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公開番号2024064660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173418
出願日2022-10-28
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60Q 1/24 20060101AFI20240507BHJP(車両一般)
要約【課題】前照灯そのものの配設箇所や照射範囲を工夫して、前輪の直前位置の地面や作物等を照らすことが可能な作業車を提供する。
【解決手段】前走行装置10F及び後走行装置10Rによって支持された機体と、機体の前部に設けられた原動部2と、機体における原動部2の後方箇所に設けられた運転部3と、が備えられ、前走行装置10Fが、運転部3よりも前側、かつ、原動部2の横側部から左右方向に間隔を隔てた横外側箇所に設けられ、前走行装置10Fの接地箇所PGが原動部2の前端よりも後側にあり、原動部2に、機体前方を照らす前照灯5が備えられ、前照灯5による配光領域Zに、接地箇所PGの前端よりも後側領域が含まれている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
前走行装置と、
後走行装置と、
前記前走行装置及び前記後走行装置によって支持された機体と、
前記機体の前部に設けられた原動部と、
前記機体における前記原動部の後方箇所に設けられた運転部と、が備えられ、
前記前走行装置が、前記運転部よりも前側、かつ、前記原動部の横側部から左右方向に間隔を隔てた横外側箇所に設けられ、
前記前走行装置の接地箇所が前記原動部の前端よりも後側にあり、
前記原動部に、機体前方を照らす前照灯が備えられ、
前記前照灯による配光領域に、前記接地箇所の前端よりも後側領域が含まれている作業車。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記原動部に、駆動源と、前記駆動源を収容するボンネットと、が備えられ、
前記前照灯は、前記ボンネットの前端縁と、前記ボンネットの横側壁部と、の交点を含む箇所に設けられている請求項1記載の作業車。
【請求項3】
前記前照灯は、光源となるLEDと、そのLEDからの照射光を拡散反射させるリフレクタと、の組み合わせからなる光源ユニットを用いたものである請求項1記載の作業車。
【請求項4】
前記LEDは、前記光源ユニットの上部に設けられ、前記光源ユニットの下部に設けられた前記リフレクタに向けて下方向に光を照射する請求項3記載の作業車。
【請求項5】
前記前照灯は、前後方向で前記前走行装置の前部と重複する箇所に設けられている請求項1記載の作業車。
【請求項6】
前記前走行装置は、操舵輪である請求項1記載の作業車。
【請求項7】
前記接地箇所は、前記前照灯からの照射光が直射される前記配光領域からは外れている請求項1~6のいずれか一項記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機体前部の原動部に機体前方を照らす前照灯が設けられた作業車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
この種の作業車では、夜間での作業中や路上での走行に際して、機体の進行方向の前方を照射するための前照灯を備えている。しかしながら、前照灯のみでは、機体全体の進行方向の前方を照射することはできても、実際に前輪が通過する予定箇所であるところの、前輪の直前位置の地面や作物等を照らすことが困難であった。そこで前照灯とは別に作業灯を装備して、前輪の直前箇所を照射するようにしていた(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-175443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のものでは、前輪の直前位置の地面や作物等を照らすための作業灯を別途設置して、前輪の通過予定箇所を照射できるようにしていたが、これでは、部品点数の増加を避けられず、製造コストの増大を抑制し難い点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、前照灯そのものの配設箇所や照射範囲を工夫して、前輪の直前位置の地面や作物等を照らすことが可能な作業車を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る作業車は、
前走行装置と、
後走行装置と、
前記前走行装置及び前記後走行装置によって支持された機体と、
前記機体の前部に設けられた原動部と、
前記機体における前記原動部の後方箇所に設けられた運転部と、が備えられ、
前記前走行装置が、前記運転部よりも前側、かつ、前記原動部の横側部から左右方向に間隔を隔てた横外側箇所に設けられ、
前記前走行装置の接地箇所が前記原動部の前端よりも後側にあり、
前記原動部に、機体前方を照らす前照灯が備えられ、
前記前照灯による配光領域に、前記接地箇所の前端よりも後側領域が含まれている、という特徴を有している。
【0007】
本発明によれば、機体前方を照らす前照灯による配光領域が、前走行装置における接地箇所の前端よりも後側領域を含むように設定されている。その結果、前走行装置の直前位置の地面や作物等を、前照灯の照射光で視認し易くしながら走行させることが容易となる。
これにより、前照灯とは別に作業灯を設けるなどの、部品点数の増加や製造コスト増を避けながら、前走行装置の進行方向や作物の位置等を確実に把握することができる、という利点がある。
【0008】
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記原動部に、駆動源と、前記駆動源を収容するボンネットと、が備えられ、前記前照灯は、前記ボンネットの前端縁と、前記ボンネットの横側壁部と、の交点を含む箇所に設けられている。
【0009】
この手段によると、前照灯からの照射光を機体前方と横側方とに向けて拡散させながら照射し易くなる。
【0010】
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記前照灯は、光源となるLEDと、そのLEDからの照射光を拡散反射させるリフレクタと、の組み合わせからなる光源ユニットを用いたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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