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公開番号2025168858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073673
出願日2024-04-30
発明の名称樹脂製品製造方法及び樹脂製品
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B29C 48/32 20190101AFI20251105BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】植物由来ポリエチレンの配合率が50質量%以上であるにも関わらず押出時のメルトフラクチャーの発生を抑制できる樹脂製品製造方法及び樹脂製品を提供する。
【解決手段】溶融状態の樹脂材料を押出する押出工程を経て樹脂製品を製造し、前記樹脂材料は、前記樹脂材料の100質量%に対して、植物由来ポリエチレンを50質量%以上、高溶融張力ポリプロピレンを3質量%以上含有する、樹脂製品製造方法。押出ブロー成形又は押出成形によって形成される樹脂製品であって、前記樹脂製品を形成する樹脂材料の100質量%に対して、植物由来ポリエチレンを50質量%以上、高溶融張力ポリプロピレンを3質量%以上含有する樹脂製品。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
溶融状態の樹脂材料を押出する押出工程を経て樹脂製品を製造し、
前記樹脂材料は、前記樹脂材料の１００質量％に対して、植物由来ポリエチレンを５０質量％以上、高溶融張力ポリプロピレンを３質量％以上含有する、樹脂製品製造方法。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
前記樹脂製品の表面粗さＲｚは３０μｍ以下である、請求項１に記載の樹脂製品製造方法。
【請求項３】
前記樹脂製品は蛍光増白剤を含有しない、請求項１に記載の樹脂製品製造方法。
【請求項４】
前記樹脂製品はブロー成形容器又はチューブ容器である、請求項１に記載の樹脂製品製造方法。
【請求項５】
押出ブロー成形又は押出成形によって形成される樹脂製品であって、
前記樹脂製品を形成する樹脂材料の１００質量％に対して、植物由来ポリエチレンを５０質量％以上、高溶融張力ポリプロピレンを３質量％以上含有する樹脂製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は樹脂製品製造方法及び樹脂製品に関する。
続きを表示（約 820 文字）【背景技術】
【０００２】
省石油資源等のために植物由来ポリエチレンを含有する樹脂製品が知られている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－７３３２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のような樹脂製品を、押出ブロー成形又は押出成形等により、溶融状態の樹脂材料を押出する押出工程を経て製造する場合、植物由来ポリエチレンの配合率が５０質量％以上になると押出時にメルトフラクチャー（表面が荒れて凹凸が発生する現象）が発生してしまう場合がある。
【０００５】
そこで本発明の目的は、植物由来ポリエチレンの配合率が５０質量％以上であるにも関わらず押出時のメルトフラクチャーの発生を抑制できる樹脂製品製造方法及び樹脂製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【０００７】
［１］
溶融状態の樹脂材料を押出する押出工程を経て樹脂製品を製造し、
前記樹脂材料は、前記樹脂材料の１００質量％に対して、植物由来ポリエチレンを５０質量％以上、高溶融張力ポリプロピレンを３質量％以上含有する、樹脂製品製造方法。
【０００８】
［２］
前記樹脂製品の表面粗さＲｚは３０μｍ以下である、［１］に記載の樹脂製品製造方法。
【０００９】
［３］
前記樹脂製品は蛍光増白剤を含有しない、［１］又は［２］に記載の樹脂製品製造方法。
【００１０】
［４］
前記樹脂製品はブロー成形容器又はチューブ容器である、［１］～［３］の何れか１項に記載の樹脂製品製造方法。
（【００１１】以降は省略されています）

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