、原動部の前部にラジエータが備えられ、ボンネットの前部に形成された吸気部から外気を吸引する構成となっており、エアークリーナが、ラジエータよりも後方側、すなわち、原動部の内方側に位置するとともに、エアークリーナの吸気口がボンネットの吸気箇所に臨むように開口する状態となっていた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016―124428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成においては、外気温度が高めの場合には特に問題は生じないが、例えば、寒冷地にて使用されている際に外気温度が低温になると、エアークリーナの吸気部から直接、低温の外気が吸気されて、その外気がエンジンに燃焼用空気として供給される。その結果、エンジンの始動が良好に行われないおそれがあり、使い勝手がよくないという問題があった。
【0005】
そこで、外気温度の違いにかかわらず、エンジンの始動が良好に行える状態を維持することが要望されていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る作業機の特徴構成は、ボンネット内に原動部が備えられ、前記原動部に、エンジンと、前記エンジンに燃焼用空気を供給するエアークリーナと、前記エンジンを冷却するラジエータと、前記ラジエータに冷却風を通風する冷却ファンと、が備えられ、前記ラジエータが前記ボンネットの吸気箇所に臨む状態で備えられ、前記エアークリーナは、前記ラジエータよりも前記原動部の内方側に位置するとともに、吸気口が前記ボンネットの前記吸気箇所に臨む状態で開口しており、外気をそのまま前記吸気口に導入する外気導入状態と、外気の温度よりも高い高温領域の空気を前記吸気口に導入する昇温気導入状態と、に切り換え可能な吸気状態切り換え手段が備えられている点にある。
【0007】
本発明によれば、外気温度が高い場合には、吸気状態切り換え手段を外気導入状態に切り換える。そうすると、エアークリーナの吸気口はボンネットの吸気箇所に臨む状態で開口するので、外気をそのままエアークリーナにて吸気することができる。このときは、高い温度の空気がエンジンに供給されるので、エンジンの始動は良好に行うことができる。尚、外気温度が高い場合に、吸気状態切り換え手段が昇温気導入状態にあると、吸気される空気の温度がさらに上昇して空気密度が低下し、エンジンの出力が低下するおそれがある。
【0008】
そして、外気温度が低温である場合には、吸気状態切り換え手段を昇温気導入状態に切り換える。この状態では、エアークリーナがボンネットの吸気箇所から外気を直接吸気するのではなく、高温領域の空気が吸気口に案内される。尚、外気温度が低温である場合に、低温の外気をそのままエアークリーナが吸気してエンジンに供給すると、エンジンの始動が良好に行えないおそれがある。そこで、外気温度が低温である場合には、温められた空気を吸気することにより、エンジンに対して温められた空気を供給することができ、エンジンの始動を良好に行うことができる。
【0009】
従って、外気温度の違いにかかわらず、エンジンの始動が良好に行える状態を維持することが可能となった。
【0010】
本発明においては、前記吸気状態切り換え手段が、前記吸気口の吸気方向上手側箇所を開放する開放状態と、前記吸気口の吸気方向上手側箇所を覆うとともに、前記高温領域として前記ラジエータの周囲の空気を前記吸気口に案内する案内通路を形成する通路形成状態とに切り換え可能なカバー部材を備えていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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